環境に配慮した誕生した「サステナブルスニーカー」

未来の地球環境を見据えた、「サステナブル」という言葉を耳にする機会が増えてきましたよね。資源やエネルギーの消費を抑え、環境を維持していく「サステナブルな社会」を目指そうという考え方が、企業や個人単位で広がっています。

スペインを拠点とする新興企業「NoTime」が発表したのが、今回紹介する廃材を利用した「サステナブルスニーカー」です。100％太陽エネルギーによる工場での製作としていたり、簡素化した包装パッケージを利用していたりと、素材以外にもさまざまな視点でエコロジカルな取り組みがなされているのも特徴です。

それでは、「サステナブルスニーカー」とは実際どのような素材が利用されているのかチェックしてみましょう。

アウトソール素材１：テニスボール

毎年、世界で3億個以上が廃棄されているというテニスボールが、「サステナブルスニーカー」のアウトソール素材として利用されています。環境汚染につながるメタンガスを発生させるといわれているテニスボール。クッション性があるので履き心地がよさそうですよね。ところどころ見えるテニスボールの黄色い破片も、カジュアルなデザインに一役買っていますよね。

アウトソール素材２：コーヒー豆

抽出後に残る使用済みのコーヒー豆は、温室効果の高いメタンガスを生成するといわれています。生産から消費の過程で排出されるコーヒー廃棄物は、年間2,300万トンにのぼるというデータも。「サステナブルスニーカー」は、この使用済みのコーヒー豆をリサイクルし、アウトソール素材として利用。黒とブラウンのカラーによって、シックで大人な雰囲気を演出してくれています。

靴底素材：タイヤ

年間10億本が世界中で無駄になっているといわれるダイヤのゴムを、アウトソールの地面に接触する部分に利用。柔軟性と耐久性に優れたタイヤは、ソール素材として最適なのだそう。

長く愛用したくなる！クセになる履き心地

すでに購入した人からは、「オーガニックコットンの部分が柔らかく、履き心地がとてもいい」というコメントや、「軽くて歩きやすく、長時間の移動でもまったく疲れませんでした」、「横幅がすこし広く感じました」など、さまざまな感想が寄せられています。

エコな素材というだけでなく、ファッション性や履き心地も重視されたデザインで、長く愛用できるというのもサステナブルなライフスタイルに繋がりますよね。

2021年9月29日（水）まで支援募集！

今回紹介した 「サステナブルスニーカー」は、クラウドファンディングサイト「CAMPFIRE（キャンプファイヤー）」にて2021年9月29日（水）まで応援が募集されています。環境問題を意識しつつ、おしゃれで長く愛用できそうなスニーカーに興味をもった人は、応援購入を検討してみてはいかがでしょうか。

■ サステナブルスニーカー
・目標金額：500,000円
・支援金額：税込11,800～12,800円
・リターン：サステナブルスニーカー（テニスボールかコーヒー豆）1足
>>>詳細はこちらから

クラウドファンディングとは？

「新しいモノやコトを創出したい。でも資金調達が難しい・・・」そんな想いを持った人達のプロジェクトを、インターネットを介して後押しできるサービスです。

「群衆（クラウド）」と「資金調達（ファンディング）」の組み合わせから「クラウドファンディング」という言葉が生み出されました。起案者がサイト上でプロジェクトを展開し、それに魅力を感じた人（支援者）がモノやコトを購入することで同プロジェクトに支援できる仕組みです。

これまでは、「金融機関からの融資」や「投資家などからの出資」に頼ることが一般的でしたが、手軽でスピーディに資金を調達するための手段として、クラウドファンディングの活用が盛況になってきたのです。拡散性の高さやテストマーケティングにも有用であることも魅力の一つではないでしょうか。

これまで埋もれてきたような起案者が描く未来をみんなで支援する。支援しながら新しいモノやコトを一足先に体験する。そんなニューノーマルな体験がインターネットを使って誰でもできる世の中になったというわけですよね。

取材協力：CAMPFIRE

	minacono ミナコノ／ライター
	日本とカナダで観光業界に勤務。旅行会社、現地ツアーオペレーター、航空会社、観光局、いろんな分野で旅と関わってきました。現在はフランス在住。美味しい食べ物とお酒がうまく出会った時すぐ感動する。 著者のプロフィールを詳しく見る

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