私にもできるエコなこと。
地球や人にやさしい製品を購入することもひとつの方法です。

ステテコ文化復旧と新たな創造を目指した「ステテコドットコム」

売り上げ1枚ごとに1本植林されるという「teco-T（テコティー）」を製作・販売しているステテコドットコム（steteco.com）は、2008年「ステテコ文化の復旧と新たなる創造」を目指し、スタートしたプロジェクト。

プロジェクトを運営する株式会社アズは、1938年の創業以来80年以上、日本国内に自社工場をもって肌着やリラックスウェアを中心としたものづくりを続けているメーカーで、ステテコの生産と普及への取り組みを行っています。

「ステテコ」は、高温多湿である日本の夏を快適に過ごすための知恵として生まれた、ユニークで機能的なアイテム。

そんなステテコに使われる伝統素材・滋賀県高島産の綿ちぢみ生地（高島ちぢみ）を使った、環境貢献型Ｔシャツ「teco-T（テコティー）」が誕生したようですよ。

teco-Tの特徴

「teco-T」は、オーガニックコットンの世界認証であるGOTS（GLOBAL ORGANIC TEXTILE STANDARD）の認証を受けているインド産のオーガニックコットン原糸を使用したエコな素材を使っています。

また、ステテコ素材としても広く使われている、滋賀県高島産の綿ちぢみ生地（高島ちぢみ）を使用。エアコンが無い時代に、蒸し暑い日本の夏を快適に過ごすための先人の知恵で生まれた素材ということもあり、清涼感のあるドライタッチ・優れた通気性や吸水速乾性があります。エアコン使用の頻度や温度も抑えられるかもしれませんね！

1枚でバリ島に1本植林

Tシャツ「teco-T」が1枚販売されるごとに木が1本植えられます。植林は「地球の肺」とも言われる熱帯雨林の保全を目的にインドネシア・バリ島の自然災害で森林が消失したエリアで、植林で長年の実績をもつNPOアジア植林友好協会を通じて行います。

teco-Tを購入すると、Tシャツとともに植林証明書が送られるそうですよ。

第1弾はRyu Itadani氏デザイン

teco-Tの第1弾はベルリンを拠点に活躍する画家Ryu Itadaniさんによるアートワーク。

Tシャツの図柄のデザインは主旨に賛同した国内外のアーティスト・デザイナーより提供されたものだといい、今回はRyu Itadaniさんデザインによる「ラクダ」「ヤク」「植物」の3種が期間限定で販売中です。サイズはS～Lで、価格は5,500円（税込）です。

サステナブルに取り組む

teco-Tは、期間限定で受注を締め切り、受注を受けた分だけプリントして生産する為、衣料品の余剰在庫の問題が発生しません。

また、このTシャツの縫製は、2020年10月に新設した大分県国東市の自社工場で生産しているそうで、工場の屋上に太陽光パネル462枚が設置され、自家発電で工場の総電力使用量の大部分をまかなう、環境に配慮された工場なのです。

安く仕入れた材料で、大量生産を行うことよりも、徹底して地球に配慮している方法は、人・・・お金・・・きっとさまざまなコストがかかるはず。

それでも、今、できることをやろうとする人やブランド、メーカーを応援することこそが、私たちにできる小さな貢献であり、ミッションなのかもしれません。

この夏は、teco-Tで過ごして、地球に木を1本増やしましょう！

＞＞＞teco-T公式オンラインショップ「steteco.com」

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	林美由紀 ハヤシミユキ／ライター
	FMラジオ放送局、IT系での仕事人生活を経て、フリーランスライター。好きなものは、クラゲ、ジュゴン、宇宙、クモの巣、絵本、漫画、子どもなど。グッとくる雑貨、ハンドメイド作品、文具、生き物、可愛いものとヘンテコなものを日々探しています。いつか絵本作りに携わりたいです。 著者のプロフィールを詳しく見る

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