出会いは突然に・・・小型炭火調理器具「chibi chibi」

ある日、なんとな～くネットサーフィンをしていた筆者。そこで偶然目にとまったのが、「chibi chibi」でした。

おしゃれなルックスに惹かれて、そのまま内容を熟読していくと・・・。どうやら、家やアウトドアで使える炭台のよう。家で熱燗を飲みながら、焼き鳥が焼けるなんて想像しただけでワクワク！　気が付いた時には決済ボタンをポチッとしかけていたのでした。

でもちょっと待って。「ステンレス本体＋木枠台」で30,000円、収納ケース付き「ステンレス本体＋木枠台＆BOX」で40,000円と、筆者にとっては結構な高額。しかも炭を扱ったこともないので、ちょっとお悩みモードに突入です。

そこで、勇気を振り絞って購入ページから質問することに。質問入力も簡単で、他に準備するものや使い方など、初心者にも丁寧に回答してくれました。

不安も消えたころで購買意欲はMAXに！　収納ケース付きの「ステンレス本体＋木枠台＆BOX」と「火熾しキット（chibi chibi炭 1㎏付）」を鼻息も荒くポチりました。

ついにヤツがやってきた

注文から2日後、待ちに待ったヤツ（chibi chibi）が到着。今日から欠かせないバディーになる相手との対面に、はやる気持ちを抑えつつ梱包を解きます。

取り出してみると、木の枠に入ったコンロ。やっぱりおしゃれ。引き出すとコンロが出てきました。

着火剤で火をつけることも可能だそうですが、初心者の筆者は火熾しキットも同時購入しました。小さな炭「chibichibi炭」と「火熾し器」と「火ばさみ」。

石橋を叩いて渡る派なんです

実は筆者、chibi chibi到着前に100円ショップに駆け込んでいました。

何を買いに行ったかというと・・・、肉を焼くときに便利そうな小さな焼き網。これがあればいろいろ焼けて、サイズもバッチリ＆傷んだ時の買い替えも負担になりません。

また、100円ショップでは火消し壺もゲットしました。炭火は2〜3時間で自然に消えるそうですが、火消し壺があれば早くて安全。

今回は、炭の使用量も少ないので、こちらの100円ショップのオイルポットで代用とするので十分です。中の濾し器を外して使いましたよ。

これだけそろえておけば準備万端。ということで、さっそくchibi chibiを使用してみましょう～！

さっそく点火の儀式へ

まずは湯煎口から水を入れます。

次はいよいよ火熾し。包みを開けてみると、約2.5cm四方の小さくて可愛いキューブ型の炭。

お店の人にインターネットネットで質問したところ、1回に使う炭の量は200gくらいだそう。計量してみるとchibichibi炭約20個分くらい。

ということで、とりあえず初の火熾しの儀式（必ず換気扇を回し、窓を開けて行いましょう）。火熾し器に炭を入れてガスコンロの火にかけると、底の網目から炎が上がり、3分もすると炭が真っ赤に。炭からも炎が上がっています。

思ったより簡単に火が着きました。ガスコンロの横にステンレスの本体を準備しておけば、火の熾きた炭を持ってウロウロしなくてすみますよ。周りに燃えやすいものがないか注意してくださいね。

火の熾きた炭をロストル（格子状の鉄板）をセットした本体に入れたら、横の持ち手をしっかり持って、食卓に置いてある木枠台まで運び設置。説明書をちゃんと読まなかった筆者は、しばらくロストルを焼き網だと思って使っていました。木枠台に設置するときは、本体の空気穴と木枠台の空気穴が同じ側になるように置くのが鉄則です。

しっかり設置を確認したら、五徳や焼き網もセットします。水から湯気が上がり始めたら調理可能に。炭の量や環境などにもよると思いますが、筆者の場合は10分くらいで50〜60度のお湯になりました。

やっぱり焼き鳥と熱燗！

スーパーで買ってきた鶏もも肉を串に刺して塩胡椒で味をつけ、焼き網の上に。湯煎口では酒たんぽで日本酒を温めます。じっくりと焼きながらちびちび飲むお酒は最高！　窓から風も入ってきて気持ちよく飲めます。

鶏の脂が炭に落ちる音と上がる煙、この匂いが居酒屋そのもの。焼き上がった鶏は外がパリッとしていて、中はやわらかくジューシー！

お酒を飲みながら、子持ちししゃもやエイヒレといった居酒屋メニューを次々に焼いていきます。

ついでに買ってきた唐揚げも網にのせてみたら、衣もカリカリになりました。もちろん、調理済みの串焼きもおいしく温められますよ。

炭火といえば焼肉だよね

chibi chibi購入時にすぐに思い浮かんでいたのが焼き肉です。いつも使っているホットプレートは大きくて扱うのが大変でしたが、これなら小さくて場所もとらず、しかも脂が落ちておいしく焼けます。

厚めの肉でステーキも焼けました。アルミ皿にバターとニンニク、醤油を入れて網の上で一煮立ちさせればステーキソースも。

ホットワインと缶つまでおしゃれに

たまには洋風にホットワインもいいかも。牡蠣の燻製の缶詰にオリーブオイルをちょっと垂らし、ニンニクをスライスして入れて温めただけで立派なおつまみに。

缶が熱くなっているので、移すときは素手で触らないように気を付けましょう。筆者は火ばさみを使いました。

玉ねぎとバターをホイルに包んで焼いてみたら、ホイル焼きができました。

晩酌だけじゃもったいない！ランチやおやつにも

お酒以外に、ランチやおやつにも活躍してくれます。炭でパンを焼いている間に家にあったさばカレー缶を湯煎。

パンが焼けたらさばカレーをのせてオープンサンドに。マヨネーズとコショウをかけていただきます！

ベーコンやウインナーを焼きながら、湯煎口で温泉たまごを作ってみました。温泉たまごは大体15分でできあがり。お湯の温度によって違うので調整してみてくださいね。たまごの出し入れには火ばさみを使ってみました。

お箸でさしてみると黄身もトロトロ！

さらには、おもちだって焼けちゃいます。

横ではレトルトのおしるこを温めて、焼き上がったおもちをインすれば、立派な和スイーツです。

お手入れは？

あえて難点をあげるとすると、火が残っていると延々と飲み続けてしまうこと。何か焼けるものがないかと、ついつい冷蔵庫を漁ってしまいます。

火が消えるまで飲み続けたいところですが、明日の仕事を考えるとそうもいかない日もあります。そんなときはまだ燃え残っている炭を火消し壺に入れて蓋を擦ればOK。火消し壺はかなり熱くなるので、食卓に置いて使うと焦げてしまうかも。ステンレスの本体をキッチンなどに運び、作業するのがおすすめです。

お店の人に伺うと、一度火がついて消えた炭は再利用できるとのこと。余計なガスや水分が抜けて空気の通り道ができており、あっという間に着火するそうですよ！

炭を処理したら、排水口からお湯を捨てます。残った灰を処理したら中性洗剤をつけたやわらかいスポンジなどで洗い、よく乾かしてから片付けましょう。

ステンレスの本体は約1.3kgと軽量で小さいので、洗うのもホットプレートより楽かもしれません。排水口の側が低くなるよう傾けておけば、拭けない部分の水も排出できました。

火の始末ができなくなるほど酔ってしまわないよう、最後はしっかり火の始末をしてからお片付けしましょうね。

かなりの頻度で使っているので、すでに炭を買い足した筆者。増えてゆく体重と、酒量も気になるところではありますが、家飲みがずっと楽しくなりました。外出自粛が解除されたら、お花見やキャンプなどのアウトドアで使うのも楽しみです！

売り切れ中だけど再販予定です

chibi chibiは現在（2021年2月14日）人気のためソールドアウト。でもご安心を。2月末に再入荷予定だそうなので、欲しい人はこまめにチェックしてみてくださいね。

■chibi chibi（チビチビ）
仕様／価格：ステンレス本体＋木枠台／30,000円（税抜）　ステンレス本体＋木枠台＆BOX／40,000円（税抜）※どちらも別途送料がかかります
サイズ：縦14cm×横32cm×高さ12cm
重量：1.7kg
販売者：株式会社福田商店
※木枠台とBOXの樹種や木目は、間伐材のため変わる可能性があります

■火熾しキット（chibi chibi炭 1㎏付）
2,310円 税込

＞＞＞公式オンラインショッピングサイトはこちら

[All photos by Mayumi.W]

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	Mayumi.W Mayumi.W／ライター
	夫一人、子ども一人、犬一匹と一緒に暮らしています。いつでも楽しいことを模索中。ストレスは歌って発散。大体いつも歌ってます。 著者のプロフィールを詳しく見る

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