ここはスターバックスなの？宮殿なの？

今回フランス在住の筆者が紹介するのは、かの有名なパリの歌劇場·オペラ座から徒歩5分圏内にあるの「スターバックス·キャプシーヌ店」です。

外観は普通のスタバなのですが・・・。カフェスペースへ足を踏み入れると、ブルーグレーにネイビーブルー、ゴールドを基調としたエレガントな空間が広がります。

天井に描かれた天使モチーフの巨大な絵画に、店内を美しく照らすシャンデリアは、まるで宮殿に迷い込んだかのよう。

きらびやかな装飾品が施された店内は、ヴェルサイユ宮殿の鏡の回廊っぽいかも!?

19世紀の壁画やモチーフを復元

漫画家の横山隆一氏の邸宅跡に佇む開放感たっぷりの「鎌倉御成町店」や、大正時代の面影を残す日本家屋の「京都二寧坂ヤサカ茶屋店」など、日本にも内装にコンセプトを持たせた美しいスタバがありますよね。

パリのキャプシーヌ店は、17世紀の建造物跡地に建てられた店舗です。17世紀には広々とした中庭、その後はテキスタイルを販売する百貨店だったそうで、現在の店舗は、かつての中庭や百貨店の華やかな内装を再現。

中庭だった場所は、ガラス張りの天井から日光が差し込むモダンな注文カウンターに。そして19世紀に描かれたとされる天井の壁画やモチーフは忠実に復元、優雅なカフェスペースへと生まれ変わりました。

フランスっぽいメニューを楽しんで！

さて、美しきスタバのうんちくはこれぐらいにしておいて、続いては気になるメニューです！

以前から感じているのですが、フランスのスタバはめちゃくちゃ高い！　ラテのトールサイズが4.25ユーロ（560円）と、日本のスタバのベンテサイズ（ラテ／506円）よりも高いんです。

こちらでは、カフェの本格的なエスプレッソやコーヒーが200円程度です。現地在住者の金銭感覚、お分かりいただけるでしょうか・・・。それとも、筆者がケチなだけでしょうか・・・!?

セットメニューがおすすめ

さて、割高感のあるフランスのスタバ攻略法は、セットメニューを頼むこと！　サンドイッチやパスタなどの軽食·好きなドリンク·好きなデザート付きで9.95ユーロ（約1,300円）です。

クロワッサンバーガー「クロワッサン·バン」

クロワッサン生地に卵やチーズがサンドされた「クロワッサン·バン」は、海外の一部の地域の限定アイテム。

季節の限定ドリンクも選べる！

今回訪れたのはハロウィンシーズン真っ只中の10月下旬。ということで、ハロウィン期間限定のチェリー味の冷たいドリンク「チェリー＆スクリーム」をチョイス。フルーチェのようなスムージーのような、ふるふる食感でした。

アートな店内を心ゆくまで満喫するなら

コロナ以前の賑わいを取り戻しつつあるパリ。筆者が訪れたのは平日の午後でしたが、秋休みと重なったこともあり、観光客や学生たちで大混雑！　華やかな雰囲気を心ゆくまで満喫するなら、早朝の静かな時間帯がいいのかなと思います。

歴史を今に伝える、ちょっとした観光スポットのスターバックス·キャプシーヌ店。一見の価値ありですよ！

[stories.starbucks.com]　
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	sweetsholic ライター／パティシエ／ときどき通訳
	海外を放浪しながら気ままな人生を謳歌しているフリーライター、パティシエ。現在の居住地は南フランス。海外のライフスタイルや、各国で学んだお料理などをみなさまと共有できればと思っています。 世界の文化とスイーツ、地中海料理、マレーシアが大好き。 著者のプロフィールを詳しく見る

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