二日酔いに関わる遺伝子型とは？

ユーグレナは今回、個人向けの遺伝子解析サービスの利用者2万人以上のゲノムデータを用いて、「二日酔い（SNP：rs671）」という項目を解析。この解析項目は、アルコールの分解に関わるALDH2（アルデヒドデヒドロゲナーゼ）という遺伝子に存在し、少量の酒でも二日酔いになりやすいかどうかに関わってくるもの。下記の3タイプがあるとのことです。

• お酒を飲んでも二日酔いになりにくいタイプ（遺伝子型：GG）
• お酒を飲むと二日酔いになりやすいタイプ（遺伝子型：AG）
• そもそもお酒が飲めないタイプ（遺伝子型：AA）

調査では3タイプの遺伝子の型のなかで、相対的にお酒に強いと想定される遺伝子型（遺伝子型：GG）に該当する人の割合を推定。都道府県別に算出し、数値化されているそうです！

【調査概要】
方法：ゲノムデータの解析を元に調査
対象：「ジーンクエストALL」、「ユーグレナ・マイヘルス　遺伝子解析サービス」の利用者
対象者数：ゲノムデータ・21,371人
時期：2020年5月
調査項目：ゲノムデータ：「二日酔い（SNP：rs671）」の項目について「お酒を飲んでも二日酔いになりにくいタイプ（遺伝子型：GG）」の推定割合を都道府県ごとに算出

1位青森県・2位沖縄県・3位岩手県

調査の結果、「お酒が強い遺伝子タイプの人の割合」が相対的に高い都道府県は、1位青森県・2位沖縄県・3位岩手県・4位秋田県・5位山形県という結果に！　さらに6位以降は宮城県、富山県、新潟県と続き、上位には東北とその周辺のエリアが多く、下位には近畿地方が多い傾向が分かりました。

全体として北日本の強さが目立ちますね！　ちなみに筆者は1位だった青森県出身ですが、それほどお酒は強くありません…。お国自慢をさせてもらえれば、青森県には豊かな自然から生まれるおいしい銘酒がたくさんあるので、ぜひ他県の人にも味わってほしいと思います。

なお、ユーグレナは調査結果について「飲酒習慣のない人に飲酒を推奨するものではない」としています。お酒の酔いやすさは、本人の生来の体質だけでなく、その時々の食べ合わせや体調も大きく影響します。節度ある飲酒で楽しい飲ん兵衛ライフを送りたいですね！

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	たくみ漆舘 ライター／エディター
	長く物書きの業界にいます。上京して数年経ちますが、未だにあか抜けられません。読者の方々にお役に立てれば幸いです。 著者のプロフィールを詳しく見る

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