POSTED BY onair_admin掲載日 OCT 24TH, 2023

【サステナブル】コクヨが社内イベントで社員全員をサステナブルシフト！その取り組みを公開

コクヨでは、2023年10月3日（火）～10月18日（水）の期間、自社社員に向けた社内イベント「Sustainable Academia weeks」を東京と大阪の同社拠点で開催しました。サステナビリティに対する社員への意識向上を目的としており、一人ひとりがサステナブルを意識することで重点課題への理解が深まるとしています。それでは、実際にどのようなイベントが行われたのか、その一端をご紹介します。

見て理解して学べる1週間。「Sustainable Academia weeks」

コクヨ東京品川オフィスで開催された「Sustainable Academia weeks」のようす

コクヨの社内イベント「Sustainable Academia weeks」では、「見て理解して学べる」美術館をイメージしたギャラリーや、遊びながらサステナビリティやマテリアリティを学べるコンテンツなど、さまざまな展示が行われました。

展示ではコクヨのサステナブルに対する取り組みを、社員のチームによって発表する「サスアカ展」を開催。飲み終わった紙パック飲料や紙コップを回収し、新たにトイレットペーパーに再利用する「リサイクルボックス」や、誰もが自分らしくいられる社会づくりを目指すインクルーシブデザイン「HOWS DESIGN」といったユニークな取り組みをアピールしました。

黒田社長が求める社員のサステナビリティとは？

社内イベントに先立ち、コクヨでは新たに「SUTENAI CIRCLE」（https://www.kokuyo.co.jp/sustainability/sutenaicircle/）と「HOWS DESIGN」（https://www.kokuyo.co.jp/sustainability/howsdesign/）という2つのサイトを立ち上げました。これらはコクヨが提唱する「循環社会への貢献」と「Well-beingな社会を実現するインクルーシブデザイン」の宣言をまとめたものです。

2023年10月12日（木）には、希望する社員を募って「インクルーシブデザインで目指す、Well-beingな社会」と題し、コクヨ代表取締役社長・黒田英邦さんとSOLIT株式会社代表取締役・田中美咲さんによる対談が行われました。

黒田社長は、「HOWS DESIGN」というコクヨのモノづくりにおけるビジョンについて「企業がサステナビリティを発信すること自体は必要だが、社員一人ひとりの意識が変わらなければ意味がない。社員全員がコクヨの5つの重点課題（Well-beingの向上・社会価値創出に向けたマネジメントシステム改革・気候危機への対応・循環型社会への貢献・自然共生社会への貢献）を理解し、サステナブルな商品開発やサービスにつながるアイデアの創出を目指す」とコメントしました。

循環型社会への貢献はコクヨ一社で発信するだけでなく、さまざまな企業を巻き込んで行うべきといった展示も

また黒田社長は「サステナビリティに関して、循環型社会の実現には1社だけが取り組みを行っても難しい。上流から下流まで一体となって取り組むことで、社会全体の課題を解決することができる。その目標実現のために、他企業の方々はぜひコクヨを使っていただきたい」と話しました。

全社員がサステナビリティを「自分ごと」として捉える働きかけ

このほか、コクヨのインクルーシブデザインにおける本質を学ぶオリジナルの「ダイアログ・イン・ザ・ダーク」を開催。完全に光を遮断した「純度100％の暗闇」の世界で、視覚以外の感覚を広げて新たな感性やコミュニケーションに触れる体験ができました。

こういったコクヨのサステナブルに対する取り組みは、国内のさまざまな大手企業の中でも特に革新的なものといえるでしょう。特に社員全員がサステナビリティを「自分ごと」として捉えるため、その活動に巻き込んでいく姿勢は、今後多くの企業に広がっていくことが求められます。ぜひ、コクヨの「SUTENAI CIRCLE」と「HOWS DESIGN」をチェックして、そのヒントの一端に触れてみてはいかがでしょうか。