3カ月で170万本売れた「飲む缶カレー」

JR東日本の駅などにある自動販売機「acure（アキュア）」で、燦然と輝く「カレーな気分」を購入！　値段は150円（税込）で170gの容量とされています。

「acure」のほか、一部のコンビニエンスストアやスーパー、ネットショップなどでも購入可能です。

そのユニークさから、思わず2本買ってしまいました。

一般的な缶ジュースとは異なる飲み口の形状。プルタブではなくオープンタイプとされているので、カレーの風味を感じながらじっくりと味わえそうですよね。

ポッカサッポロフード＆ビバレッジによって展開されている「カレーな気分」は、2021年8月に発売にされ、わずか3カ月で170万本を売り上げたという大ヒット商品。夏の暑い時期にもかかわらずこんなに売れたということは、これからの寒い時期にはおいしさが倍増するはず！　コートのポケットに1本入れるだけでもかなりあったか～いですよ。

10種類のスパイスはチャイのようなかぐわしさ

鮮やかな黄色がとっても印象的。食欲がそそられますね〜。

フタを開けた瞬間に鼻をくすぐる、優しくてマイルドなスパイスの香り。ガツンとしたカレー風味を想像していましたが、シナモンや八角のような優しいスパイス感が広がり、実にいい感じ。カレーというよりは、ネパールなどのチャイを彷彿とさせるようなかぐわしさをもっています。

色は黄濁色で、程よくとろみもあり。こうして眺めていると、濃いオレンジジュースにも見えてきますね。具材はあえて入れていないのだとか。ルーのベースになっているのはビーフとポークで、極秘の約10種類のスパイスと香味野菜などがたっぷり溶け込んでいます。

やわらかな飲み心地と重くならない絶妙なとろみ

もっとドロドロしているのかと思いきや、のど越し軽やかでとっても飲みやすい！　絶妙のとろみ感が「飲むカレー」を実感させます。口当たりなめらかでクリーミー、そして後からカレーの風味やスパイシー感が豊かに広がりました。

この「カレーな気分」は、開発に通常の4倍、約2年もかかったのだそう。発案者＆開発者の藤田さん曰く「カレー店を食べ歩きましたよ。飲み物としての前例がないため、1本飲み干してもらうために辛すぎてもダメ、とろみが弱いとカレーとしての充実感がない、逆にとろみが強すぎると喉ごしが悪くなる」など、試行錯誤の連続だったとのこと。

さらに、作る工場がないという最大の問題も。カレーは香りや色が強いため、製造ラインで扱いにくいのだそうです。そんな困難を乗り越えて誕生した「カレーな気分」は、スープ気分でパンなどにディップしてもGOOD。藤田さんおすすめの食べ方は、第1位はツナマヨおにぎり、第2位はアメリカンドック、第3位は納豆巻きとのマリアージュだそうです！

ゴクゴク飲める新感覚に、今までに出会ったことのない「華麗な気分」になること間違いなしの1本。ぜひぜひ、お試しくだされ。

カレーな気分 中辛
値段：150円 税込（筆者購入時）
容量：170g
賞味期限：13カ月
商品情報：https://www.pokkasapporo-fb.jp/products/soup/other2/WG96.html

［Photos by ©︎tawawa］

	わたなべ　たい ライター／エディター／ディレクター
	10代のころ、自転車でメキシコ・グアテマラを縦断し多くのことを学ぶ。それをきっかけに情報誌・旅行誌などで豊富な取材を経験。読者やユーザーの案内役・ナビゲーター的な距離感を大切に、ライフスタイルにヒントやうるおいを与える情報を発信。 著者のプロフィールを詳しく見る

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