サッカー元日本代表がゲスト出演！ 4歳から71歳までが和気あいあいとプレー

“走らないサッカー”というだけあって、老若男女問わず誰もが楽しめるウォーキングフットボール。当日は最年少4歳から最高齢71歳と幅広い年代の人が参加。和やかな雰囲気の中、試合が行われました。

スペシャルレジェンドゲストとしてサッカー元日本代表の岡野雅行さんや佐藤勇人さん、サッカー女子元日本代表の小林弥生さん、宮間あやさんも参加。

走らないイベントにもかかわらず、俊足で“野人”の異名を持つ岡野さんはダッシュで登場。冒頭、「今日はウォーキングサッカーということで走っちゃいけないんですよね。何のために僕を呼んだんですか？（笑）ただ、今ダッシュしておきましたけども。でも今日は本当に皆さんと楽しくやりたいと思います」と会場の笑いを誘いました。

走りが持ち味の“野人”岡野「走れないサッカーは新鮮」、佐藤さんはオウンゴールも

準備運動の後は16チームが8ピッチに分かれて各試合を開始。「これ、楽しいね」「こっちだよー」と、初対面でチームを組んだ人たちも声を掛け合いながら楽しみます。フェアプレーをした人にはそれを称えるグリーンカードが掲げられる場面も。これもウォーキングフットボールの魅力のひとつです。

サッカー元日本代表選手らも試合に参加し、佐藤さんはオウンゴール、間宮さんはまさかのハンドをしてしまうシーンも。“野人”岡野さんは、「走りが持ち味なので、走れないサッカーは新鮮だった」と振り返りました。

古希を迎えた2名が在籍する少数精鋭の「追浜クラブ」が1位に

試合の結果、神奈川・横須賀を拠点に活動する「追浜クラブ」が1位に輝きました。同チームは古希を迎えた2名が在籍する5名の少数精鋭。サッカー日本代表チームなども合宿で使用する高円宮記念 JFA夢フィールドでの試合ということもあり、普段足を運ぶ機会の少ない千葉の舞台での優勝に喜びもひとしお。

2位は「みすとらるFC」で、聴覚障害を持つ同チームの代表は「それでも（障害があっても）楽しくできるスポーツとして広めていきたい」とコメントしました。

参加者からは「老若男女問わず楽しめるのがとても良い」「普段あまり運動をしないお年寄りでも楽しめました」といった声も聞かれ、年齢、性別、体力、サッカー経験や障害の有無を問わず、誰もが一緒にプレーできる“ユニバーサルスポーツ”「ウォーキングフットボール」の魅力に触れる1日となったようです。

スポーツを生活の一部に—— 人生や社会を豊かにする「Sport in Life」の今後にも注目

生涯を通じてスポーツが生活の一部となり、一人ひとりの人生や社会を豊かにすることをめざす「Sport in Life」。推進プロジェクトでは、理念に賛同した民間企業や団体、地方公共団体などで構成したコンソーシアムをもとにさまざまな取り組みが行われています。

コンソーシアムの加盟団体数は4,000団体を超え（11月現在）、スポーツ人口拡大に向けたモデルとなる取り組みを創出する公募事業や、従業員の健康増進に向け積極的にスポーツ活動を行う企業を認定する「スポーツエールカンパニー」、スポーツ人口の拡大に寄与した取り組みを表彰する「Sport in Lifeアワード」などを実施しています。

今回のイベントを振り返り、事務局は「スポーツ実施率の向上のひとつにきっかけになったらうれしい」とし、「今後のイベントについては検討中ですが、引き続きいろいろな形で続けていけたら」と展望を語りました。

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