電動キックボード・シェアサービス「movicle」とは？

「movicle」は、スマートフォンなどのアプリを利用して、電動キックボードを利用することができるシェアサービス。借りたり返却するためのポートが東京都内に7カ所（2021年3月上旬時点）設置されています。

最大の特徴は「公道走行できる」こと。公道走行に必要なヘッドライトなどの補器類もしっかり備えられています。

フロントには制動力が高そうなディスク式ブレーキも奢られていますね～。

もちろん、ナンバープレートも装備されています。ここからもわかるように、movicleで利用できる電動キックボードは、「第一種原動機付自転車扱い」。そう、公道を道路交通法に沿って最高速度30km/hで走行できるっていうわけ！

ナンバープレートの上にはLED式のテールランプ・ブレーキランプ・ウインカーも備わっていますよ（フロントウインカーはハンドルバー先端に装備）。

サービス利用のためポートへGO！

movicleを借りたり返却できる場所は「ポート」と呼ばれています。

ということでターキー＆ひつじは、ポートの一つが設置されているオフィスから徒歩約5分の東京タワーへ。

はい。足取りも軽く東京タワーのふもとに到着しました。財布の中にちゃんと運転免許証が入っていることを確認して、クラウチングスタートの体勢に・・・？

よーいどん！

シュババババ・・・

元陸上部のターキーが優勢か!?　いや、元野球部のひつじか!?

というか、そもそも、この日はポートにまだ2台あったので取り合う必要はありませんでしたね。ラッキー！

おふざけはこんなところにして、乗車準備に取り掛かります。

まずは、ハンドル部のディスプレイに表示されているQRコードを「movicleのスマートフォンアプリ（無料）」で読み取ります。このディスプレイは、走行時に現在地を示してくれるマップにも！

ちなみに、同アプリでは、レンタル＆返却の手続きのほか、クレジットカード登録による利用料金支払いも行えます。便利な世の中になったもんだ～。

カゴの中には、ヘルメットの他に取り扱い説明書も入っていましたよ。

ふむふむ。利用手順や注意事項をよ～く読んで・・・。

ちゃ～んと理解したところで、備え付けのヘルメットを着用。

電動×ヘルメット×アプリ×東京タワー・・・。なんだか未来戦士にでもなったかのようなキーワードが連続していますね。地方出身のターキー＆ひつじには、すでにこの時点で超新鮮でした。

あと、ヘルメット用の使い捨てキャップも備えられていたので、衛生面が気になる人も安心して利用できると思いますよ！

「気分は羽生クン」・・・なんだかよくわからないコメントを残しつつ、出発進行～。

ディスプレイ横の電源ボタンを押して起動させたら、右ハンドルのレバーを引けば走り出します。駄菓子屋さんがあるお台場を目指して、元気いっぱい走り出しました。

慣れちゃえば思いのまま走行できる！

先陣を切るターキーとそれを追いかけるひつじ。

新聞配達の経験があるターキーは、出発からものの3分ほどで手足のように操ります。一方、原付が初体験のヒツジは少しドギマギ。でも、大通りに出るころには慣れたようです。

東京でもまだまだ珍しい「電動キックボードの公道走行」。お食事中のハトポッポすら二人を凝視している気が・・・。

とにかく目立つので、ターキーが気付いただけでも5回もスマホで写真を撮られましたよ。

近道（後で地図で確認したらそうでもなかった）の路地も楽々。

自動車だとちょっと臆するような狭い道路もこれならストレスなく走れますよね！

原付扱いならではの注意点もあるよ

はい。ここで本日最大の関門がやってきました。大きな交差点。

今回利用したような電動キックボードは、現在「第一種原動機付自転車扱い」なので、このような片側3車線以上の多通行帯道路での右折の際は、「二段階右折」をする必要があるんですね～（例外あり）。

ということで、原付に慣れ親しんでいるターキーがお手本。それに続けとばかりに、ひつじも華麗に二段階右折を決めます。

お次に現れたのが「自転車専用通行帯」。ここ数年で東京都内にも一気に増えましたよね。

第一種原動機付自転車はキープレフトが原則ではあるものの、この自転車専用通行帯はアンタッチャブル。そう、走っちゃダメダメなんです。ちゃんと意識しておかないと、ついつい爆走しちゃいそうですよね・・・。

自転車の駐輪場が利用できちゃいます

なんだかんだ言いながらも、30分ほどのライドで無事にお台場に到着～。

第一種原動機付き自転車扱いなので、自転車用の駐輪場に駐車できちゃうんですよね（※）。これ、地味に助かるポイントかも。ここは停められそうかな～？

駐輪場所を確保したらアプリ操作で一時停止。これで電源が入らなくなるので防犯上も安心です。

※施設によってはバイク置き場に誘導される場合もあるので、施設ごとのルールーに従いましょう。

久しぶりのお台場に心躍るターキー＆ひつじ。デックス東京ビーチ内の駄菓子屋さんで、お目当ての大量のお菓子を買ってきましたよ。

「このカゴ超便利ですね～」。なんという広告チックな発言。買いすぎたのをごまかしているんですね。きっと。

そんなことより、仕事の会議に間に合わなくなるのでそろそろ帰りましょうね。

「あ、温泉！」

まだまだお台場観光したいひつじですが・・・、この後の湯冷めにおびえるターキーが阻止。

ちなみに、歩道上は電源をOFF（電源ONでテールランプやヘッドライトが光っていると取り締まりされる場合も）にして押すことが必須ですが、電動キックボードなので取り回しが楽でした。

ひつじの哀愁漂う後ろ姿が印象的ですが・・・。電動キックボード返却のために東京タワーふもとのポートに帰っていく二人なのでした。

返却作業をしてお疲れ様でした～

ポートに到着したら、アプリ操作とヘルメットをコードにつなげば返却完了です。利用した料金は後でアプリを通じて請求される仕組み。簡単ですね！　返却するポートは別の場所を選んでもイイみたいですよ。

ということで、この日は無事に「ホワイトデーのお菓子購入作戦」を完遂できました。ちょっとつまみ食いしちゃったけど、会社のみんなが喜ぶ顔が思い浮かびます（取り合いっこしないでね）。

「movicle」は、貸出しから返却まですべてアプリで完結できることと、電車や自動車での移動とは違う体験が楽しめること。この二点が特に感動したポイント。

最近は、同じような公道OKの電動キックボードもいろいろ販売されだしましたが、この「シェアサービス」というお手軽さはとても魅力的だと思いました！

利用料金も250円／10分～ととてもリーズナブルなので、気になる人は一度体験してみてはいかがでしょうか？

※当記事は2021年2月中旬の取材内容をもとにしています。

取材協力：movicle

記事監修：田中淳磨（輪）

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	ターキー ライター／銭湯好き
	毎日納豆を食べている納豆大好き人間です。納豆を使ったおいしいレシピなどありましたら教えて下さい。週一で銭湯にいくことがルーティーンです。 著者のプロフィールを詳しく見る

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