POSTED BY わたなべ　たい掲載日 FEB 23RD, 2021

【おひとり様大作戦】渋谷に出現した「透明なトイレ」が斬新すぎる

ニューノーマルな時代だからこそ注目の“おひとり様”。おひとり様歓迎の宿やソロキャンプ、ソロサウナ、ひとり焼き肉・・・。巷には“ぼっち”を楽しむスポットがいっぱい！　そんな、おひとり様はもちろん、1組や1グループで楽しめるスポットやアイテムを紹介する「ひとりを楽しむ“最高ぼっち”大作戦」。今回は、渋谷にある“透明トイレ”を紹介します。

非現実的な透明なシースルートイレがある公園

東京メトロ「代々木公園駅」のほど近くにある「はるのおがわコミュニティパーク」。名前は少しシャレていますが、住宅街などにある誰もが自由に利用できる一般的な公園ですが、一体なんでしょうこの建物？

グリーン×イエロー×ブルーでぽわっと浮かび上がる構造物・・・。なんと、これはトイレ！　一度はお世話になったことがある公共トイレですが、今まで見たことないようなトイレが渋谷区に続々と登場しているのです。

だってこのトイレ、透明なんですよ！　ヒャァ～!!　なんとも斬新というかアーティスティックというか・・・。

デザインは世界的に有名な建築家・坂茂氏。公共トイレにありがちな、暗い・汚い・怖いなどという不安を払拭するため、利用する前に外から「トイレの中はきれいか」「中に誰も入ってないか」確認できるようにしたのだとか。

特殊な調光フィルムが貼られたガラス張りのトイレは、電気を流すことでガラスが透明になり、中に入って鍵を閉めることで電気が流れなくなり不透明に。安心して!?　用を足せるというわけ。

実際に行ったときは故障中ということで、常に不透明な状態でしたが、普通の公園にあるトイレとしては存在感抜群！　透明な状態もぜひ見たかったのですが、日が暮れて、ぽわっと浮き上がるシルエットが魅力的です。

世界的なクリエイターが手掛ける個性的なトイレ

実はこのトイレ、日本財団が実施する、誰もが快適に使用できる公共トイレを設置するプロジェクト「THE TOKYO TOILET（ザトウキョウトイレット）」の一環。東京都渋谷区内の17カ所の公共トイレが新しく生まれ変わっているのです。

そのトイレのデザインに携わる人がスゴイ！　世界的に活躍する建築家やデザイナーが勢ぞろい。坂茂、安藤忠雄、隈研吾、佐藤可士和、NIGO®など、総勢16名のクリエイターによって、どこにもない個性豊かなトイレが誕生する予定。2021年2月現在、渋谷区内の7カ所のトイレが生まれ変わり、2021年夏までにすべてのトイレが設置される予定です。