POSTED BY わたなべ　たい掲載日 MAY 23RD, 2021

【おひとり様大作戦】あのモアイを完全復元！　海と空に吸い込まれる圧倒的な迫力

ニューノーマルな時代だからこそ注目の“おひとり様”。おひとり様歓迎の宿やソロキャンプ、ソロサウナ、ひとり焼き肉・・・。巷には“ぼっち”を楽しむスポットがいっぱい！　そんな、おひとり様はもちろん、1組や1グループで楽しめるスポットやアイテムを紹介する「ひとりを楽しむ“最高ぼっち”大作戦」。今回は、イースター島のモアイが完全復元された「サンメッセ日南」を紹介します。

イースター島の長老会が許可した世界初のモアイ

キラキラ輝く太平洋と、どこまでも続く青い空に吸い込まれそうなダイナミックな景観に現れる7体のモアイ“アフ・アキビ”。その地に足をつけるような、重量感ある圧倒的なパワーに満ちた姿に思わず言葉を失ってしまいます。

南米・チリのイースター島にあるモアイが完全復元されているのは、宮崎県の「サンメッセ日南」。モアイの高さは約4m。アフという基壇が0.8～1.6mあるので、これを含めると高さは5mほど。1体ごとに高さや表情なども異なり、重さは18～20トンもあるのだとか。

でも、地球の裏側にあるイースター島のモアイがなぜ宮崎に・・・。実は1988年に、某テレビ局が世界の七不思議に数えられているイースター島のモアイを紹介。部族間の争いやチリ大地震で倒壊したモアイの惨状を目の当たりにし立ち上がったのがモアイ修復委員会。四国のクレーンメーカー株式会社タダノ、奈良国立文化財研究所、石工の左野氏（飛鳥建設株式会社）の三者で結成されたのです。

これを機に、1990年から3年かけて倒壊していた“アフ・トンガリキ”の15体のモアイなどを完全修復。これが縁となり、イースター島の長老会は、世界で初めてモアイを日本で復刻することを許可。株式会社タダノと関係が深かく、太平洋を望むそのロケーションなどから、「サンメッセ日南」でモアイの完全復元となったのです。

“完全復元”とはいえ、イースター島の石は持ち出し厳禁。そのため福島県白川村の同じ凝灰岩を使用し、石工の左野氏が現地のモアイを忠実に彫り上げたのが、7体のモアイ“アフ・アキビ”なのです。

灰白色のザラリとした肌触り、圧倒的な重量感、未来を見据える眼差し・・・。日本の技術力とロマンを秘めたいきさつがこのモアイには隠されているのです。

モアイを眼下に空飛びブランコで海と空にダイブ

7体のモアイ“アフ・アキビ”を眼下に、太平洋にダイブしそうな爽快感を味わえるのは“空飛びブランコ”。

思いっきり漕げば、海と空に吸い込まれそうな爽快感！

シュールなインパクトでモアイと対話する7色紳士

さらに急な丘を登っていけば、7色の「ヴォワイアン像」がお出迎え！　なんともシュールな光景なのですが、“ヴォワイアン”とはフランス語で“見る人”という意味。

サングラス？　をかけた7人の紳士が物静かに海を見つめています。モアイとの対話を楽しんでいる？　過去を憂いている？　大海原に未来を描いている？　モアイといいこのヴォワイアン像といい、とても不思議な気持ちにさせるスポットです。　

◆サンメッセ日南◆
住所：宮崎県日南市宮浦2650
営業時間：9:30～17:00
定休日：水
料金：800円
アクセス：電車／JR「宮崎駅」より宮崎交通バス飫肥・空港・日南方面行きで「サンメッセ日南」下車、徒歩約13分　車／宮崎空港より国道220号を経由して約40分
URL：http://www.sun-messe.co.jp/index

※2021年5月現在、新型コロナウイルス感染症対策のため営業時間やサービス体制などが通常と異なることがあります