ファッションシーンでも人気の「シェフパンツ」とは？

厨房で働くコックさんたちが穿いているパンツが由来とされているパンツです。動きの妨げにならないように余裕あるシルエットをはじめ、フィットしつつ容易な脱ぎ穿きを助けるウエストゴムなど、働く人のためのディテールが盛り込まれているのも特徴の一つですよね。

ワイドシルエットパンツのブームも手伝って、近年、ファッションシーンでもシェフパンツにも注目が集まっているというわけです。裾に向かってテーパードがかかっていることもスタイリングしやすさのグッドなポイントの一つですよね。さまざまなファッションブランドからもシェフパンツがリリースされているので、手に取ったことがある人も多いのではないでしょうか。

ワークマン「撥水シェフパンツ」を買ってきた

ということで、さっそくワークマン好きの筆者が近所のワークマンプラス（東京都）で購入してきたのが、こちらの「撥水シェフパンツ」です。ブラック、テラコッタ、オリーブ、ネイビーストライプと4色がラインナップされていますが、「夏らしい＆着回しが利きそう」という理由で、オリーブを選んでみましたよ！

こちらのアイテムも、多分に漏れることなくワークマンならではの超低プライス「1,500円（税込）」。ちょっと心配になってくる安さですが、どれほどの実力があるのでしょうか・・・。

各部のディテールをチェックしてみましょう。

まず筆者的に気分が盛り上がったのが、ヒップポケットに備えられていたこちらのフラッシャー。

なんだかクラシックなアメリカン的テイストで仕上げられていますよね。ワークマンならではの機能性の高さが謳われていますが、これを外してしまうのが少しもったいなくも感じてしましました。

次にうれしかったのがポケットの多さ。左右のややオフセットされたストレートポケットに加えて、ファスナー付き＆メッシュの袋布が採用されたストレートのシームポケットまで備えられていますよ！　とくにこのメッシュポケットはかなりの大容量。ベンチレーション効果もありそうですが、後ほど詳しく見ていくことにしましょう。

ヒップポケットは、フラッシャーが縫い付けられていた右側のパッチポケットと、左側の方玉縁ポケットの2つが備えられています。左側は袋布がメッシュ。こちらも大容量ですね～。

次にフロント部分を確認してみましょう。

2つのホックで留めるタイプとされていますね。フロントファスナーにYKK製が採用されているのも地味にうれしいポイントかも。あと、ウエストゴムが入れられたウエストバンドが約5cm（筆者計測値）と太く設計されているのもシェフパンツならではかもしれませんね。

あ！　とはいえ、シェフパンツには珍しいベルトループが備えられていますね。ウエスのドローコードを縛ってイージーパンツとして穿くもよし、ベルトを締めてちょっとフォーマルに着てみるのもよし。という感じでしょうか。

内側はこんな感じ。

3カ所の大きなメッシュ袋布のおかげで、見るからに涼しそう～。あと、左腰部分にはループも装備されていますね。乾かすときやクローゼットに収納するときに役立ちそう！

個人的に最大のナゾとなったのがこちら。裾の内側を良～く見てみると、1カ所だけボタンホールのようなものを見つけることができました。裾をロールアップしたり幅を調整したりするためのものかな？　とはいえボタンはどこにも見当たりません。もしかしたら、「ゴムやドローコードでアレンジしてね」っていうことなのかもしれませんね。

気になるシルエット＆各部のサイズを計測

一通りチェックできたので、各部のサイズを計測していくことにします。筆者が購入したのはLサイズ。参考にしてみてくださいね！

まずは最も重要な股下の丈。こちらはLサイズで約70cmでした。身長などに合わせてロールアップするのもいいかもしれません。股上は約32cmでしたよ！

次はワタリ幅。筆者の計測によると約35cmでした。最近流行しているワイドなシルエットのパンツと比較しても平均的な太さなのではないでしょうか。ちなみに、ポケットに縫い付けられている小さなピスネームにはリフレクター素材が採用されていましたよ！

裾幅は約20cm。約35cmのワタリ幅に対して緩やかにテーパードしているのがわかりますね。アンクル丈で着用してもスタイリッシュにコーディネートできそう！

収納力も計測していきましょう

次は、ワークマン撥水シェフパンツのウリの一つでもある「多収納」の実力を確認していきます。

メッシュの袋布をじっくりチェックするために、パンツをひっくり返してみました。

ジッパー付きのこのポケットは、写真のように革手袋（グリップスワニー）、ポケットストーブ、サングラスなど、なんでも入れてしまえる大容量！　大きさを計測してみると、縦約35cm×横約20cmと、他のパンツではなかなかない大きさであることが判明しました。

同じものが逆側にも備わっているので、キャンプなどでも小物をなくしてしまう心配が減りそうですよね。

このポケットの開口部は約13cm。中型のスマートフォンなら立てたまま入れられるということですよね。これはすごい！　何を入れようかな？とワクワクしちゃいますね～。

こちらはヒップ側左の袋布を裏から見た状態。縦約21cm×横約16cmと、なかなかの大容量。

シルエットや履き心地は？

最後に実際に着用してみて、そのシルエットや着用感を確かめてみましょう～。今回試してくれるのは、おなじみ編集部・ひつじです。

彼のスペックは下の通り

• 年齢：24歳
• 身長：172cm
• 体重：65kg
• スポーツ歴：10年（野球）
• 好物：韓国カルチャー（特にドラマ）

オリーブのシェフパンツが際立つようにホワイトのTシャツでコーディネートしてみました。まずはアレンジすることなくそのまま着用してみたのがこちら。身長172cmのひつじの場合、ちょうどいいアンクル丈で決められていますね。ウエストがやや大きいようですが、ドローコードで調整してストレスなく穿くことができています。

また、学生時代の野球経験のおかげで、一般的な体形に比べると太ももにボリュームがあるのが悩みになることもあるそうですが、ファットなシルエットのおかげもあってそのようなこともまったく気になりません。

次に裾をロールアップしてみたのがこちら。先ほどに比べて少し上品な印象になりましたよね。筆者的にはこのスタイルの方が好きかも。

まったくストレッチしない生地ではありますが、自由度の高いシルエットで屈伸しても窮屈さは感じないよう。さすが働く現場で活躍するシェフパンツですね！

最後に恒例の霧吹きタイム。このシェフパンツも高撥水とされているので、面白いくらいに水を弾いてくれました。これなら雨の日だって安心！　40回ほど洗濯してもこの撥水力を持続してくれるとのことなので、長く愛用できそうな1本というわけですね。

見つけたら即買いのワークマン渾身のパンツ

今回は、ワークマンの2021年コレクションのなかでも特に注目の「撥水シェフパンツ」を実際に購入して試してみました。1,500円（税込）という超低価格ながらも、機能・デザインともに文句なし。色違いでそろえておいても絶対に損はしないアイテムでしたよ。大人気商品だけに店頭ではなかなか出会うことができませんが、運よく見つけることができたら即買いするのがおすすめです！

＞＞＞撥水シェフパンツの詳細はこちら　https://workman.jp/shop/g/g2300031933024/

関連記事
ワークマン「アーバンハイク」撥水力検証！
ワークマン「空調ウエア」の冷却力＆サイズ徹底チェック
ワークマンのおすすめ商品レビュー付き40選！
【ワークマン人気キャンプ用品10選】おすすめギアをエディターが厳選＆徹底レビュー

関連するタグ

• #コラム
• #ワークマン
• #ワークマンプラス
• #ワークマン通販

	ノーヴィス編集部 編集者／ライター
	noviceは「ニューノーマルと⾃由」をテーマにした情報メディア。何も知らない初⼼者の気持ちを忘れずに、この時代を「体験」しながら、モノやコトの新しい「選び⽅」や「使い⽅」を発信していきます。 著者のプロフィールを詳しく見る

関連するカテゴリー

• ウエア
• ファッション