POSTED BY sweetsholic掲載日 NOV 12TH, 2021

「一風堂」パリ・ルーヴル店を実食レポート!値段やメニューとその味は?

芸術の都パリより、ボンジュール! 海外在住ライターのsweetsholicです。アートやファッションの中心地として名を馳せるフランス・パリで、大人気のフードといえば? そう、おにぎりやカレーなどの日本食。なかでも安定の人気を誇る「ラーメン」は激戦区も存在するほど! 今回はルーブル美術館から徒歩10分圏内にある、博多生まれの「一風堂」を訪れてみました。

目次

「一風堂」パリ·ルーヴル店

米ニューヨークやシンガポールなど、世界15カ国に展開中の一風堂。ここフランスには2016年に上陸、パリ市内に3店舗を構えます。今回訪れたのは、一風堂パリ·ルーヴル店。

平日の13時過ぎに訪れたところ、お店の前には列ができるほどの大混雑! 運良く10分も待たずに入店できました。

ランチタイムの混雑が和らいだ、14時過ぎの店内風景

心地よいBGMが流れる店内は、日本のファミレスのような印象。テーブル席が中心なので、サクッとラーメンをすするというよりは、ゆっくり食事をしたくなる雰囲気です。こちらの店舗に限らず、海外の一風堂はソファ席が充実していたりと、ゆったりとした空間のお店が多いですよね。

フランス人客に人気のラーメンは?

看板メニューの白丸元味に赤丸新味を始め、メニューは日本の一風堂とほぼ同じ。でも卓上にトッピングが一切ないのが、ちょっと残念!

一風堂パリ·ルーヴル店のお品書き。ドリンクは日本酒が充実

パリ3店舗のオリジナルメニューは、シイタケや野菜から出汁をとった「茸香るベジ麺」(14ユーロ/約1,840円)。

さて、スタッフに人気のメニューを尋ねてみてたところ・・・。「一番人気は赤丸、続いて鶏醤油、3番目がベジ麺」とのことだったので、赤丸と鶏醤油、そして海外店舗にしかない平田バンズをオーダーすることにしました。ちなみに日本人客に人気なのは、白丸だそうです。

フランスの一風堂でも日本同様、麺のかたさを選べます。茹で加減は「やわ、普通、カタ、バリカタ」の4種類。

フランス人は気に留めていないけれど···

レビューの前にひとコト言わせてください。スープがぬるいんです。

麺が伸びているというわけではなく、スープだけが、赤丸·鶏醤油ともに、びっくりするぐらいぬるいのです。周囲の客はスープの温度に気を留めることなく、そして麺をフーフーする姿もなく、楽しそうに食事をしていたけれど・・・。

普段はラーメンを5分以上冷ましてから食べているフランス人の夫が「スープの温度がちょうど良い」と言っているぐらいだったので、やはり日本人の感覚だと、かなりぬるいと思います。あまりの衝撃に、ラーメンのおいしさよりも、スープの印象が記憶に残ってしまいました。

食事後に雑談を兼ねて、スタッフの方々にスープについて尋ねてみたところ「日本の店舗と同じおいしさ、同じ温度での提供を心がけている」とのことで、「フランス人の温度感覚に合わせているわけではない」そう。

日本の一風堂に足を運んだことがある、という若手の店員さんは「指摘してもらえたら、改めて作り直したのに・・・。ごめんなさい。次はきちんと言ってね!」とも。次回に期待です!

赤丸(普通)

さて、気を取り直してレビューしていきますよ! 赤丸、麺のかたさは普通をオーダー。みなさんもきっとご存知のとおり、バランスの良い上品な味の豚骨ラーメンです。香味油と辛みそがコク深いおいしさで、細麺は注文どおりのかたさでした。

とろける食感のチャーシューは、フランス人の夫曰く「うまいが薄すぎて物足りない。フランス人にはボルドーのラーメン屋ぐらい、厚みのあるチャーシューが理想的」とのことでした。

鶏醤油(カタ)

フランスの国旗が描かれたボウルに、テンションが上がる鶏醤油。可愛い〜!!  味玉トッピング入り(16ユーロ/約2,100円)を注文してみました。日本の一部店舗で提供している「博多中華そば」をベースに、チャーシューの代わりにボイルした鶏肉をトッピング。ちなみに麺は太麺です。

スープを口に含んだ瞬間に、ゆずの風味がふわ~っと香る、華やかな味わい。鶏ガラベースの醤油ラーメンです。カタ麺を注文したものの、アルデンテではありませんでした。

鶏醤油の替え玉(カタ)にチャレンジ! 替え玉は熱々でした

ボイルチキンは、淡白なサラダチキンのよう。チャーシューを期待して食べると、ちょっとガッカリな味。

平田バンズ(ベジ)

白い蒸しパンに具を挟んだ「台湾バーガー(割包)」を思わせる、海外店舗限定の「平田バンズ」(4ユーロ/約530円)。豚肉、鶏肉、野菜の3種類から選べます。

注文した「ベジ」は、豚の角煮風ソースで絡めたナスの天ぷら、レタス、マヨネーズをふわふわの蒸しパンに閉じ込めた一品。ポテチのごとく薄いナスのパリッとした食感とやわらかなバンズのコントラストが楽しく、味のバランスも最高!  ただ、とても小さいので、お酒のおつまみあるいは子ども向けかも。

居心地のよい雰囲気が魅力の一風堂パリ·ルーヴル店。次回足を運ぶ際は、熱々のラーメンを期待しています!

[ippudo.fr]
[chikaranomoto.com]
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ライター/パティシエ/ときどき通訳

海外を放浪しながら気ままな人生を謳歌しているフリーライター、パティシエ。現在の居住地は南フランス。海外のライフスタイルや、各国で学んだお料理などをみなさまと共有できればと思っています。 世界の文化とスイーツ、地中海料理、マレーシアが大好き。

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