POSTED BY 北川菜々子掲載日 JAN 25TH, 2021

【世界のニューノーマル最前線・パリ】リモートショッピングは新定番になる？

パリのデパートでは新型コロナウイルス感染拡大に伴い、リモートショッピングサービスを開始しました。時代の流れに沿ったこのサービスは、フランスでちょっとした話題に。現地からレポートします。

リモートショッピングとは

リモートショッピングとは、ビデオ通話上でのオンライン接客です。わざわざ店舗に出向かなくても、店員の接客をビデオ通話上で受けることができるんです。

フランスでは、2020年5月の1度目のロックダウン解除直後に、ギャラリーラファイエットが「リモートショッピングサービス」を発表しました。ネットショッピングとはまた違うこの新しいサービスに、地方に住む人やコロナ渦の中、人混みに行くのはちょっと…という人たちから、「これは便利！」と好意的な声が聞こえてきました。

リモートショッピングはどのように行われるの？

老舗デパート・ギャラリーラファイエットのリモートショッピングでは、まずデパートのWebサイトで予約を取ります。その時に欧米のデパートで主流になりつつある、Personal shopper（パーソナルショッパー）というコーディネートやライフスタイルを提案するアドバイザーか直接ブランド店と予約を取ります。

予約の時間になると、サイト上のビデオでオンライン接客が始まります。ビデオ上では、店舗での接客と同じように、お客の要望に答える形で商品が紹介されます。気に入れば購入したいことを伝え、その後確認メールが届きます。カードか振込みで支払いを行い、配送される仕組みとなっています。

もちろん、ネットショッピングと同じように、購入後「自分がイメージしていたものとは違う！」ということもありますが、このリモートショッピングサービスは概ね好評なようです。

ネットショッピングに比べて、店舗の様子や商品の詳細などをビデオを通して見ることができるので、臨場感溢れるなか買い物をすることができます。また、ネットショッピングに比べて、店員のアドバイスを直接聞くことができるのもうれしいなどといった意見もありました。