POSTED BY ノーヴィス編集部掲載日 APR 1ST, 2021

「テレワーク中のお昼寝はアリ？」プロに聞いた仕事効率アップ法＆おすすめグッズ5選

働き方の多様化が進むなか、自宅でのテレワークを取り入れるケースも増えてきましたよね。移動時間が短縮でき、落ち着いた環境で仕事に取り組めるとあって、効率よく仕事がこなせていると感じることも多いはず。しかし、その一方で「どうしても眠くなっちゃう」と悩みを抱える人も・・・。そこで今回は、睡眠のプロ・西川スリープマスターに、お昼寝の是非について聞いてみることにしました。テレワークの効率が上がるお昼寝法とおすすめグッズも伝授してくれましたよ。

「仕事中に眠くなったけど・・・ガマン！」そんな人も多いはずですよね。確かに必要以上にぐうたらするのはあまり良くないことではありますが・・・、どうやら、ある効果的な方法を実践する場合は、お昼寝が仕事の効率アップにつなげられることもあるのだとか。

そこで今回は、眠りのスペシャリスト・西川スリープマスターに、お昼寝で期待できる効果や、おすすめのお昼寝方法・使いたいグッズなどを聞いてみました。

午後に眠くなるのは自然なこと

「生活の場である自宅での仕事は、普段よりも午後に眠気を感じやすくなるかもしれません。体内時計にはモーニングクロックとイブニングクロックが備わっていると言われていて、この「モーニングクロック」が終盤に差し掛かる14時〜15時頃に眠くなるのは人間の身体のリズムとして自然なことなのです」と、西川スリープマスター。

また、「12時間は1日の半分ですから、1日に2度の眠気のピークが訪れ、そのひとつが昼食後の時間帯。このサイクルで考えれば、お昼ごろに眠くなるのは、体内時計が正常に機能している証拠ともいえるのです」とも。

さらに、「仮眠をとることで疲労回復が期待でき、集中力や作業効率がアップすることが分かっています」と、テレワーク中のお昼寝が仕事の能率向上も期待できることも教えてくれました。

効率アップにつながる理想的なお昼寝とは？

次に、テレワークの能率アップにつながる、理想的なお昼寝方法を聞いてみることに。

15分～20分の仮眠が最適

「12時～15時の間にお昼寝をするのがおすすめです。15分～20分程度の仮眠をとることで、集中力や作業効率が上がるという研究結果が出ていますよ。また、その際、深い睡眠に入ってしまわないように、完全に横たわらず、座った姿勢や角度が付いた椅子などで休むのが最適です」とコツを伝授してくれました。

音や光の調整も重要です

また、「可能な限り静かな落ち着いた環境で睡眠をとるのが理想です。とはいえ、完全に無音でなくても大丈夫。少しの物音に敏感になったりと、かえって眠りにくいと感じる人も多いですからね。川のせせらぎや波の音が心地よいように、少しのノイズを感じる環境もおすすめです」。とのヒントも。

さらに、「黄色がかった温かみのある色や暗い照明がおすすめです。また、目覚めのときには白っぽい色の照明で、しっかり明るい光を浴びることで活動のスイッチを入れてあげられますよ。これは仮眠だけでなく、朝目覚めたときでも有効ですのでぜひ試してみてください」。と、環境の工夫で質の良い仮眠がとれることも教えてくれました。

お昼寝の効果をさらに向上させるには？

理想的なお昼寝の方法が理解できたところで、さらに効果を上げるためのテクニックも聞いてみることに。

●仮眠前にコーヒーを飲む
カフェインの覚醒効果が表れるのは、15分～30分後といわれています。これは推奨されている仮眠時間とちょうど同じ。つまり、一杯のコーヒーを飲んでから仮眠に入ると、起きる頃にカフェインの効果が出はじめてスッキリと目覚められるというわけです。

●お昼寝後は軽いストレッチを
仮眠から起きた際は、適度に軽いストレッチを行い、身体を軽く動かすのがおすすめです。

●デスクで仮眠の際はひと工夫を
デスクに突っ伏して仮眠をすると身体が痛くなってしまいますよね。そこで、専用の枕などを使うのがおすすめです。身体の重みが分散されてラクに寝られるようになりますよ。専用品が無い場合は、タオルなどをくるくると丸めて代用するのもいいかもしれません。

プロがおすすめする「お昼寝おすすめグッズ」5選

ここからは、西川スリープマスターが「お昼寝に使いたいおすすめグッズ」を厳選紹介します。ずれも寝具メーカーの大手「西川」が展開する、お昼寝向けグッズ『konemuriシリーズ』のアイテムですよ。

【おすすめグッズその１】konemuri おひるねピローうさぎ

約45×35cmサイズのクッションです。背もたれとして使ったり、そのまま頭を乗せて顔枕としたり、二つに畳んで高さを出したりと、いろいろな使い方ができちゃう逸品です。

価格3,080円（税込）

【おすすめグッズその2】konemuri おひるねピローきりん

約30×60cmサイズの片側の端にホールが設けられたクッションです。ギュッと抱きしめて安心感を得たり、上半身全体を預けて眠りに付いたりできる優れもの。

価格：6,380円（税込）

【おすすめグッズその3】konemuri おひるねピローパタパタシマウマ/リス/レッサーパンダ

8つ折れ仕様でパタパタと畳める、適度な硬さを持った20×40×2.5cmのクッションです。お昼寝の姿勢に合わせてさまざまな形状に変えることができるのがうれしいところ。コンパクトに収納できるのもいいですよね。

価格：3,080円（税込）

【おすすめグッズその4】konemuri おひるねピローたぬき

凹凸面と平面の表裏で異なる感触が楽しめる、約35×85cmサイズのクッションです。丸めて好みの高さにした枕として、背もたれのクッションとしてなどと、お昼寝スタイルに合わせて快適に使うことができますよ。

価格：4,180円（税込）

【おすすめグッズその5】konemuri おひるねピローねこ（2個入り）

約20×30cmの2個セットのクッションです。腕を入れてまくらにしたり、背もたれに置いて腰まくらにしたりと、デスクワークの強い味方になることは間違いなし！

価格：4,180円（税込）

お昼寝法を伝授してくれたのはこの人

西川・日本睡眠科学研究所認定の資格取得の眠りのスペシャリスト。眠りのメカニズムや、寝具についての豊富な知識を保有し、快適な睡眠環境づくりのアドバイスも行っています。テレビ・ラジオ・雑誌などの多方面のメディアでの活躍でも知られています。

正しいお昼寝はテレワークの能率アップにつながる！

いかがでしたでしょうか？　正しい仮眠をとることでテレワークの能率を向上させることが可能だということがわかりましたよね。デスクでの仮眠だとしても、方法を工夫することでその後の仕事のパフォーマンス向上が期待できますよ！　お昼寝の推奨時間が昼食後とされているので、胃酸の逆流を防ぐためにも完全に横にならないこともポイントです。

取材協力：西川