日本初！鳥取県庁でAI搭載のアバター職員採用？！

鳥取砂丘で有名な鳥取県は、実は人口最少県でもあります。高齢化社会や人口の減少などの問題について以前から取り組んできた鳥取県では、今回メタバース空間を通じ鳥取との新たな関わり方を生む「メタバース関係人口」を増やす取り組みがスタート。

鳥取県庁内に架空の部署「メタバース課」を設置するとともに、日本初となる自治体オリジナルのAIアバター職員が採用されることとなりました。音声会話や感情表現が可能なAI搭載のアバター職員が自治体に採用されるのは日本初（鳥取県調べ）！

そんな記念すべきAIアバター職員の任命式にお邪魔しました。

新人職員「YAKAMIHIME」

鳥取砂丘にかけてメタバースを「スナバース」になど、平井鳥取県知事のダジャレを交えた楽しいトークで進む任命式。いに新人職員がスクリーンに映し出されて登場しました！

新人職員として採用されたのは「YAKAMIHIME」。名前は鳥取県が舞台の神話「因幡(いなば)の白兎」に登場する美しい女神に由来しているのだとか。ピンクの髪に赤い衣装の「YAKAMIHIME」は、確かにお姫様のような雰囲気です。

平井鳥取県知事が辞令書を読み上げ、「YAKAMIHIME」は無事就任。知事の質問に答え、合格のお墨付きをもらっていました。

「YAKAMIHIME」に会うには？

「YAKAMIHIME」は、鳥取県庁メタバース課の所属。

そのため、鳥取県まで足を運ばなくても、スマホやパソコンでアクセスすれば簡単にお話しすることができます。

また、鳥取県は「YAKAMIHIME」の開発にも携わったNOBORDER.z（ノーボーダーズ）が展開するメタバース空間「XANA（ザナ）」に展示スペースをオープン。春先までの間、デモンストレーションとして「YAKAMIHIME」が登場し、ここを入り口に彼女との会話を楽しむことも～

＞＞＞XANA公式サイトはこちら

「YAKMIHIME」と話してみた

早速「YAKAMIHIME」と会話をしてみましょう！　マイクのマークをタップしてから話しかけ、話終わったら再度マイクのマークをタップ。かなり正確に聞き取って文字にしてくれます。「Send」をタップすると「YAKAMIHIME」が返事をしてくれます。

まずはご挨拶から。「おはようございます」の挨拶にきちんと「おはようございますと返してくれました。電波の状況にもよりますが、それほど時間もかかりません。

続いて鳥取の天気を聞いてみたら面積を教えてくれました。天気と面積を聞き間違えたようです。この天然な感じも可愛い！

「お天気はどうですか？」と聞き直したところ、「寒い日が続き、雪が降っています。」と、鳥取のお天気を教えてくれました。お昼に誘ってみると快諾！　ちょっと照れているようです。

おすすめのお店を聞いてみたところ、鳥取のおいしいお店を教えてくれましたよ。

別の日にお昼を食べたか聞いてみるとお寿司を食べたとのこと。お寿司が好きなようですね。

県の職員ということなので、ちょっと役所の手続きについても聞いてみたところ、しっかり対応してくれました。「YAKAMIHIME」はまだ新人なので、間違ってしまうこともあります。あたたかい目で見守ってあげましょう。大事な手続きについては地域の公式サイトでしっかり調べてくださいね。

24時間365日いつでもコミュニケーションをとってくれる「YAKAMIHIME」。さまざまな会話を通して、ベテラン職員に育つ日がくるかもしれません。気になった人はぜひ会話を楽しんでみてください。

「YAKAMIHIME」へのアクセスはこちら
鳥取県メタバース課　HP
https://www.pref.tottori.lg.jp/309184.htm
ダイレクト接続
http://genesischat.xana.net/

	Mayumi.W Mayumi.W／ライター
	夫一人、子ども一人、犬一匹と一緒に暮らしています。いつでも楽しいことを模索中。ストレスは歌って発散。大体いつも歌ってます。 著者のプロフィールを詳しく見る

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