POSTED BY こもり掲載日 JAN 28TH, 2021

【おかわりしたい代替肉探し】緑尽くしのルックス「モスバーガーのグリーンバーガー」編

近頃よく耳にするようになった代替肉。植物性原料の大豆などを使用して、肉の味わいや食感などを再現した食材です。代替肉は地球に優しく、ヘルシーで身体にも優しい。そんな魅力たっぷりの食材ならぜひ試してみたい！ということで、ヘルシーに敏感な（お腹周りが気になる）中年期の筆者が「また食べたい」と思えるおいしい代替肉探しを始めました。今回は、モスバーガーで販売されているソイパテを使用した「グリーンバーガー」を実食。プロが作る代替肉の味わいはいかに？

環境に優しい「グリーンバーガー」とは？

前回は、筆者自ら初めての代替肉をクッキングしましたが、独特の匂いに苦戦した感もあり、「プロが作る代替肉メニューを味わってみたい！」という思いが湧き上がりました。代替肉に興味を持ち始めると、至る所で「ソイミート」「ベジミート」の文字が目に入るようになりましたが、今回は、とっても身近でよくお世話になっているモスバーガーにも「ソイミート」を使ったメニューがあることを発見！　さっそく実食してみることに。

モスバーガーと言えば、「モスチーズバーガー」一辺倒の筆者。ソイパテを使用した「モスチーズバーガー」も販売されていましたが、せっかくなので主要原材料に動物性食材を使用せず、さらに五葷（ごくん）を抜いた、野菜と穀物を主原料にした環境に優しい「グリーンバーガー」を購入してみました。

袋を開けてみると野菜たっぷり、バンズまで緑色のまさしく「グリーンバーガー」が現れました。ほうれん草ピューレーを練りこんだやさしい甘みのベジタブルバンズに、大豆由来の原料を使用したパティと、野菜の旨味とコクが感じられるトマトのソースがサンドされています。

五葷（ごくん）とは、仏教における臭気の強い5種の野菜（ネギ、ラッキョウ、ニラ、ニンニク、タマネギ）のことだそう。ネギ好き筆者としては、タマネギが入っていないのは少し残念かも。

お皿に移してみると、溢れ出す野菜が見るだけで健康になれそうなプラスのパワーを発しています。緑って凄い。

上から見てみるとほぼ緑色しか見えません。

ソイパテを確認すべくバンズをめくってみると、たっぷりのトマトソースに隠れてあまりよく見えませんでした。

しっかりソイパテを見るために半分にカット。厚みのあるソイパテを中央に、たっぷりの具材がサンドされています。野菜は細切りレタスとグリーンリーフ。カットしてみるとバンズの緑がより際立ちます。きれいな緑色ですね〜。

食べてみる

さあ、早速いただきたいと思います。

前回初めて代替肉を食して思ったことは、「肉を求めて食べてはいけない。新しい食材と考えて食すべし」でした。確かに代替肉は肉っぽいですが、肉を求めて食べてしまうと、出発点がマイナスになってしまいます。それは残念過ぎるので、新しい食材との出会いを大いに楽しむべく、まずは心を無にしてから大きく一口。柔らかいバンズの食感を感じた直後に、野菜のシャキシャキ感が口の中で大騒ぎです。

たっぷり入った野菜の食感が落ち着くと、お待ちかねのソイパテが出現。ちょっと独特の風味がしましたが、二口目あたりから気にならなくなりました。モスバーガーのソイパテは、豆の臭みを消すために野菜ブイヨンを入れたり、相性のいい野菜を組み合わせたりしているそう。

味わいをしっかり確認するためにソイパテだけを食べてみると、食感が完全にお肉。弾力があり、さっぱりしたチキンハンバーグのようです。肉の食感に近づけるため、サイズの違う大豆由来の植物性たんぱくを使用したりと、たくさんの工夫がぎゅっと詰められています。パテ自体の味付けは薄味なのに、豆臭さを抑えてこの肉感。肉感は求めていないつもりでしたが、予想外の肉肉しさに「やっぱりプロの技は凄いな〜」と感心するのでした。

ハーブの効いたトマトソースや、シャキシャキ食感の野菜、柔らかくほんのり甘味のあるバンズと一緒に食べれば、満腹満足になれました。食べた後の消化もいいのか、心なしかお腹も心もすっきりしています。