最大４万ドルの助成金！「家いつ買うの？今でしょ！」

オーストラリアでは現在（2020年6月4日〜12月31日）、対象物件を購入すると2万5,000ドル(約200万円）の住宅補助金がもらえます。その名も「HomeBuilder grant」、新型コロナウイルス対策支援制度の一環ですが、かなり太っ腹と話題に。

更に私の住むクイーンズランド州（QLD）では、初回物件購入者に支払われる1万5,000ドル（約100万円）の助成金「First Home Owners' Grant」と合わせれば、総額なんと4万ドル(約300万円)も受け取れるんです！　この前代未聞の助成金は、オージーたちの購買意欲を触発。記録的な低金利も追い風となり、不動産ブーム真っ只中というわけです。

※助成金を受け取るには、規定の条件を満たす必要があります。

「HomeBuilder grant」

「First Home Owners’ Grant」

withコロナの新定番は、「ホームオフィスのある広い家」

一般的に日本では、「家は一生の買い物」といったイメージがありますよね？　その一方でオーストラリアでは、「ライフステージによって買い替えていく物」。コロナ禍以降、自宅でも密を避けられるよう「大きな家にアップグレード」する人も多いようです。

また2020年、急激に注目を集めたキーワードと言えば「ホームオフィス」。特にロックダウン（都市封鎖）中は在宅ワークが増加、その重要性を実感した方も多かったことでしょう。理想的な環境を求め、部屋の配置や構造にいたるまで、ホームオフィスにもこだわるのがこの時代の新常識と言えそうです。

都会からエスケープ「プチ田舎へ移住組」が増加中

近年、「緑や海に囲まれた田舎暮らしに憧れ、人口密度の高い大都市から地方へ引っ越す」そんな人が増えているオーストラリア。前述した通り、コロナ禍で在宅勤務が増え、移住の動きは更に強まっているようです。

人気のエリアはゴールドコースト（QLD）、ニューキャッスル（NSW）、サンシャインコースト（QLD）。共通点は「主要都市に程よく近い」「空港がある」「病院や学校など生活に必要な施設・サービスが整っている」などが挙げられます。

ちなみに、在宅勤務はオーストラリアでは「Work From Home」と言いますが、これが可能な人ならば、"Home"はどこであってもいい。人混みを避けられる上に、住宅価格もシドニーやメルボルンなどの大都市と比べお手頃な「プチ田舎」が人気なのも納得です。

3D バーチャル・ツアーで夢広がる！マイホーム探しは自宅で安全に

今や自宅にいながら家が探せる便利な時代。そんなわけで我が家も、夢のマイホーム探しをオンラインで始めました。最近もっぱらハマっているのが、住宅メーカーのWebサイトで体験できる「３Dバーチャル・ツアー」

実際のモデルルームを、360度のパノラマで仮想ツアーできる優れもの。矢印で移動もできるので、まるで部屋の中を歩いているような感覚に。バスタブはこんなのが良いな、庭にはウッドデッキを作って・・・など、めくるめく妄想マイホームの世界を楽しんでいます。

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	金子愛 カネコアイ／ライター
	2006年渡豪。役者として映画やミュージックPVなどに出演した後、撮影コーディネーターに。日本ではTV番組制作や旅メディア運営を経験。現在「暮らすように旅して、旅するように暮らす」をモットーに、”暮らし旅ライター”として活動中。紹介記事：https://kenokoto.jp/50354 著者のプロフィールを詳しく見る

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