クラウドソーシングサービスとは？

クラウドソーシングサービスとは、WEBで利用できるビジネスマッチング・仲介サービスです。仕事を依頼したいクライアント（企業や個人）がサイト上で募集を行い、ワーカー（登録者）が応募する仕組み。契約、納品、報酬の支払いまでオンライン上で完結できるサービスがほとんどです。

仕事の種類は多岐にわたり、専門的なスキルを要するものから、経験不問のものまでさまざま。フリーランスや副業、お小遣い稼ぎなど、働き方に合わせて、全国どこにいても仕事が始められるのもうれしいポイントです。

日本最大級「クラウドワークス」で仕事獲得

筆者が利用してみたのは、登録者数が300万人以上を誇る国内シェアNo.1のクラウドワークスです（2020年11月末現在）。サイトへの登録や仕事の検索、応募などは無料でしたが、報酬から5～20％のシステム利用料が差し引かれます。

クラウドワークスでは200種類以上の仕事が掲載されていました。そのなかでも、データ入力やアンケートなどの「カンタン作業」や「ライティング・記事作成」など、すきま時間や自宅でコツコツと作業できる仕事が多い印象。筆者のように、WEB記事などでのライティング業務を探している人にはうってつけではないでしょうか。

仕事の形式は3種類

募集されている仕事には、「プロジェクト形式（固定報酬制・時間単価性）」「コンペ形式」「タスク形式」の3種類があります。

その１：プロジェクト形式

クライアントが応募者の中からワーカーを選ぶものです。ライティングやデータ入力などに多い形式で、成果物に対して報酬が得られる「固定報酬」と、稼働時間に対して報酬が得られる「時間単価」があります。短期で働きたい人向けのスポット案件や、長期で働くことも可能な継続案件も募集されています。

その２：コンペ形式

クライアントの募集に対してワーカーが制作物を提案し、採用されると報酬が得られる形式です。ロゴマークや、キャッチコピーの作成など、多くの成果物を比較したい場合に採られることが多い印象。専門的なスキルが求められる形式ですが、高い報酬が望める仕事も募集されていました。

その3：タスク形式

契約などの過程を経ることなくすぐに作業が進められる形式です。アンケートや体験記、感想文など、すきま時間や短時間で作業できる仕事が多い印象。手軽さゆえに報酬が低いものも多いですが、コンスタントに数をこなしやすく着実に報酬を積み上げられる形式でもあります。

プロジェクト形式で仕事探しに挑戦

今回筆者は、上で説明した「プロジェクト形式」の仕事獲得に成功したので、応募から報酬受け取りの一連の作業をルポしていきます！

スマートフォンからクラウドワークスのサイトへアクセスし、やりたい仕事を見つけてそのままスマートフォン上で応募。入力フォームに従って、条件面やメッセージなどを入力したら「応募する」ボタンを押すだけで完了です。あとは募集者（企業など）からの返信を待つばかり・・・。　

ちなみに、プロフィールや実績を閲覧したクライアントから直接スカウトされる場合もあるようです。経歴やスキルに見合った仕事に出会えるチャンスなので、プロフィール欄を充実させことは必須ですね！

企業から採用通知が届いたら、条件のすり合わせを行いながら契約を進めました。この際、企業からクラウドワークス外（LINEやChatworkなど）での連絡を希望される場合もあるようですが、これは絶対避けるべき。報酬の不払いや異なる仕事への誘導など、ワーカーの不利益に繋がるトラブルも起きているようです。

クライアントからの「仮払い」が行われたことを確認し、いよいよ仕事開始。これは企業から利用者への報酬の不払いを防止するものなので、安心して仕事に取組めますよね！

仕事が完了したら、納品や検収を経て、いよいよ報酬が受け取れます。クラウドワークス内で支払われた後、指定の銀行へ振込み依頼。振込み手数料は利用者負担（楽天銀行100円、その他は税込み500円）なので、報酬が少額の場合はキャリーオーバーとなり、1,000円を超えた時点で振り込み依頼が可能となります。

実際に使ってみた感想は？

おすすめ特集や検索機能で簡単に希望の仕事を見つけられました。応募フォームもシンプルなので、登録初日に複数の仕事に応募し、翌日には採用の連絡が（残念ながら不採用になった仕事もありますが・・・）！

報酬や納品予定日など、条件をすり合わせた上で契約をしているので、安心して仕事に取組むことができました。企業側も親切・丁寧に指示をしてくれることが多く、システムも整っているので、初回でも納品～報酬の受け取りがストレスフル！

また、初心者歓迎の仕事もあるので、これから新しい分野でのスキルアップを図りたい人にも向いていると感じました。ただし、報酬が極端に低い仕事や直接取引を提案されることもあるので、仕事への応募の際にはじっくりチェックするのも必須かもしれません。

※この記事の情報は2020年11月末時点のものです

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	まいてっと マイテット／ライター
	建物にともる灯りを眺めるのが好きな元銀行員。銀行員時代の堅さが抜けないことが、近ごろの悩み。日々、子どもたちとどろんこになりながら、ライター活動をしています。 著者のプロフィールを詳しく見る

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