POSTED BY フレッチャー愛掲載日 APR 16TH, 2021

【世界のニューノーマル最前線・UK】ワクチンの効果大！４カ月振りにデパートや美容院が開いた

長かったロックダウンがついに緩和へ！クリスマス以降閉店していたデパート、美容院、図書館、ジムがついに再開！ワクチンの効果から明るい雰囲気に包まれるイギリスの街の様子をオックスフォード在住の筆者がレポートします。

長かったロックダウン

感染力の強い変異型が猛威を振るったイギリスでは、2021年新年早々3度目のロックダウンに突入しました。学校も2カ月以上にわたり休校となり、スーパーやドラッグストアのような生活必需品を扱うお店以外はすべて閉店。美容院、図書館、ジム、カフェ、レストラン、パブなども休業となりました。

ワクチンと厳しい制限で情勢は改善

イギリスでは、サッカースタジアムや世界遺産にもなっている大聖堂などをワクチンの接種会場にするなど、大規模なワクチン政策を展開しました。全人口の約半分の3,200万が1回目の接種をしており、高齢者や医療従事者の700万人がすでに2回の接種も終えています（20214月12日現在）。厳しいロックダウンとこれらのようなワクチン接種によって重症化しやすい高齢者の感染を抑えたことで、状況は期待通り改善。2021年4月12日現在は、1日あたりの新規感染者は3,000人台、亡くなった人の数は13人にまで減ってきています。

4月12日よりロックダウンの緩和

そしてついに！　2021年4月12日より、美容院、図書館、ジム、生活必需品以外を扱うお店（書店、洋服店、日用雑貨店、デパート）が2020年12月24日から4カ月ぶりに再開されました。

12月24日のクリスマスイブから、今回の規制緩和までの約4カ月はほんとうに長い日々でした。オンラインショッピングなどが普及しているとはいえ、試着が必要な靴などの購入時にはどうしても不便を感じていました。また、美容院が4カ月も開いていないと特に男性は困る人が多く、ぼさぼさ頭の人も多く見かけました。

カフェやパブも屋外のテラス席などでは営業が可能となっています。

現在も引き続き制限アリ

状況が改善されつつあるイギリスですが、2021年4月12日現在も完全にロックダウンが解除されたわけではありません。屋内で友達に会ったりできるようになるのは5月後半以降と言われています。また、順調に行けば5月後半には、ホテルの営業も再開できるそうですが、映画館や大規模コンサート会場は引き続き再開が未定とされています。