家が一軒建てられる、世界最大のホームセンター「ホームデポ」

「ホームデポ（The Home Depot）」は、アメリカ合衆国ジョージア州に本社を置く、建築資材や室内装飾、園芸用品等を販売する「世界最大のホームセンター」。

アメリカで2,000店、カナダ、メキシコを含めると2,298の店舗数を誇り、店頭には36,000種類、オンラインで100万種類もの商品をそろえているそうです。電球が切れた、壁の塗料が剥がれた、ガーデニングの肥料を買いたいなど、家周りで何かあれば、ほとんどのアメリカ人が駆け込む場所なのです。

ホームデポの売上の30〜40%がプロの業者によるものと言われ、リフォームやリモデリング、ゼネコン、便利屋、不動産管理者、建築サービス請負、電気技師、配管工、塗装工などの専門業者が御用達。

今回は、そんなホームデポのニューヨーク市マンハッタン59丁目店にて、自分の好みのマイホームが作れる商品のコーナーをご紹介します。

■参照
About Us - The Home Depot　
ホーム･デポ･インク　-　ロイターJP

自分の好みのマイホームが作れる

「ホームデポに来れば、家が一軒建てられる」と言われるアメリカDIYの集大成。新築はもちろん、リフォームも細部まで自分好みにすることができます。色や材質、ブランドなどカスタマイズが可能。

家の顔と言えるキッチンも、使いやすく自分好みにすると、料理をするのが楽しくなりそうです。

＞＞＞システムキッチンの見積もり
自分の好みを選んでいくと、最後に見本や価格が見られます。

料理をする頻度により決まる「キッチン」

憧れのシステムキッチン

機能的なキッチン。電子レンジも組み込まれていると場所を取らず、便利そうです。マンハッタンの高級アパートは、無機質な感じのモノトーンが多いです。筆者の住む庶民賃貸は、木材のキャビネットです。

収納たっぷり　料理をする家庭用キッチン

家庭で毎日料理をするのであれば、収納がたっぷりあるとうれしいですね。このシステムキッチンは、かなり収納があるので、どこに何を入れたか忘れそうかも（笑）。

都会的こじんまりキッチン

簡単な収納棚のシンプルなキッチン。アイランドカウンターのシンクが小さめなので、あまり料理をしない家庭用？　匂いや汚れが付くから、家庭で料理をしないという人も実はニューヨークには多いのです。

お飾り的キッチン？

こちらに至っては収納スペースも少なく、もはやお飾り的キッチン。家ではコーヒーを入れる程度で、あとは外食かデリバリーなのかもしれません。

料理をするための「キッチンレンジ」

アメリカの賃貸住宅では、必ずキッチンレンジ（ストーブ Stoveという場合が一般的）が備え付けられています。上面に調理用コンロ、中はオーブンになっており、一般的にはガスが多いですが、電気のものもあります。

一般家庭で使うものはコンロが4口〜

アメリカのコンロは、一般家庭で4口からと日本よりも多いですね。いっぺんにお湯を沸かしたり、炒めものしたりできるので便利。レストランなど業務用は、6口以上が多いです。

＞＞＞キッチンレンジはこちら
ガスか電気かなどタイプを選ぶと価格が見られます。

使い勝手が重要「キッチンシンク（流し台）」

キッチンシンク（流し台）も好みや使い勝手の良さで、大きさや深さが選べます。家庭で料理をする人には、あまり小さいと使いにくいですね。やはり主婦（主夫）に意見を聞くのが良さそう。

＞＞＞キッチンシンク（流し台）はこちら
タイプを選ぶと価格を見ることができます。

雰囲気を作る「タイル」を選ぶ

キッチンの壁やフロアは、タイルや壁紙一つでイメージが大きく変わります。シンプルに行くか、インパクトを強くするか、好みで選べます。

＞＞＞フロアタイルはこちら
種類を選ぶと価格が見られます。

「ドア」も妥協せずに

玄関のドアや仕切りのドアも好みで選べます。デザインも大切ですが、防犯面や掃除のしやすさも考慮に入れたほうが良さそうです。

＞＞＞ドアについてはこちら
種類を選ぶと価格が見られます。

アメリカ人は南向きを好まない？「ブラインド」

日本では、住まいの条件に「南向き」を求める人が多いですね。アメリカでは「家具やカーペットが痛む」「暑い」などで、日本人のように南向きは好まないかもしれません。防犯上の理由から、昼間でもカーテンやブラインドを下ろしたままにしていることが多いです。

＞＞＞ブラインドはこちら
種類を選ぶと価格が見られます。

ブラインドは掃除しにくいのが難ですが、こんな掃除道具がありました。値段も手頃。

＞＞＞ブラインドの掃除道具はこちら

「カーペット」は絵画のごとく

ギャラリーの絵画のようなカーペット。カーペットは飽きたら取り替えられるので、最も簡単なリフォームかもしれませんね。

＞＞＞カーペットはこちら
種類を選ぶと価格が見られます。

バスタブなしでも問題なければ「シャワールーム」

一般の賃貸住宅では、お風呂はバスタブとシャワーが一緒に設置されていることが多いですが、バスルームが複数ある、あるいはバスタブなしの物件の場合、シャワールームがあります。ホテルでも、お風呂とシャワールームが別々の部屋もありますよね。

＞＞＞シャワールームはこちら
種類を選ぶと価格が見られます。

シャワールームのドアも自分の好みに

シャワールームのガラス戸も、透明度や素材の選択ができます。

＞＞＞シャワールームのドアはこちら
種類を選ぶと価格が見られます。

最もリラックスできる場所「バスルーム」

バスタブ

アメリカのお風呂は、バスタブ。賃貸住宅では、シャワーと一緒になっていることが一般的。シャワーだけ使う人が多いかも。

シャワーカーテンで区切るのではなく、ガラス戸で仕切るタイプもあります。締め切るので、内部やガラスにカビが生えやすい気がして、個人的には選ばないタイプかも。

＞＞＞バスタブはこちら
種類を選ぶと価格が見られます。

一般的な「バスルーム」

一般家庭のバスルームはこんな感じ。バスタブとトイレはシャワーカーテンで区切ります。

落ち着ける「トイレ」はどれ

あなたの落ち着けるタイプのトイレはどれでしょうか。日本のブランドTOTOのウオシュレットもありますよ。

＞＞＞トイレはこちら
種類を選ぶと価格が見られます。

洗面台

洗面台も雰囲気が変わるアイテムの一つ。チェックしているのは、不動産業者に見えますね。マンハッタンのミッドタウンは、大手の不動産会社が多いです。

新築の場合、不動産会社が部屋がよく見えるようなキッチンやバスルームを設置しますが、購入者は自分の好きなものに作り替えてしまうことがほとんど。

＞＞＞バスルームの洗面台はこちら
種類を選ぶと価格が見られます。

バスタブやシャワーの小物

＞＞＞バスタブやシャワーの小物類はこちら
種類を選ぶと価格が見られます。

バスルーム洗面台の蛇口

あのホテルあるいはレストランのトイレでこの蛇口を使っていたなと、意外にも蛇口の印象は強いもの。

＞＞＞バスルーム洗面台の蛇口はこちら
種類を選ぶと価格が見られます。

バスルーム用タイル

タイルもこんなに種類があるのです。

＞＞＞バスルームのタイルはこちら

アメリカの洗濯機

アメリカは日本と違い、排水システムが整備されていないので、一般庶民が住む賃貸アパートには洗濯機が置けないことがほとんど。アパートの地下室に設置されているか、小さなアパートの場合コインランドリーへ行くことが多いのです。筆者もアメリカに住むようになってから、雨の日も風の日も、コインランドリー通いです。

マイホームや一軒家、高級賃貸には洗濯機が設置されているので、庶民ニューヨーカーのささやかな夢は「自宅に洗濯機があること」。日本の生活は便利だったなと思います。

＞＞＞洗濯機はこちら
種類を選ぶと価格が見られます。

世界最大のホームセンター"ホームデポ（The Home Depot）"まとめ

• お手頃価格
• ウェブサイトが見やすい（多少のスペルミスをしても、希望の商品に行き着く）
• 家に関するもので、ないものはない「住まいの博物館」
• DIY好きには天国
• 45ドル以上購入で、送料無料（国内のみ）
• 種類ごとにコーナーにまとまっているので、目的のものが探しやすい
• 角材を好みの長さに切ってくれる、ペンキを好みに作ってくれるなど、店員さんもDIY してくれる
• ロケーションにより置かれている商品内容が違うので、各店舗を見比べるのも楽しいかも

ホームセンター　The Home Depot https://www.homedepot.com
商品の海外発送可能。詳しくはこちら。
1-888-843-7055 または e-mailで exports@homedepot.com.

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[All Photos by  Hideyuki Tatebayashi]　Do not use images without　permission.

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	青山沙羅 アオヤマサラ／ライター
	はじめて訪れた瞬間から、NYにひと目惚れ。恋い焦がれた末、幾年月を経て、2009年ついに上陸。 旅の重要ポイントは、その土地の安くておいしいものを食すこと。 特技は、早寝早起き早メシ。人生のモットーは、「やられたら、やり返せ」。 プロ・フォトグラファーの夫とNYでふたり暮らし。共同著書『いちばん美しい季節に行きたい 日本の絶景365日（PIE International、2020年3月）』。 著者のプロフィールを詳しく見る

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