POSTED BY フレッチャー愛掲載日 JUN 16TH, 2021

【世界のニューノーマル最前線・UK】ビールで乾杯！半年ぶりにパブへ行く

筆者の住むイングランドでは、2021年5月下旬よりパブやレストランでの店内飲食が可能になりました。ということで今回は、この日を首を長くして待っていた筆者のとある日曜日の様子を紹介します！半年以上ぶりに、イギリスの典型的なパブでビール＆ローストビーフを楽しんできましたよ。

パブやレストランの屋内営業がついに再開！

イングランドでは、ワクチン政策による成果のおかげもあって2021年5月下旬よりパブやレストランの屋内営業がついに再開されました。屋内では、6人までもしくは2家族まで同じテーブルで食事やアルコールを楽しむことができまするようになったのです。もともとさほど外食する習慣が日本ほどないイギリスですが、それでも家族や友達とパブでビールを楽しむのは最高のひと時です。

今回は、そんな開放的な気分を満喫すべく、イギリス・オックスフォード近郊のパブへ半年以上ぶりに訪れた際の様子をレポートします。

日曜日の定番、ウォーキング→パブへ

ヨーロッパで共通することですが、日曜日は家族でのんびり過ごすことを習慣にしている人が多くいます。特に、家族でのんびりウォーキングを楽しんでパブで一息つく、もしくはサンデーローストを食べるというのはイギリスでは定番中の定番の日曜日の過ごし方です。

この日の筆者の家族も、まずは自宅から約７ｋｍ離れたところにあるパブを目指して、ウォーキングを楽しむことに。2021年は4月、5月ともにとても寒い日が続いたため、まだまだ春の始まりのような景色でしたが、それでも新緑がまぶしくリフレッシュできました。

パブ「The Talbot inn」に到着

1時間半ほど歩いて、テムズ川のほとりにある「The Talbot inn（タルボットイン）」というパブへ到着。1480年から続く伝統ある、こじんまりとしたこれぞイギリスの田舎パブという趣があるお店です。

徹底されているコロナ対策

入り口で国が管理しているアプリにチェックイン。手の消毒と氏名と連絡先の記入も義務付けられています。

もちろん、店内ではテーブルで飲食しているとき以外はマスクの着用がが法律で義務付けられています。

「イギリスパブと言えば！」の、パブのバーカウンターも現在は使えません。すべてテーブルで注文をとってくれます。

まずはギネスで乾杯！

スターターには揚げたハルオミチーズ

チーズの種類が豊富なイギリスでも馴染みもある、ハルオミチーズをスターターとしてシェアしました。ハルオミチーズは、もともとはギリシャやキプロスのチーズで羊のミルクから作られた品。熱しても溶けないのが特徴で、油で揚げてスイートチリソースでいただきます。お酒が好きな人にはおすすめです。

メインはローストビーフで

ピンク色のビーフに、ローストされたジャガイモや根菜、緑の茹で野菜も付け合わせで。グレービーソースでいただきます。

なんと、先ほどのローストビーフには、付け合わとしてカリフラワーとブロッコリーのチーズ焼きも出てきました！

これらの大皿2品でローストビーフは12.5ポンド（約1,800円）とかなりリーズナブル。遅めのランチとしてパブを訪れたのですが、この日は夕食は必要ないほどおなかいっぱいになれました。

ロックダウン完全解除はお預け、それでもパブへ行ける幸せ

デルタ株（インド株）の感染拡大が心配されているイギリスでは、ロックダウンの完全解除を4週間遅らせることが決まったばかりです。それでも、季節の風景を楽しみながらのウーキング、そして家庭的な古いパブでのローストビーフとビールを堪能できる当たり前の日曜日が半年ぶりに戻ってきたことに感謝しつつ、次に訪れてみたいパブのリストアップをする日々です。