１年遅れで東京五輪が開催

東京は4回目の非常事態宣言下にありますが、コロナ禍により延期されていた東京五輪が、いよいよ 2021年7月23日（金） から8月8日（日）まで開催されます。（東京パラ五輪は2021年8月24日（火）から9月5日（日）までの予定）

日本から離れたアメリカのニューヨークでも、連日、東京五輪に関する報道がなされていますが、ニューヨーカーはこの大会に対してどのように感じているのでしょうか。

ニューヨーカーに聞きました「東京五輪をどう思う？」

ニューヨーカーに、東京五輪の開催についてどのように感じているか聞いてみました。

• 「あ、やるんだよね（忘れている）。えっ、僕の国からも出場するかって？多分出るんじゃないのかな」（30代男性　エルサルバドル系）
• 「日本は東京五輪の開催をどうするつもりなの？（2021年5月頃の会話）」（60代男性　中国系）
• 「コロナ禍の非常事態宣言下で、無観客でもやるのはどうかなあと思う。要するに、金銭的な問題が発生するからだよね（コロナが収束してから開催すればいいのではのニュアンス）」（20代男性　日本人）
• 「楽しみ。アメリカのTV番組だとアメリカ選手しか映さないから、日本人選手を映すNHK放映が見たい」（60代男性　日本人）
• 「東京五輪は来年もしくは１回飛ばした4年後にしても良かったのでは。でもコロナのこの状況で開催できるのは案外日本だけかも？」（50代女性　日本人）
• 「無観客なのであまり気分が盛り上がらないが、開会式と閉会式は興味あり。驚きや感動に期待」（50代男性　日本人）
• 「NHKの五輪ナビゲーターに起用された嵐を楽しみにしていたのに、延期で活動休止に入ってしまい残念。でも、活動休止中の嵐の4人のなかでは適任だと思う、櫻井翔君と相葉雅紀君が起用されてうれしい」（40代女性　日本人　嵐ファン）

東京五輪で観戦したい競技は？

続けて、東京五輪で観戦したい競技もニューヨーカーに聞いてみました。

• サッカー
• 野球
• テニス
• 陸上競技
• 水泳

アメリカ国内では、全米ネットワークNBCの独占放送で放映されることになっています。

ニューヨーカーによるデザインのユニフォーム

東京五輪での米チームのユニフオームは、アメリカを代表するデザイナー ニューヨーク出身のラルフ・ローレン氏によるもの。

ラルフ・ローレン氏は、2008年以降、五輪アメリカ選手団の公式デザイナーを担当し、清潔感があってきちんと見え、なおかつ着こなしやすいアメリカントラッドが広い年齢層から支持されているのです。

開会式のブレザー

こちらはアメリカ選手団が開会式で着る予定とされている紺のブレザーです。ウエストシェイプは、選手の鍛えた身体の美しさを強調します。アメリカの店舗で695ドルで販売されています。

開会式のジャケット

こちらの目にも爽やかな白のジャケットは、リサイクル生地で撥水性があり、軽い素材。アメリカの店舗にて495ドルで購入可能です。

「日本代表」と「アメリカ代表」の日本人

テニスの大坂なおみ選手は「日本代表」で出場

新型コロナウイルスの世界的流行という予想外の状況もあり、欠場する選手もいます。そのなかで、テニスの大坂なおみ選手は、ウィンブルドンは欠場しましたが、東京五輪は「日本代表」として出場すると2021年7月6日に明言しています。

一方で、アメリカのセリーナ・ウイリアムズ選手は、2021年6月27日に欠場を表明しています。

■参照
大坂なおみ、東京五輪出場を明言「日本代表に誇り」　-　朝日新聞デジタル　2021年7月6日 18時51分
【東京五輪・パラ】 テニスのセリーナ・ウィリアムズ選手、欠場を表明　-　BBC News Japan　2021年6月28日

空手家・國米櫻選手は「アメリカ代表」で出場

米チームのユニフオームのモデルとして、公式Webサイトで登場している空手の國米櫻（こくまいさくら）選手。米国ハワイ生まれで、「アメリカ代表」として出場します。空手家のイメージが湧かないほど美しい人ですが、競技になるとキリッと勇ましくなります。

開会式に米ファーストレディが出席

2021年7月23日に行われる予定の開会式には、ジョー・バイデン大統領の代理として、ジル・バイデン大統領夫人が出席することになっています。コロナ禍の東京での出席ですが、ワクチン完全接種者として、ワクチンの安全性を証明する意味もあるのかもしれません。

じつはバイデン大統領夫人が五輪に出席するのは２回目。2010年のバンクーバー五輪で、当時の副大統領ジョー・バイデン氏（当時の大統領はバラク・オバマ氏）とともに、米国代表団を率いました。

今回はニューヨークに住む筆者が、コロナ禍のなかで開催される東京五輪についてニューヨーカーにヒアリングした内容を中心にお届けしました。あくまでも一部の人のコメントですべてではありませんが、筆者の周りではこれらのような意見を聞くことができました。

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	青山沙羅 アオヤマサラ／ライター
	はじめて訪れた瞬間から、NYにひと目惚れ。恋い焦がれた末、幾年月を経て、2009年ついに上陸。 旅の重要ポイントは、その土地の安くておいしいものを食すこと。 特技は、早寝早起き早メシ。人生のモットーは、「やられたら、やり返せ」。 プロ・フォトグラファーの夫とNYでふたり暮らし。共同著書『いちばん美しい季節に行きたい 日本の絶景365日（PIE International、2020年3月）』。 著者のプロフィールを詳しく見る

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