POSTED BY sweetsholic掲載日 JUL 26TH, 2021

薬局でサクッと5分！30代筆者のワクチン体験ルポ【世界のニューノーマル最前線・南仏】

南フランスより、ボンジュール！海外在住ライターのsweetsholicです。飲食店の営業再開や屋外でのマスク着用義務が解除されるとともに、例年通りのバカンスシーズンが到来・・・したのも束の間、フランスでの新型コロナウイルス感染状況は再び悪化し始めています。頼みの綱は、おそらくワクチンしかな〜いッ！ということで、30代筆者のワクチン体験ルポをお伝えします。

現在は12歳以上がワクチン接種の対象

ここフランスでは、2021年5月31日より18歳以上、6月15日以降は12～17歳の青少年もワクチン接種が受けられるようになりました。仏政府の公式サイトによれば、ワクチン接種完了率はおよそ4割、また1回目のみの摂取率は5割となっています（※2021年7月8日現在）。

対象年齢により接種できる場所は若干異なるのですが、主に接種会場、かかりつけ医および産業医のもと、薬局など。また、ワクチンの種類も接種場所や年齢により多少異なっています。

薬局でモデルナのワクチンを予約

筆者がワクチン接種を受けようと思い立ったのは、対象枠に入ってすぐの2021年6月1週目のことでした。ネット予約開始前だったので（※2021年7月現在はネット予約が可能）、情報収集のために近所の薬局へ足を運ぶことに。

訪れた薬局では「あなたの年齢（30代）だとモデルナ社製のワクチンになります」ということで承諾、その場ですんなり予約を入れることができました。

1回目のワクチン接種

2週間ほど経った6月中旬のある日、薬局からワクチンを確保したとの連絡があり、接種日時を決定。予約した時間に薬局を訪れると、店内の奥にある診療室のような場所に通され、あっという間にワクチン接種完了。その場でワクチン接種1回目の終了を証明する証書を手渡されました。4週間が経とうとしている現在は、2回目のワクチン接種の連絡を待っている最中です。

打つ？打たない？ワクチン接種を決めた理由

日本でもそうだと思いますが、ワクチン接種を受けるかどうかは、ここフランスでも本人次第です。筆者がワクチンを打つことにした理由は「ニューノーマル時代を生き抜く上で、ワクチン接種が有利になると思ったから」です。

例えば、国をまたいで旅行する際や、多人数が集まる場所にアクセスしたいとき。ワクチン接種が完了していない人は、自由に動けなくなる可能性が少なからずあるだろうと思ったのです。現に2021年7月21日以降、50人以上が集まる施設やイベントへアクセスする際には、ワクチン接種を証明する“衛生パスポート（pass sanitaire）”の提示が義務付けられています。

また、8月以降は、飲食店や病院、鉄道や飛行機などの公共交通機関でも衛生パスポートの提示が義務化される見込みです。