POSTED BY オオモト ユウ掲載日 APR 23RD, 2022

入門用のセット竿で楽しむシロギス狙いの投げ釣り【魚別釣り方指南vol.9】

携行性に優れた竿と糸付きのリールがセットになり、主に釣り未経験者の入門用として販売されているコンパクトロッドセット。そのセットを使用して狙えるターゲットやその釣り方を紹介していこう。今回のターゲットは、パールホワイトの魚体が美しいシロギス。可憐な姿からは想像できない強いアタリが楽しめることから、堤防や砂浜から専門に狙う人も多い人気魚種である。水温が上がり始める春頃になると、堤防近くの浅場へと接岸して入門者でも高確率で釣果が期待できる。群れに当たれば数も望めるので、ぜひ狙ってみよう!

目次

釣りに行く前に覚えておきたいシロギスの基本情報

堤防釣りのメインターゲットとして、初心者からベテランまでファンが多いシロギス。北海道南部から九州、東シナ海沿岸にかけて広範囲に生息する小型魚で、最大で35cmほどまで育つ。砂地を好む底生魚で、危険を感じると砂の中へ潜る習性がある。

水温が下がる冬場は深い場所へ移動するものの、春〜晩秋にかけては堤防周りや砂浜、河口部といった浅場に生息。市場に出回るのも夏場が中心となるため、夏の季語にも採用されている。

ヒラメやイカ類の大好物だけに臆病な性格だが、エサには貪欲に食らいつく。普段はゴカイなどの環中類やアミエビなどの動物プランクトン、小型の甲殻類などを漁っており、剥き身にしたアサリやオキアミをエサに使っても釣れる。

シロギスを釣るならこんな場所!

前述のように砂地を好む傾向があり、海底に障害物が多い場所は釣りにくさの点からも避けたいところ。漁港や堤防から竿を出すなら、船が出入りして海底が掘れている場所を中心に狙うのが定石。シロギスは海底の変化に沿って群れで移動することがあるので、うまく遭遇できればアタリ連発も夢ではない。

砂浜から延びた堤防もシロギス狙いには好適。一見すると海底の変化に乏しいように見えても、波打ち際の落ち込みや、堤防に沿って沖へと流れる潮流によって海底に変化が生じている場所がある。そういった場所を狙い撃ちするとブルルルッ!とアタリが出るので、丁寧に仕掛けを通してみよう。

また、夏場は水温がほかよりも低い河口部や流れ込みの周りに集まることがある。ほかの場所で反応が薄い時は、目先を変えてみよう。

これを揃えればあとは釣るだけ!必要な道具・仕掛け

使用する竿とリールはもちろん「コンパクトロッドセット」。道糸はナイロンの2〜3号がちょうどよい。ただし、あまり使い古して巻きグセが付いたものは海底の変化を感じ取りにくくなるので、新しいものに巻き替えることをおすすめする。

仕掛けは5〜10号程度のテンビン付きオモリと、市販のシロギス用仕掛けを用意すればOK。ハリは「キス」「流線」などと書かれていて、大きさが4〜7号がぴったり。釣具店にはテンビン付きオモリと仕掛けがセットになったオールインワンタイプが売られているので、それを選べば間違いない。

海底を引きずる釣りゆえ、障害物に引っ掛かるなどして仕掛けが切れてしまうことが多い。そのため、予備の仕掛けが2〜3セットあると安心だ。仕掛けを選ぶ際はハリの大きさのほか、ハリ数は2本、全長1m程度のものを基準に選ぶとよい。

エサはジャリメを使うのが一般的。釣具店では50〜70g単位で売られており、1パックあれば4〜5時間は楽しめる。付け方はハリに沿って刺し、結び目まで到達したところでハリ先を出すのが基本。ハリが通っていない「タラシ」と呼ばれる部分は1〜5cmで調整する。反応がいい時は短く、悪い時は長くするのが基本だ。

また、生きた虫エサが苦手に人には人工エサがおすすめ。プニプニした触感の本体には魚が好む味やニオイが染み込んでおり、十分釣果が期待できる。付け方はジャリメと同じでOK。

釣り方の一連と覚えておきたいこの釣りの注意点

まずは仕掛けを沖に向かってキャストするが、必ず前後左右を目視して人や船の往来がないことを確認しよう。また、頭上に電線があるような場所は仕掛けが絡むことがあるので避けたい。

仕掛けを投じたらオモリを海底まで落とし、余分な道糸を巻き取って10〜30秒待つ。シロギスのように海底に棲む魚は上から落ちてきたエサをじっくり見ており、着底したのを確認してから食いつくことがしばしばあるからだ。少し待って反応がなければ、多少オモリを引いて仕掛けをゆっくり動かしてやる。リールを巻いて動かすよりも、竿を横に倒した状態で引っ張るようにしてオモリを引き、竿先を海のほうに戻しながら余分な糸を巻き取るやり方がおすすめ。1mほど動かしては止める、という一連を繰り返すのが目安だ。

引きずる感触が重くなる場所は海底に変化があったりしてシロギス以外の魚も溜まっていることが多いので、集中的に狙ってみよう。

竿先にブルブルという感触が伝わったら、慌てずにそのまま巻くのを止める。ここで慌てて竿を立てたりリールを巻いたりすると、驚いたシロギスがエサを吐き出して逃げてしまう。そのまま待って次のブルブルッ!をとらえたら、慌てずにゆっくり巻き上げよう。

なお、シロギス狙いの投げ釣りでは、ヒレに毒を持つハオコゼがしばしばハリに掛かる。絶対に触らず、ハリスを切って海に返すこと。

>>>「魚別釣り方指南」のバックナンバーはこちら

オオモトユウ
編集者/ライター/フォトグラファー

スポーツウエアメーカー勤務、雑誌編集などを経てフリーライターに。好きなことを仕事に選び続けた結果、周囲からは「ラクをして生きている」と思われているのが悩み。四国、北海道については愛車で単独周遊済みなので、九州に照準を定めている。旅先での酒場巡りとノルウェー旅行の再開に思いを募らせる日々。

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