POSTED BY 北 秀昭掲載日 MAY 3RD, 2022

【モータリスト】日本の最新EVバイク3種をマニアが徹底解説!

イタリアの「ファンティック」や欧州生まれの「ランブレッタ」、韓国の「SYM」など、世界各国のバイクを国内に展開するモータリスト合同会社。同社が自ら企画・開発を進めてきた電動バイクが、<東京モーターサイクルショー2022>にて一般公開されました。披露されたのは、オフロードモデル2機種とストリートモデル1機種。中国のパートナー企業と連携して商品化させた、注目のODM(Original Design Manufacturing)モデルを紹介します!

目次

パートナー企業と共同開発した「ODM」モデル

(写真左)モータリスト VMX03/(写真右)モータリスト VMX12
(Photos by モータリスト)

3年ぶりに開催された「東京モーターサイクルショー2022」には、さまざまな電動バイク(EVバイク)」が登場。前回よりもその数は大幅に増加し、この3年間でバイクの電動化が着実に進んでいる様子が伺えました。

国内のバイクブランド・モータリストのブースでは、2022年3月から販売される新しい電動バイク3種が展示。これらはモータリストが中国のパートナー企業と開発を進め、商品化を実現させたODMモデルです。

ODM(Original Design manufacturing)とは、発注元の企業が商品企画と販売を行い、パートナー企業である発注先が、設計・生産を実施すること。日本のスマートフォン業界(NTTドコモ→製造メーカー)がその一例です。

ODMのパートナー企業は、中国・重慶に本社を構えるモビリティメーカー「威利科技実業有限公司」。モータリストは、長年に渡り蓄積してきたバイクに関する豊富な知識や知見、開発・製造技術の知見を活用しながらパートナー企業を模索。その結果、柔軟性や開発スピードに優れ、近隣の類似産業から適宜材料、部品等を調達する能力に長け、モータリストが考える協業相手としては十分な能力を保有した「威利科技実業有限公司」が選定されたそうです。

中国の威利科技実業有限公司(Photos by モータリスト)

「威利科技実業有限公司」はエンジン付き車両(バイク、ATV、ユーティリティカートなど)の製造実績を持ち、一部の商品は欧州規格の適合もクリアするなど、高いクオリティを誇っています。

では、ここからはモータリストが企画・開発し、東京モーターサイクルショー2022に展示された電動バイク(オフロードモデル2機種&ストリートモデル1機種)を紹介しましょう。

モータリスト VMX12…66万円(税込/急速充電機付)

予定希望小売価格:66万円(税込/急速充電機付)

一般的な電動モデルにある、スロットルのみで動く「モーター任せ」のつくりではなく、エンジン車と同様のトランスミッション(ギア)と手動クラッチを備えた本格的な電動オフロードモデル。

手動クラッチの導入により、任意にパワーユニットの出力を制御することが可能。過剰なトルクに悩まされることなく、自在にマシンを操作する楽しみが味わえるのが大きな特徴です。

Photos by モータリスト

新しいデザインのフレームワーク、大容量の72w40Ah・LG製リチウムイオンバッテリー、超パワフルな12kwの高出力モーター、ボトムニュートラル式4速トランスミッションと、多彩な機能を採用。スロットルひとひねりで、125㏄クラスのエンジンバイク並のパワフルなトルクを発揮してくれます。

本格的なモノショック型リアサスペンションを導入

最大航続距離は120km(EEC基準/メーカー発表値)。メーカーが実際にモトクロスでの走行テストを実施したところ、10分のウォームアップヒート、その後30分×2本のレースを走らせてもまだバッテリーに残余があるなど、ファンバイクとしては十分以上の性能を発揮してくれます。

タンク部にはバッテリー残量を表示 Photos by モータリスト

なお、同車には急速充電機が付属。充電可能な環境下にある場合、休憩中に補充電することでさらに遊べるのがうれしいところです。

モータリスト VMX03…33万円(税込)

予定希望小売価格:33万円(税込)
Photos by モータリスト

VMX03は自転車のような細身の車体に加え、独特のトラスフレームによって囲われた脱着式バッテリーを装備。誰でも手軽に遊べるように設計されているのが特徴です。

出力は最大2.5kwと控えめ。車重はわずか36㎏の軽量タイプで、前後タイヤは安定感の高い大径の26インチが採用されています。

同車はいわゆる「電動アシストママチャリ」とほぼ変わらない車格により、電動バイクの敷居を徹底的に下げながらも、モーター駆動の大トルクを存分に楽しむことができる1台なのです。

モータリスト VMS6…49万5,000円(税込)

予定希望小売価格:49万5,000円(税込)

コンパクトなボディに必要な機能が詰め込まれたストリートモデル・VMS6。最大出力6kwのVMS6は、左レバーでのクラッチ操作を省いた、自動遠心式のトップニュートラル4速トランスミッションが採用されています。

Photos by モータリスト

ビキニカウル、フロントウインカー、バックミラーを装備した同車は、シティユースモデルとして設計されているのが特徴。

【番外編】TORROT キッズ用電動バイク…39万6,000円(税込)

希望小売価格:39万6,000円(税込)

写真はモータリストが2021年10月からリリースする、スペインの「TORROT」が製造する競技専用電動キッズバイク。走行シーンに合わせた3タイプがラインナップされています(モトクロス/スーパーモタード/トライアル)。

TORROTのキッズ用モデルは、どれも大人顔負けの本格的なスタイルに、ハイパワーバッテリーとモーターを組み合わせ。キッズ向けにチューニングされたフレームやサスペンションも導入され、安全に走行可能です。パパやママも安心な、出力制御などに便利な専用スマートフォンアプリもスタンバイ。

>>>MOTORISTS(モータリスト)

[Photos by 北 秀昭]

北秀昭
編集者/ライター

神戸~東京築地~横浜~兵庫姫路~大阪京橋育ち。瓦敷き職人助手、空手師範代助手、ダスキ〇のお掃除部隊等に従事しながら高校・大学を卒業後、旅行グルメの編プロを経て、車やバイクに特化した出版社に勤務。バイク専門サイト「4ミニ.net」運営。 https://4-mini.net/

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