POSTED BY フレッチャー 愛掲載日 JAN 31ST, 2021

【世界のニューノーマル最前線・UK】イギリス定番「切り花」でお部屋に彩りを

部屋にお花を飾っておうち時間をもっと楽しみませんか?イギリス在住の筆者が、現地のお花の楽しみ方や愛され方と、切り花を楽しむためのヒントをお届けします。

目次

おうち時間をハッピーにしては?

コロナ禍の2020年以降、在宅勤務になったり遊びに出かけるのを自粛したりと、おうちで過ごす時間が増えた人が多いと思います。そこで、おうちの中にお花を取り入れて、単調な毎日を気分転換してみるはいかがでしょうか?

花を絶やさないイギリスライフ

筆者の住むイギリスでは、ガーデニングはもちろんですが、切り花を身近に楽しむ人が年齢や性別を問わず多くいます。切り花は優雅なイメージがあまりなく経済的事情によらず取り入れやすいので、「家にお花を絶やさない」という素敵な習慣が根付いているのだと思います。

お花はスーパーで買うもの

Kristi Blokhin / Shutterstock.com

イギリスでは、スーパーマーケットで気軽にお花を買うことができるのも、切り花が生活の一部として定着している理由のひとつです。平日働いている人は、週末の朝に食料品のまとめ買いに行きついでにお花も選んで、「フレッシュなお花をおうちに飾って週末を過ごす」。そんなライフサイクルを送る人も多いのです。

庶民派スーパーの切り花売り場(筆者撮影)

どのスーパーにも、入り口のそばに切り花のコーナーが設けられています。チューリップやバラは定番。同種の花をまとめたシンプルな花束は2ポンド(約300円)から。ミックスされた花束も5ポンド程度(約750円)と、リーズナブルな価格で購入できます。

バラの花束も手ごろ(筆者撮影)

長く続くロックダウンでちょっと疲れ気味の筆者は、この日はビタミンカラーのバラ10本セット(2.8ポンド 約400円)を購入してみました。

洗い物をするときに目に入る場所へ(筆者撮影)

キッチンの流し台の前の窓に飾って、洗い物をするたびに黄色やオレンジのビビッドカラーのバラを楽しんでいます。

気軽な手土産としても定番

このように花が身近なイギリスでは、友達宅に遊びに行く際や実家に帰省するときなどにも、ちょっとした手土産としてお花を用意することが一般的です。日本では、「男性から女性へのロマンチックな贈り物」だったり、「お見舞いの品」だったりと、花束を特別なものとして捉えている人が多いかもしれませんよね。

切り花が最も売れるのは、母の日とバレンタインデー

そんなふうに、イギリスでは日常的にお花を愛していますが、母の日はさらにたくさんの花束が売れています(イギリスの母の日は3月の最後の日曜日)。この日は大きな花束を手に帰省する人が多く、帰省することが難しい場合はオンラインで花束が届くように手配します。

また、バレンタインデーも花束が活躍する日。日本では女性から男性へプレゼントするのが定番ですが、イギリスでは、男性もプレゼントを用意するのがマスト。そんなカップルのための日には、バラの花束を購入する多くの男性を見かけるものです。若い男性よりも、妻へ日ごろの感謝を込めて贈る男性が多いのが印象的です。

新型コロナウイルスに感染したご近所や友達へ送ることも

世界中で新型コロナウイルス感染拡大がまだ収束の気配を見せていませんが、イギリスでは、家族に感染者がいる場合、家族全員が10日ほど隔離生活を余儀なくされ、買い物などにも外出することができません。

そのため、知り合いが隔離生活になってしまった際は、お花を届けて「なにかやれることがあったらぜひ教えてね」と伝えることが筆者の周りでは定番となっています。

切り花で生活に彩りを

イギリスでは、切り花は特別なものではなく、日常を彩る生活必需品のひとつ。チューリップやガーベラ、バラといったシンプルな花を一輪ずつ、洗面所にキッチンに玄関にと飾るだけで家の中がぱっと明るくなるのです。

いいことがあった同僚に、落ち込んでいる友達に、実家の両親にと、ちょっとした場面でさりげなくお花をプレゼントするのは、贈る側ももらう側も幸せな気分になれますよ。みなさんも試してみてはいかがでしょうか。

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フレッチャー愛
フレッチャーアイ/イギリス在住ライター

20代のころからイギリス在住。科学者。フットボールに夢中な男の子の母親として奮闘中。ヨーロッパ各地のマーケット(蚤の市)散策、ワイン、見晴らしのよい絶景スポット、特に海が大好き。

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