POSTED BY minacono掲載日 DEC 2ND, 2020

【世界のニューノーマル最前線フランス・リヨン】マスク着用や衛生意識の変化

フランス・リヨンの町

コロナ禍の影響で、世界中で生活スタイルが変化した2020年。筆者が住むフランス・リヨンでは、どのような変化があったのか、街の様子をご紹介します。マスクに対する意識や公共の場での衛生対策など、今までとは明らかに違うと感じることはいくつもあります。予防対策のルールを守りながら、個人の自由を尊重するフランス人らしい一面も。日本の場合と比較しながらご覧ください。

目次

2020年11月末時点でのフランスの状況

フランス・リヨンの町
外出制限中は人がまばら

フランスは、2020年10月29日に今年2度目となる外出制限が発表され、2020年11月28日~1月20日の期間で段階を踏んで緩和される予定になっています。11月30日現在も外出証明書を携帯しないと出かけられない状態ではありますが、食料品店以外のお店が営業できるようになったり、個人が移動できる範囲が自宅から20キロメートルに拡大、制限時間も3時間に延長されたこともあり、リヨンの中心街には人通りがかなり増えました。

規制が緩和された途端に人混みができるほど街に人が集まるのは、フランスだからでしょうか。もちろん、まだ外出を控えている人も多いたくさんいるのですが、お店にはクリスマス向けの商品がずらりと並び、ショッピングを楽しむ人の姿が多く見られます。

ショーウィンドウはクリスマスのムード

新型コロナウイルスによる影響が悪化しなければ、2020年12月15日には日中の外出制限が解除され、その後は、夜間(21時~朝7時)の外出禁止がスタートする予定です。その場合でも、クリスマス休暇期間中(2020年12月24日~31日)は例外となり、夜間も外出できることに。

このような状況でも、クリスマス休暇は自由に過ごしたいという気持ちを尊重する施策が予定されているところに、フランスらしさを感じます。

屋外に除菌ジェルスタンドが設置

フランス・リヨンの除菌ジェルのスタンド
屋外に設置された除菌ジェルスタンド

リヨンでは、街の中に除菌ジェルスタンドが設置されました。手をかざすと自動的に一定量の除菌ジェルが出てくるスタンドで、人の多い通りや広場などの屋外に建てられています。これらは行政が設置したもので、人が集まる場所に設置し、衛生管理を喚起しているのです。

また、日本と同様、あらゆるお店の入り口には必ずと言っていいほどアルコール消毒のボトルが置かれており、入店する際に手を除菌できるよう、各店ごとに対策をとっています。

リヨンでのマスク着用について

これまでフランスでは、マスクの着用が一般的ではありませんでした。しかし、今回のコロナ禍でマスク着用が義務化されました。

マスクを着用するのは罰金だから?

フランス・リヨンの町
マスク着用が当たり前に

マスクを着用していないと、最悪の場合は135€(約1万7千円)罰金という制度になっています。現在では、外を歩いている人はほぼ全員マスク着用というのが当たり前に。

筆者は一度、マスクをしていない女性が警官に注意されているところを目撃したことがあります。その際、彼女はどうしても着用したくないと言い張り(特別な理由はなく、主義として)、身分証明書の提示を求めて詰め寄られてるまでに。友人のひとりが本人のバッグからマスクを取り出し、罰金は免れていましたが、そこまでして主義としてマスクをしたくないと主張できることに、興味を感じた次第です。

ただ、これはあくまでも特別な例で、テレビやインターネットでもマスクのエチケットに関して喚起されているので、お互いの予防のためにマスクをしている人がほとんどだと思います。

紙マスク vs 布マスク

フランス・リヨンで販売されている布マスク
カラフルな布マスクが店頭に並ぶ

ところで、リヨンでのマスク着用率は紙マスクと布マスク、どちらが多いのでしょうか? エコ意識が高まっている中、紙マスクが道端に落ちているようなごみ問題や、使い捨てに対するネガティブな意見がある一方で、布マスクの効果に対する疑問の声も。

フランス人の友人が布マスクを手作りする際は、布を口に当てた状態でロウソクの火を吹いてみて、炎が揺れないくらいの厚さにするという「ロウソクテスト」をしていました。

また、街を歩いている人を見る限りは、紙マスクをしている人が多いようにも見受けられますが、おしゃれな布マスクを着用している人も少なくありません。雑貨屋さんなどでも可愛い布マスクが店頭に並んでいるのを、当たり前のように見かけるようになりました。

複数の行政機関からマスクの無料配布

フランス・リヨンで無料配布された布マスク
フランス・リヨンで配布された布マスク

日本ではアベノマスクが話題になりましたが、フランスでも2020年5月以降、マスクの無料配布が行われました。リヨンの場合は、リヨン市やオーヴェルニュ・ローヌ・アルプ地域圏、メトロポール・ド・リヨンなど、複数の機関から無料配布があり、インターネットで予約して取りに行ったり、いつの間にか郵便受けに入っていたりと、いろいろな方法で数種類のマスクを入手することができました。

ちなみに、リヨンで話題となったのが、リヨン市が配布したコットン素材の大きなマスクです。通常のマスクの倍くらいの大きさがあり、使用する前に熱いお湯に浸してから充分乾かすことで少し縮むので、しっかり洗ってから使用するような仕様でした。

しかし、「顔が全部隠れて前が見えない」と顔全面にマスクを覆った写真が投稿されるなど、SNSで話題に。生地の素材やデザインが布巾のようだったこともあり、「まるでトルション(布巾)みたい」と笑いを誘うネタになってしまいましたが、着用している人もよく見かけました。賛否両論あったマスクの無料配布ですが、この辺りは日本と似ているかもしれませんね。

コロナ禍で状況が刻々と変わるなか、感染予防に対して団結しつつ、自由を尊重・主張するフランス人のたくましさを感じています。新しい環境を受け入れながら、程よく生活していけたらいいですね。

※この記事の情報は2020年11月末時点のものです

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ミナコノ/ライター

日本とカナダで観光業界に勤務。旅行会社、現地ツアーオペレーター、航空会社、観光局、いろんな分野で旅と関わってきました。現在はフランス在住。美味しい食べ物とお酒がうまく出会った時すぐ感動する。

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