POSTED BY 北 秀昭掲載日 APR 7TH, 2021

注目電動スクーター「キムコF9」の実力解剖!最高110km/h&航続距離120km

新型コロナウイルスの影響により、ソーシャルディスタンスを保ったパーソナルな移動の需要が高まっている昨今。電車やバスなどの公共交通機関を避け、自転車などで移動するようになった人も多いのではないでしょうか。今回紹介するのは、そんなニューノーマル時代にぴったりな電動モビリティ「キムコF9」。静止状態から50km/hまでの到達時間は約3秒。最高出力は9.4kW(12.7ps)を発揮。車重は軽量な107kgとし、最高速度110km/h&航続距離120kmを確保した、本格的なスポーツスクーターです。

目次

スクーター王国の台湾・キムコが製造したEVモデル

全長1831mm×全幅714mm×全高1085㎜のコンパクトなサイズ

電動バイクと聞いて、皆さんはどんなイメージを抱きますか?「ガソリン車より静かに走る」、「ガソリン車よりも環境に優しい」等々、ガソリン車に比べ、優等生的で大人しいイメージを持つ人も多いでしょう。しかし、今回紹介する「キムコF9」は、そんな電動バイクの印象をくつがえす、アグレッシブな走りのスポーツスクーターなのです。

装備重量は107kgまで軽量化

F9を製造したキムコ(KYMCO)は、台湾の光陽工業が展開するバイクブランド。1964年に設立された光陽工業は、日本のバイクメーカー・ホンダの技術協力により、バイク製品の製造を開始。現在では125ccや250ccなどのスクーターを中心に、台湾はもちろん、全世界をマーケットにした人気ブランドに成長しました。

大型バッテリーをフレームの一部として軽量化を実現

キムコF9は、重さ17kgの大型バッテリーを搭載。一般的にガソリンを燃料としたスクーターや電動バイクには、スチール製の丸パイプを素材としたフレームが車体の骨格として導入されています。一方で、キムコF9は、大型バッテリーをフレームの一部としていることがの大きなポイント。これによりフレームの一部を省略=装備重量107kgと、軽量化することに成功しています。

107kgの軽さはバイクにとって大きな武器

2速オートマチックトランスミッションを採用して俊敏な走りを獲得

バイクにとって「軽さ」は、スポーティーな走りを獲得するための大きな武器となります。107kgという重量は、ガソリンを燃料としたスクーターの場合、おおよそ50ccクラスの原付よりもやや重く、125ccクラスの原付二種よりもやや軽い値。

スイングアームとしても機能するブラシレスDCモーターと2速オートマチックトランスミッション

この車重の軽さは、キムコF9の走りにも大きな影響を与えています。 キムコF9のリアホイール左側には、軽量でコンパクトなブラシレスDCモーターと2速オートマチックトランスミッションをレイアウト。

一般的にガソリン車には、専用のスチール製やアルミ製のスイングアームが装備され、後輪の衝撃を緩和するのが当たり前。しかしキムコF9は、ブラシレスDCモーターと2速オートマチックトランスミッションがスイングアームとして機能。107kgというライトな重量の秘密は、ここにも隠されています。

ガソリン125ccに比べ2.5倍の巨大トルクを発揮

ブラシレスDCモーターと2速オートマチックトランスミッションの構造

動力源となるブラシレスDCモーターは、小型ながら最高出力9.4Kw(12.7ps)を発揮。これは国内の人気125ccスクーター「ホンダPCX(12.5ps)」と同等のもの。

ガソリン車を遥かに凌ぐ、モーターならではの怒涛のトルクを獲得

また、最大トルクは3.0kgmと、ホンダPCX(1.2kgm)の2.5倍に相当。動力にモーターを採用した電動のキムコF9は、ガソリン車を遥かに上回る、怒涛のトルクを発揮するのが特徴です。

【トルクと馬力の違いとは?】
簡単に言うと、トルク=クランクシャフトを回す力で、馬力=トルクが「一定時間内に」稼ぎ出す仕事量の事を指します。一般的にトルクの高いバイクは、アクセルを少し開けただけでも、底から突き上げるようにモリモリと元気よく加速してくれます。

わずか3秒で50km/hに到達

キムコF9は、軽量な車体とパワフルなブラシレスDCモーターにより、最高速度110km/h。また、スタートから時速50km/hまでの到達時間が約3秒。アクセルを開けてからあっという間に幹線道路の法定速度に到達します。なお、スクーターであるキムコF9は、2速オートマチックトランスミッションを採用し、ギアチェンジの必要もありません。

140mm幅のワイドなリアタイヤを装備。フロントは110mm幅

キムコF9が搭載する大型バッテリーの充電時間は、急速充電ならば2時間で完了。フル充電で120kmの航続距離を可能にしています。ちなみに東京駅~小田原駅が83.9km、大阪駅~京都駅が42.8kmの距離ですから、近距離間の移動であればとっても便利に使えそう。

ガソリン車に比べて航続距離が短いなど、実用化に難題を抱えている電動バイク。2021年4月現在、キムコF9の発売は未定です。スポーティーな電動バイクというユニークなジャンルを開拓しつつあるキムコの電動スクーターには、今後とも目が離せません。

カラー表示の液晶メーターを装備

キムコ F9 主要諸元

全長×全幅×全高:1,831mm×714mm×1,085mm
ホイールベース:1,236mm
シート高:790mm
車両重量:107kg
パワーユニット:ブラシレスDCモーター
最高出力:9.4kW
最大トルク:3.0kgm
最高速度:110km/h
バッテリー/容量:リチウムイオン 96V/40Ah
変速機:2速オートマチック
タイヤサイズ(前):110/80-14
タイヤサイズ(後):140/70-14

>>>マクドナルドも使う「新感覚・電動3輪バイク」を徹底解剖

北秀昭
編集者/ライター

神戸~東京築地~横浜~兵庫姫路~大阪京橋育ち。瓦敷き職人助手、空手師範代助手、ダスキ〇のお掃除部隊等に従事しながら高校・大学を卒業後、旅行グルメの編プロを経て、車やバイクに特化した出版社に勤務。バイク専門サイト「4ミニ.net」運営。 https://4-mini.net/

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