新型コロナウイルスの「２回目」のワクチン接種に行ってきた

アメリカ・ニューヨーク市在住の筆者は、2021年3月23日（火曜日）に1回目の新型コロナウイルスのワクチン接種を受けました。その後、2021年4月20日（火曜日）に2回目の接種を受けてきたので、その様子をレポートします。

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新型コロナウイルスのワクチン接種って何回受ける必要がある？

アメリカ・ニューヨーク州では、現在下記のようにワクチン接種が行われています。

• Pfizer（ファイザー）のワクチンは、3週間間隔で2回の接種が必要。
• Moderna（モデルナ）のワクチンは、4週間間隔で2回の接種が必要。
• J&J / ヤンセンのワクチンの場合、1回の接種のみ必要（血栓の症例を調査中のため、現在使用一時停止）。
  コロナウイルス(COVID-19) ワクチン　NYC 公式サイト

2回目の予約ってどうやって取るの？

筆者が選んだのは、Pfizer（ファイザー）のワクチン。接種会場によってワクチンが違うので、自分自身で好みのワクチンを選べます。筆者は夫が選んだPfizer（ファイザー）の接種場所（近所のドラッグストア）にしました。

筆者の場合は、ドラッグストアのWalgreensで、１回目の予約が取れると、自動的に2回目の予約（4週間後）へ連動し、都合の良い時間を選べました。オンラインで、1回目、2回目の予約がいっぺんに取れました。

Pfizer（ファイザー）の2回目のワクチン接種は3週間後とされていますが、筆者と夫の場合は自動的に4週間後に設定されていました。まあ、大丈夫なんでしょう・・・。

Pfizer（ファイザー）のワクチンの安全性は

ワクチンの種類がいろいろある中で、Pfizer（ファイザー）のワクチンの安全性ってどうなんでしょう。筆者は2回接種済みなので、今更という気もしますが、調べてみました。

ファイザー-BioNTech　新型コロナウイルス　ワクチンの概要と安全性

CDC（アメリカ疾病対策予防センター）の公式サイトによると、臨床試験からのデータに基づく未感染者による実験で、コロナ感染予防に95％効果的とされています。

Pfizer-BioNTechワクチンの臨床試験の統計情報

CDC（アメリカ疾病対策予防センター）の公式サイトによると、Pfizer（ファイザー）臨床試験は下記のような人を対象に行われました。

人種

• 白人　81.9％
• アフリカ系アメリカ人　9.8％
• アジア人　4.4％
• 他の人種／民族　3％
• ハワイ先住民またはその他の太平洋諸島民　1％
• アメリカンインディアンまたはアラスカ先住民　1％

性別

• 男性　50.6％　
• 女性　49.4％

年齢

• 16〜55歳　57.9％　
• 55歳以上　41.8％
• 65歳以上　21.4％
• 75歳以上　4.3％

Pfizer（ファイザー）の臨床実験は、8割以上が白人で行われたようです。アメリカの調査機関ピュー・リサーチ・センター（Pew Research Center）の2020年9月の調査発表によると、2018年アメリカの人種構成比は白人が67％、ヒスパニック系が13％、アフリカ系アメリカ人が13％、アジア人が4％、その他3％とされますから、臨床実験は白人に偏りすぎている印象を受けます。ニューヨーク市においては、ヒスパニック系とアジア系がもっと多いと筆者は感じます。

2回目の接種の副作用ってある？

ワクチン接種は、１回目よりも2回目の方が副作用があるといわれます。

副作用の可能性

CDC（アメリカ疾病対策予防センター）の公式サイトによると、Pfizer（ファイザー）のワクチンを受けると次のような副作用が考えられます。通常ワクチンを接種してから1〜2日以内に発症しますが、数日で消える見込み。

接種した腕（利き腕でない腕を推奨）に対して、「痛み」「赤くなる」「腫れ」など。腕以外の副作用では、「疲れ」「頭痛」「筋肉痛」「寒気」「熱」「吐き気」など。

2回目のワクチン接種後に35％が発熱

2回目のワクチン接種をした人から多く聞かれたのが、「発熱」。35％の人が発熱するとも言われています。ただ、発熱した翌日には下がるようで、筆者の知人においては、大事に至った人はいませんでした。

2回目のワクチン接種を実際に受けてみて

筆者が２回目を受けた経験では、１回目より２回目は待たずに済みました。ドラッグストア（接種会場）の受付の列に10分ほど並んだ後、受付で渡されたコロナに対する問診票を記入している途中で名前を呼ばれ、ワクチン接種になりました。受付をしてから、2〜3分ほどで注射をしてもらえたのです。

ワクチン接種2回目の概要（筆者の場合）

注射について

●NYCでは、ワクチン接種は「無料」
●16歳以上の男女（滞在資格問わず）
●要事前予約
●２回目当日は、メール、電話、テキストあらゆるもので、必ず来るようにと連絡あり
●注射はまったく痛くない
●あっという間に終わる

接種後の副作用

●注射自体は痛くないが、注射をした腕が痛み、1〜2日は腕をあげるのも辛い。そのため、接種は利き腕でない方に受けるべき。
●1回目のワクチン接種は疲れが出て早く寝たが、2回目は筆者の場合何ともなし。接種3日後の現在発熱もない。
●筆者の夫は、接種当日の夜、微熱が出た。現在は平熱に。

接種会場によっては、「ワクチン接種済み（おめでとう）」のバッチやシールが貰えるらしく、筆者も欲しかったのですが（子どもっぽいと言わないで）、地元のドラッグストア会場では貰えませんでした。残念。

ワクチンの効果持続期間は

CDC（アメリカ疾病対策予防センター）の公式サイトによると、ワクチン接種による感染防止の有効期間は現在不明。巷では半年とも1年とも言われていますが、現在は調査中のようです。

それでも現時点では、ワクチン接種が発症や重症化を防ぐコロナ収束への王道といえるのでしょう。2021年4月21日現在のデータ では、NYCを含むニューヨーク州全体でワクチン完全接種率は29.2％、5,819,417名（1回目のみ済ませた人も含めると42.6％、8,495,354名）です。

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	青山沙羅 アオヤマサラ／ライター
	はじめて訪れた瞬間から、NYにひと目惚れ。恋い焦がれた末、幾年月を経て、2009年ついに上陸。 旅の重要ポイントは、その土地の安くておいしいものを食すこと。 特技は、早寝早起き早メシ。人生のモットーは、「やられたら、やり返せ」。 プロ・フォトグラファーの夫とNYでふたり暮らし。共同著書『いちばん美しい季節に行きたい 日本の絶景365日（PIE International、2020年3月）』。 著者のプロフィールを詳しく見る

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