POSTED BY Mia掲載日 DEC 21ST, 2020

【世界のニューノーマル最前線・ドイツ】ニューノーマルなクリスマスマーケット

毎年、多くのクリスマスマーケットが各地で開催されるドイツ!厳しい冬の寒さでも美味しい食べ物やグリューワインが魅力ですが、2020年は新型コロナウイルス感染症の流行により、これまでとは違った光景が広がっています。本来なら、クリスマスムード一色な街の様子はどうなっているのか?現地からお届けします。

目次

2020年のクリスマスマーケットは?

ドイツのビッグイベントといえば、毎年10月に開催されるビールの祭典オクトーバーフェストと、11月末から12月に開かれるクリスマスマーケットです。

しかし、2020年は新型コロナウイルス感染症の流行により、オクトーバーフェストの開催は断念。さらに、クリスマスマーケットも2020年11月からの一部ロックダウン解除を待つことなく、多くの自治体から開催キャンセルが発表されました。

2020年12月12日 @Saarbrücken

筆者の周りでも、クリスマスマーケットを楽しみにしていた人は多く、残念がる声も大きかったのですが、街へ出向いてみるとミニクリスマスマーケットが出現!

一部ロックダウン中にも関わらず、大盛況だったミニクリスマスマーケットをご紹介します。

ミニクリスマスマーケット出現!

2019年12月 @Essen

通常のドイツのクリスマスマーケットでは多くの小さな屋台が軒を連ねて、おいしそうな食べ物からクリスマス雑貨に至るまで、さまざまな商品を販売しています。

日本の夏祭りで目にする屋台と似ているかもしれません。人気のクリスマスマーケットでは人がごった返し、歩くのも難しいほど賑わいます。

2020年12月12日 @Saarbrücken

それに比べると2020年のクリスマスマーケットは、全体的に規模が縮小された様子。屋台も密集することなく、一定の間隔を確保して設置されていました。

ドイツでお馴染みのクリスマス飾り

屋台の種類もかなり減りましたが、クリスマスリースを販売するお店や「ヘルフートの星」も販売されています。

日本ではあまり馴染みのないヘルフートの星ですが、ドイツではクリスマス定番の飾り。街中の商店から地方の家々の窓まで、あらゆる場所に飾られており、寒く暗いドイツの冬に温かな光をもたらしています。

実は、ヘルフートの星は子どもたちが幾何学を勉強するために作ったのが始まりと言われています。そして、紙で作られた沢山の星は、クリスマスに両親と会えない子ども達のために寄宿舎へ送られ、飾られるようになったのです。

今では、紙だけではなくプラスチックやその他の素材で作成されたヘルフートの星を、屋台で購入することができます。

人々の反応は・・・

チュロス屋台の行列

おいしそうな匂いと湯気が溢れる屋台の前では行列が! 皆さん他者との間隔を意識して並んでいる様子です。

店先には感染防止対策ポスターが

また、店先にはマスクの着用や他者と1.5m以上の距離を保つこと、アルコール消毒液の活用を促すポスターが掲示され、消毒液も用意。

昨年までのクリスマスマーケットとは異なる光景ですね。

気になる屋台スタッフのマスク事情は、マスクをつけていない人も・・・。

屋台によっては、スタッフとお客さんの間にプラスチック板の仕切りがあるのですが、それでもマスクを全員着用した方が感染対策になるのではないかと感じました。

この日は土曜日ということもあり大混雑

さらに、クリスマスセールやギフトの購入などで街の人通りも多く、すれ違う人との距離を1.5m以上確保するのは非常に難しい状況でした。

ハードロックダウンで一掃

このようなミニクリスマスマーケットが各地で開催されていては、当然人との接触機会を減らすことも難しく、実際にドイツ国内の新型コロナウイルス感染者数は増加傾向にあります。

そのため、2020年12月13日にはメルケル首相と各州首相による協議が行われ、各種制限措置の更なる強化(ハードロックダウン)の実施が決定しました。

12月16日から2021年1月10日まで有効のハードロックダウンの内容は、2020年3月より段階的に開始されたロックダウンに似ており、以下のような項目があります。

・小売店は閉鎖(食料品や薬局等を除く)

・美容院も閉鎖

・学校は閉校、保育園も閉鎖

・会社は在宅勤務または閉鎖を検討

・飲食店は持ち帰りまたは宅配のみ可能

・公共空間でのアルコール消費は禁止

・私的な集まり(友人・親族)は自らの世帯ともう一世帯に属する最大5人まで(14歳以下の子どもはこの制限人数には含まれない)

※一部抜粋

また、クリスマス期間(12月24日~26日)の接触規制緩和措置も内容が変更されました。

・自らの世帯に加え親族4人までの私的な集まりは可能

(この場合、2世帯を超える、または5人を超える集まりも可能。14歳以下の子どもはこの制限人数には含まれない)

つまり、ハードロックダウン中は、街で確認できたようなミニクリスマスマーケットは全面禁止になったということ。公共空間でのアルコール消費禁止は、店先で簡易的なグリューワインスタンドを設置していた小売店も規制対象になることを意味しています。

少しでもクリスマスを楽しく過ごすために、11月より一部ロックダウンを実施してきましたが、感染者数を減少させることができず、規制を強化した結果となりました。

日本でも、長引くコロナ対策に気が緩んでしまいそうになりますが、改めて意識を引き締め行動することが、収束への近道なのかもしれませんね。ともかく、今回のハードロックダウンを経て、感染者数が減少することを願って止みません。

参考URL:
在ドイツ日本大使館
https://www.de.emb-japan.go.jp/itpr_ja/konsular_coronavirus200313-1.html#04bouekitaisakuD3
HERRNHUTER STERNE GMBH
https://www.herrnhuter-sterne.de/Entstehungsgeschichte.html

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Mia
Mia/ライター

知的好奇心が満たされるなら世界中どこへでも! 右手にビール、左手にアメリカ人パートナーを抱えて、自分が主役の人生を謳歌中。山より海が好きで、旅の計画は前日に立てる派。ゆったりした旅行よりも、たくさんの場所を巡りがち。将来は暖かい場所に住みたい。

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