電気自動車の救世主となる!?日本初のポータブルEV急速充電器が販売開始

日産アリアの日本専用特別限定車の予約受付けがスタートされたりと、いよいよ本格的になってきた自動車のEV化。とはいえ、「必要な時に思うように充電できるかどうか不安」なんていうふうに考えている人も少なくないかもしれませんよね。そんななか、日本で初めてとなる「ポータブルEV充電機器」の販売が開始されました。

ますます需要が高まる電気自動車

2021年6月4日、日産自動車が新型EV「アリア」の日本専用限定車（アリアlimited）の予約受け付けを開始したことが大きな話題になりましたよね。その後、10日間で約4,000台を受注したというニュースも発表され、EV（電機自動車）への注目度が高まっていることにも改めて注目されました。

新型車ということもありますが、車好きの人の間にも「カーボンニュートラルの社会の実現」を意識している人が増えているともいえるのではないでしょうか。

とはいえ、これまで慣れ親しんでいたガソリン車とは違い、「バッテリー切れ」への不安も抱いている人も多いかもしれません。充電スタンド数は増加中とされているものの、初めてEVに触れるユーザーにとってはハードルが高く感じてしまうのも仕方がないことなのかもしれません。

日本初のポータブルEV急速充電器が登場

そこで注目したいのが、Bell Energyが日本初となるポータブルEV急速充電器として販売を開始した「Roadie(ローディー)」です。外部電力に頼ることなく、内蔵のリチウム電池だけを使って最大20kW（DC）の高出力を実現。わずか10分のEV充電で20km以上の追加走行を初めて可能にした逸品だそうです。

扱いやすさとカスタマイズできる便利さも見どころ

幅34cm×奥行61cm×高さ23cmの蓄電池ユニットと、幅34cm×奥行69cm×高さ26cmサイズのCHAdeMOユニットは可搬式とされているので、いつでもどこでも付帯のCHAdeMOコネクターを介してEV充電ができるというわけです。蓄電池を3.5kW単位のユニット化（最大4段・容量14kWまで接続可能）としたことで、ニーズや予算に合わせてユニットを増設したりとカスタムすることができるのもポイントです。

また、一般のAC100V電源で蓄電池ユニットに充電することができる（約4時間で満充電）のもうれしいところではないでしょうか、蓄電池ユニットは各々充電アダプターが付属しているので、複数をまとめて充電することも可能です。

設置工事不要で手間いらず

EVを自宅などで充電するためには、一般的には工事によって充電設備を取り付ける必要がありますよね。一方で、Roadieならそんな面倒も費用も不要です。コンパクトなので車内に積載しておくこともできるので、電欠車の救護にも活躍させられそう！

販売は法人対象の直販のみ

現在、Roadieは法人を対象とした直販のみとされています。標準セット（CHAdeMOユニット×1台＋蓄電池ユニット×2台）が198万円（税抜）。会社などでのお仕事中のいざという時に「あってよかった」という逸品になるのではないでしょうか。

■主要諸元
【寸法】蓄電池ユニット：幅34cm×奥行61cm×高さ23cm／CHAdeMOユニット：幅34cm×奥行69cm×高さ26cm
【重量】：CHAdeMOユニット：20kg／蓄電池ユニット（3.5kW単体）：30kg
【EV充電出力】：最大DC20kW （蓄電池ユニット1段の場合に限り最大10kW）
【EV充電時間（目安）】20km走行分（10分）～80km走行分（40分）
【蓄電池ユニット用充電アダプター】入力AC100V（15A）
【蓄電池ユニット充電時間】：約4時間（0％～100％）
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