POSTED BY フレッチャー 愛掲載日 SEP 7TH, 2021

Withコロナなイギリスの夏キャンプをレポート【世界のニューノーマル最前線】

厳しいロックダウン政策やコロナ関連の制限がほぼ解除されたイギリスでは、キャンプやグランピングなどのアウトドアアクティビティが大人気! そこで今回は、現地在住の筆者が、イギリス南部で満喫したキャンプの様子をお届けします。すでにWithコロナのニューノーマルな生活を体現しているイギリスでは、どのような楽しみ方をしているのでしょうか。

目次

イギリスではキャンプやグランピングが大人気

キャンプが大人気。筆者撮影

イギリスでは、厳しかった新型コロナウイルスに関するロックダウン制限が2021年7月下旬にほぼすべて解除されました。マスク着用の法的な義務や、ソーシャルディスタンスの確保なども個人の判断に委ねられ、徐々にコロナ禍前のような雰囲気へと戻ってきています。

そのなかで現在も唯一残されているのが、海外からの出入国に関する制限。海外渡航自体は禁止されていませんが、渡航前と後のPCR検査や帰国後も隔離期間を課せられたりと、まだ気軽に海外旅行を楽しめる状態ではありません。

そこで今年の夏休みにイギリスで以前にもまして人気となったのが、キャンプやグランピングで自然を満喫する「ステイケーション」です。ということで今回は、イングランド南部の海岸沿い「ドーセット地方」でキャンプを楽しんだ筆者の夏休みの様子を紹介します。

イギリスは実はアウトドア大国

手軽なグランピングも大人気。筆者撮影

新型コロナウイルスの流行前から、実はイギリスはアウトドア大国です。犬を飼っている人が多いこともあり、ペットと一緒に楽しみやすいのも人気の理由のひとつ。また、夏でもイギリスでは気温がさほど上がらないことや、蚊がほとんどいないようなことなど、キャンプを楽しみやすい環境が整っていることも理由かもしれません。

イギリス流キャンプはこんな感じ

日本では週末に2泊程度、場合によっては1泊なんていうケースも多いのではないでしょうか。一方でここイギリスでは、1週間から2週間(最低でも数日)で楽しむキャンプスタイルが一般的です。

そのため寝心地のよいマットレスを用意したり、テント内がごちゃごちにならないような整理棚を持って行ったり、しっかり明かりのとれるランプを用意したりと、本格的な装備をそろえる人も多くいます。また、BBQや焚き火をして、夜更かししながらお酒を飲んで・・・、などというキャンプ事態をイベントと捉える日本のキャンプとは違い、落ち着いて快適な「滞在型バケーション」として楽しむことが一般的です。

泊まったキャンプ場はこちら

今回、筆者が訪れたのは、イングランド南部ボーンマスから近いこちらの
キャンプ場です。

https://www.campingandcaravanningclub.co.uk/campsites/uk/dorset/dorchester/moreton-camping-and-caravanning-club-site/
Station Rd, Moreton, Dorchester DT2 8BB

イギリスでは最も大手のキャンプサイト企業が管理している場所なので、料金や設備などが極めて一般的なキャンプサイトでした。8月中旬の年化を通して最もピークとなる時期でしたが、1泊35ポンド(約5,250円)で電源がとれるピッチに1週間滞在することができました。

キャラバンも多数。筆者撮影

イギリスではキャラバン(キャンピングカー)で訪れる人も多いので、同キャンプ場もテント泊とキャラバン泊が半々ぐらい。トイレやキッチンが備えられていたりと快適なキャラバンがうらやましくもありますが、運転に自信のない筆者には到底無理とあきらめています・・・。

イギリスのキャンプ場設備は?

シャワーはいたってシンプル。筆者撮影

場内にはシャワーが備えられていますが、かなりシンプル。ほかに小さな子ども連れや体の不自由な人向けのシャワーやトイレ設備もありました。

共同の水場。筆者撮影

こちらは食器洗いもできる共同の水場。ただし、調理できるキッチン設備はないので、各自でコンロなど調理するものを持参する必要はあります。

このほか、子どもが遊べるプレイエリア(公園)やコインランドリー、またキャンプ場によってはパブなども併設されているところも多くあります。

滞在中のマイホーム(テント)

これでも小さ目のテント。筆者撮影

こちらは、今回私たち家族が使ったテントです。夫婦と小学校1年生の息子の合計3人で数日過ごすにはちょうどいい大きさで、アウトドアショップで5万円程度で購入しました。中はベッドルームにあたるインナーテント部分とリビングエリアの分かれていて、屋根だけのリビングにコンロなどを設置し調理しました。

とはいえ、このサイズのテントでもキャンプ場では小さい方。2ベッドルームにリビングスペースのあるもっと大きなタイプが人気でした。

マナーやエチケットも実は厳しい

キャンプ場でどんちゃん騒ぎというようなことはイギリスではできません。もちろん、ホリディ中で楽しい時間を過ごすためのキャンプサイトなので多少の騒音はOKですが、日本の多くのキャンプサイトと同じように、夜10時以降は静かにしなければいけないというのがルール化されています。また、犬も必ずリードを付けておくなど、みんなが楽しめるためのルールもしっかりと定めれています。

イギリス流キャンプを楽しむ「ヒント」と「キャンプ飯」

我が家のテントキッチン。筆者撮影

次回は、イギリス流キャンプを快適に過ごすための「ヒント」とキャンプで楽しむ「キャンプ飯」についてご紹介します。お楽しみに!

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フレッチャー愛
フレッチャーアイ/イギリス在住ライター

20代のころからイギリス在住。科学者。フットボールに夢中な男の子の母親として奮闘中。ヨーロッパ各地のマーケット(蚤の市)散策、ワイン、見晴らしのよい絶景スポット、特に海が大好き。

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