POSTED BY 北川菜々子掲載日 OCT 21ST, 2021

【世界のニューノーマル最前線・パリ】ツリーハウス宿泊記～癒しを求めて～

フランスでは、都会から自然に癒しを求めて、キャンプなどのアウトドアに行く人が年々増えています。近年では、キャンプ以外にも、大型テントでの宿泊やツリーハウスなどの、大自然の中で癒しが感じられる宿泊施設が人気。そこで今回は、実際に筆者がフランスで体験した「ツリーハウス宿泊体験」をレポートします。

ツリーハウスとは

ツリーハウスとは、樹木の上に立つ小屋のことです。ヨーロッパのおとぎ話でよく出てくるイメージがありますが、最近は宿泊施設のひとつとして人気があります。ツリーハウスは、日本ではキャンプ場にあることが多いですが、フランスでは食事も付いているので、ホテルのような宿泊施設となっています。

森の中で寝ることに憧れはあるけれど、キャンプでは道具などなければ難しいですよね。また、テントでの寝心地は快適ではなかったりするのが現実です。その一方でツリーハウスは、ホテルのような感覚で快適に寝ることができます。年齢を問わずに、手軽に大自然の中でリフレッシュできるというのが人気の理由のひとつなのです。

また、ツリーハウスは木の上で寝るという体験そのものにわくわくします。子どもの頃に憧れた秘密小屋で寝るような、夢の世界を思い出させてくれるのも、ツリーハウスで宿泊する楽しみのひとつなのです。

実際に宿泊したツリーハウス

フランス南東部のイゼール県に位置するサン＝タントワーヌ＝ラベイにあるLes Cabanes de Fontfroideというツリーハウスで宿泊してきました。

森の一角が宿泊施設となっていて、いくつかのツリーハウスが設置されています。いずれも目に見えないほど距離が離れているので、プライベート感があり、家族や友人たちとゆっくりと森の中の宿泊を楽しむことができます。

階段を登っていくと、秘密小屋っぽい！　そんな印象をすぐに受ける小屋がありました。ドアを開けるとベットがあり、山小屋のホテルの客室のように木のぬくもりが感じらます。

ツリーハウスでの夜

Les Cabanes de Fontfroideの宿泊では、夕食と朝食が付いています。ツリーハウスのテラスで夕食をいただきます。夕食ではチキンサラダ、デザート、そしてワインが飲み物として出されました。かなりボリュームのある食事で、お腹もすっかり満足。森の静けさの中でゆったりと食事をすることは、気持ちの良いひとときで、不思議とワインも進みました。　

そして、普段住む都会の喧騒を忘れて、自然を感じながら、ぐっすり眠ることができました。朝は鳥のさえずりで目がさめるという、贅沢な朝の時間も体験。