POSTED BY オオモト ユウ掲載日 JAN 15TH, 2022

マニア直伝!釣り場で必ず役立つ基本装備とは?【釣り入門講座vol.9】

竿やリール、仕掛けとエサ。初心者が釣りを始めるにあたって思い浮かぶ道具はこんなものであろう。しかし、実際に釣り場へ出かけてみると、さまざまな不便に直面して何度も釣具店へと駆け込むハメになってしまうというパターンも少なくない。そこで今回は、釣りに出かけるにあたってそろえておくと便利な周辺アイテムを紹介していく。いずれも数百円程度と安価で、荷物に加えてもかさばらないものばかり。一度買えば長く使えるアイテムがほとんどなので、思い立ったときにまとめてそろえてしまおう!

目次

ジャンルを問わずに活躍する便利アイテム5選

海や川、湖など、釣りを楽しむ水辺環境は実にさまざま。その上、岸から竿を出す場合もあれば、船に乗って沖へこぎ出して釣るという場合も多い。そこでまずは、どんな釣りのジャンルでも役に立つ、汎用性の高いアイテムから紹介していこう。

水汲みバケツ

汚れた手を洗ったり、釣った魚を入れておいたりと、何かと役に立つのがこのビニールのような素材でできたバケツ。水面に手が届かないような場所でも使えるよう、長さ5〜8mほどのロープが付属しており、水面へ投げ入れてから引き上げると水を汲むこともできる。小さく折り畳めるタイプも多く、使わない時でもかさばらないのもうれしいところ。安価なものは500〜800円で入手可能。簡易的な道具収納としても使えるので、複数個持っていても損はない。

エサ箱

ミミズやイソメなどの生きエサは極端な温度変化や乾燥に弱く、安定した環境で保管できる入れ物が必須。オキアミなどの冷凍エサも含め、釣具店で供される使い捨てのプラスチックバックやビニール袋は、あくまでも持ち運び用と捉えたい。市街地より風が強い水辺では飛ばされてしまう恐れもあり、環境美化を考える意味でも専用の入れ物を用意したいところである。

釣具店には専用のエサ箱が売られており、安いものでは200円程度と手頃。ズボンやベルトに装着できるフックや、首から下げられるようなストラップが付いているものや、断熱素材採用で内部の温度が変動しにくい仕様のものなど、さまざまな種類から選べる。また、食料保存用のタッパーウエアを使ってもOK。

ハサミ・ペンチ

釣り場でもっとも使用頻度が高いのが、ハサミとペンチ。前者は釣り糸の切断、後者はハリを外す際に欠かせないアイテムであり、ほぼすべての釣りジャンルで使用機会がある。ハサミは釣り糸の切断程度なら小さいもので事足りるが、キッチンバサミのような大きいものも用意しておくと、イカや魚の身など分厚いエサを切り分けたり、ナイフ代わりに使えたりして便利。釣具店ではもちろん、100円ショップで購入しても良いだろう。その際、本体にスチール素材を含むものは錆びやすいので避け、ステンレス製を選ぶのがコツだ。

魚つかみ(フィッシュグリップ)

釣りバリに掛かる魚のなかには鋭いトゲを持っていたり、触れると危険な毒魚がいたりすることは、以前にも紹介した通り。特に初心者は魚種が見分けられず、痛い思いをしてしまう可能性が高い。また、変温動物である魚にとって人間の体温は高く、素手で触れると火傷のようなダメージを負ってしまう。そういった事態を防ぐ意味でも、魚つかみを用意しておくのがベストと言えるだろう。釣具店では「メゴチバサミ」「フィッシュグリップ」などの名称でも販売されており、200〜500円程度で手に入る。魚だけでなく、素手で触れたくないゴミを拾う際にも重宝するので必ず持参しよう。

手拭きタオル

エサや魚、釣り場の水を触った際に手を拭くタオルも必須。釣具店にはベルト部分にぶら下げられ、乾きやすい素材でできた専用品が売られているが、不要になったタオルや古着でも十分活用できる。タオルを介して扱うことで人間の手による熱のダメージを軽減することができ、釣れた魚の扱いにも役に立つ。ウエットティッシュを使う人もいるが、使い捨てゆえにゴミが増えてしまい、使用済み品が風に飛ばされることもあるので、あまりおすすめはしない。

快適・安全に釣りを楽しむために用意しておきたい装備4選

続いては、釣りを快適に、そして安全に楽しむために持っておきたいアイテム4点を紹介する。

ライフジャケット(救命具)

水辺で遊ぶ際、特に釣りを楽しむ際には身に付けておきたい安全装備の筆頭。ひとたび落水すると着衣が水を吸って泳ぎにくくなるため、呼吸を確保する意味で非常に重要だ。3,000円程度で売られている安価なものでも、とりあえずは十分。特に水辺の怖さを知らない小さな子どもには必ず着用させたい。

レインウエア

季節にもよるが、海や川は天候の変化が起こりやすく、突然降雨に見舞われたり、風が吹き始めたりすることもしばしば。ゆえに雨風を凌げるウエアは必須で、なにかと役に立つ場面が多い。釣りの専用ウエア以外にも、登山用やアウトドア用、ファストファッションブランドで売られているものでも構わないので、なるべく用意して出かけてほしい。

水濡れに強いフットウエア

釣りを楽しむ水辺は必ずしも足場が整備されているとは限らない。ぬかるんだ土の上や、草むらをかき分けて進んだ先といった場所も多く、普通のスニーカーでは濡れたり汚れたりして不快な思いをしてしまう。昔は「釣り=長靴」というイメージが根強く実際に愛用者も多いのだが、最近は水濡れに強いスニーカーやアウトドアシューズが販売されているので、それを使うのもおすすめだ。なお、海藻やコケが付いた場所や磯場では、スパイク底の専用品でないと滑って危険なので注意。

サングラス

釣りを楽しむにあたって意外と見過ごされがちなのが、眼の保護である。屋外の水辺で楽しむ遊びだけに水面からの照り返しによる眼球へのダメージは大きく、それを軽減する意味でもサングラスの存在は頼もしい。また、引っ掛かった仕掛けを外す際に不意に飛んできたオモリなどによって眼を負傷するトラブルも防ぐことができ、さまざまな意味で安全を確保してくれる。スキーやスノーボードをする際にゴーグルを付けるのと同じと考えるとわかりやすいだろう。

ちなみにエキスパートが愛用する釣り専用品は1〜3万円と高価になるが、水面で乱反射する光をカットし、水中や底の様子をつぶさに読み取ることを可能にしてくれる。

このように、釣りを快適に楽しむには竿やリール以外に必要なものがいくつかある。いきなり高価なものは必要ないので、まずは気軽に手に入れられるものから用意して出かけてみてほしい。

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オオモトユウ
編集者/ライター/フォトグラファー

スポーツウエアメーカー勤務、雑誌編集などを経てフリーライターに。好きなことを仕事に選び続けた結果、周囲からは「ラクをして生きている」と思われているのが悩み。四国、北海道については愛車で単独周遊済みなので、九州に照準を定めている。旅先での酒場巡りとノルウェー旅行の再開に思いを募らせる日々。

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