POSTED BY 北 秀昭掲載日 FEB 16TH, 2022

【宅配スクーターの王者】ホンダ・ ジャイロキャノピーに電動(EV)モデルが登場

雨天時にも便利なワイパー付きの大型ウインドスクリーン(風防)とルーフ(屋根)を装備した、三輪ビジネスバイク・ホンダ ジャイロキャノピー。宅配車の定番としても知られるジャイロキャノピーに、電動モデル「ジャイロキャノピーe:」が登場しました。今回は、そんな「ジャイロキャノピーe:」の詳しい性能について見ていきましょう。

目次

2021年10月登場「ジャイロキャノピーe:」

車両価格は71万5000円(10%消費税込)。原付免許で運転可能

維持費が安く、なおかつ低燃費な49ccの原付一種ながら、雨天時も快適な大型ルーフ(屋根)、雨風をしのげる大型スクリーン、雨天時の視界も良好なフロントワイパーなどを装備したロングセラーのスリーター(三輪のスクーター)、「ホンダ ジャイロキャノピー」。

荷物を積んだ状態でも快適に走れる、三輪車ならではの安心感が魅力の一つ。二輪車に比べて極めて高い安定性を誇るこのモデルは、大手宅配ピザチェーンがいち早く採用。現在ではデリバリーや顧客回りの営業など、さまざまな業界で活躍しています。

そして、そんなジャイロキャノピーの電動モデル「ジャイロキャノピーe:(イー)」が、2021年10月29日に法人向けに発売されました。

ホンダが独自開発した、着脱式の新型バッテリーを搭載

ネーミングの末尾に添えられた“e ”は、電動ビークルを意味します。動力源となる交換式のリチウムイオンバッテリーは、電池容量を増大させた新型の「Honda Mobile Power Pack e:(モバイルパワーパック イー)」を採用。

着脱式とした大型バッテリーはシート下に2個搭載され、充電済みのモバイルパワーパックをあらかじめスタンバイし、消耗時に交換することで、充電されるのを待つことなく走行が可能になるのです。

ホンダが開発した新型のリチウムイオンバッテリー「Honda Mobile Power Pack e:」


車体から取り外したバッテリーは、家庭用100V電源で充電OK。ゼロの状態から満充電までの所要時間は、約5時間とされています。

直列配置で96Vの電力を活用し、交流同期で電動モーターを駆動する仕組み。電動モーターによる動力は、従来のエンジン車と同様、デファレンシャルギヤ(差動機)を介して左右のリアタイヤを駆動します。

ジャイロキャノピーe:は、走行時にCO2を排出しない、クリーンで静かな電動モビリティとして開発。優れた環境性能に加え、低回転からトルクのあるモーターの特性を生かし、荷物の積載時でも力強くスムーズな発進性能と登坂性能を発揮してくれるのです。

写真はロスホワイトカラー

駆動電流を、より効率良くモーターへ供給する制御技術を採用することで、モーターのきめ細かなトルク制御を行い、低速時や後進時のスムーズな走行を実現。

電動モーターは、アルミ製のケースとカバーの中に、ステーターとローターを固定してユニット化。電動モーターの着脱はユニットで行うことができ、メンテナンスしやすい構造としているのも特徴です。

狭い場所で重宝する後退(バック)機能も

ジャイロキャノピーe:のポイントは、自動車のように後退する「リバースアシスト機能」が装備されていること。これはガソリン車にはなかった、電動車ならではの機構です。

左手人指し指でリバーススイッチを操作しながら、右手親指で青いスタータースイッチを押すと、電動モーターが反転して後退。女性はもちろん、重量物を積んだ時の押し歩き、狭い場所での切り返しなどにも重宝しそうですね。

写真はファイティングレッドカラー

足周りはエンジン車と同じく、前輪に制動時の車体の沈み込みを低減するアンチダイブ機構を組み合わせたトレーリング・リンク式サスペンション(TLAD)を採用。

ホイールはフロント12インチ、リア10インチの異径サイズに設定され、前後輪に採用したオイルダンパー、三輪車ならではのワイドトレッドなどにより、荷物の積載時にも優れた操縦性と快適な乗り心地を実現しています。

ジャイロキャノピーシリーズは、ハンドル中央下部に設置されたパーキングレバーの操作により、スイング機構と減速機を同時にロックする、メインスタンド掛けが不要な「ワンタッチ・パーキング機構」も導入。これにより荷物の積載時でも駐車を容易にし、使い勝手を上向させているのもうれしいポイントです。

ジャイロキャノピーe:は一充電あたり、77km(30km/h定地走行テスト値)の航続距離を実現。エンジン車と同様、原付免許で運転可能となっています。

ジャイロシリーズはコーナリング時、運転席とハンドル部は通常のバイクのように、左右にバンクする(傾斜する)のがポイント
写真はジャイロe:

ホンダ ジャイロキャノピーe: 主要諸元

型式ホンダ・ZAD-EF14
全長×全幅×全高1,870mm×700mm×1,710mm
軸距1,360mm
最低地上高95mm
シート高715mm
車両重量168kg
乗車定員1名
一充電走行距離77(30km/h定地走行テスト値)<1名乗車時>
最小回転半径1.9m
原動機形式・種類EF13M・交流同期電動機
定格出力0.58kw
最高出力3.2kw(4.4ps)/5,800rpm
最大トルク13N・m(1.3kgf・m)/2,300rpm
タイヤ前 90/90-12 44J 後 130/70-8 42L
ブレーキ形式前後 機械式リーディング・トレーリング
懸架方式前 テレスコピック式 後 ユニットスイング式
フレーム形式アンダーボーン
動力用バッテリーHonda Mobile Power Pack e: 2個
車両価格715,000円(10%消費税込)

北秀昭
編集者/ライター

神戸~東京築地~横浜~兵庫姫路~大阪京橋育ち。瓦敷き職人助手、空手師範代助手、ダスキ〇のお掃除部隊等に従事しながら高校・大学を卒業後、旅行グルメの編プロを経て、車やバイクに特化した出版社に勤務。バイク専門サイト「4ミニ.net」運営。 https://4-mini.net/

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