POSTED BY 北 秀昭掲載日 MAR 2ND, 2022

【Honda】インドのEV三輪タクシー「リキシャ」向けバッテリーシェアリングサービスが開始

「2040年、世界で販売するすべての四輪を、EV(電気自動車)とFCV(燃料電池車)にする」と発表した国内大手自動車メーカー・Honda(ホンダ)。ホンダは近年、EV用バッテリーの開発にも意欲的で、2022年前半にインドで新型の着脱式可搬バッテリー「Honda Mobile Power Pack e:(モバイルパワーパックイー 以下、モバイルパワーパック e:)」を用いた電動三輪タクシー(リキシャ)向けのバッテリーシェアリングサービス事業を開始予定。二輪の巨大市場でもあるインドで、EV用バッテリーのシェア拡大を狙います。

目次

高性能なEV用バッテリーの開発・市販化を実現

Hondaの三部敏宏社長は2021年4月、国内メーカーの中でもEVへの舵きりをいち早く表明しました。航続距離が長く、耐久性に優れたEV用リチウムイオンバッテリーを独自に実験・開発するなど、未来に向けた四輪・二輪のEV化を進めています。

ホンダが開発した新型の着脱式可搬バッテリー「Honda Mobile Power Pack e:(ホンダ モバイルパワーパック イー)」

そんなホンダが着目したのが、中国とともに世界屈指のバイク市場を誇るインド。インドでは近年、急速な経済発展によるエネルギーの需要が拡大し、同時に大気汚染も深刻化。そのため、国を挙げて再生可能エネルギーの活用拡大を進行させ、温室効果ガス排出の約2割を占める輸送部門の電動化も積極的に推進しているのです。

庶民はもちろん、観光客にも人気の「リキシャ」の電動化を推進中

インドで電動化が進められている、バイク形態の三輪タクシー・リキシャ

インド国内では800万台以上が保有され、人々の日常の移動手段として欠かせない「リキシャ」。「オートリクシャー」とも呼ばれるリキシャは、インド各地で活躍するバイク形態の三輪タクシーで、観光客の街巡り用としても知られています。

タイではトゥクトゥク(名称の由来はエンジン音から)、インドネシアではパジャイとも呼ばれ、車種や仕様は違えど、東南アジアを中心に活用されているのが特徴です。

インドのリキシャの燃料は、都市部では主にCNG(圧縮天然ガス)を使用。内燃機を採用した従来のリキシャはCO2削減のため、電動化への転換が大きな課題となっています。

国内では宅配用として人気の屋根付き三輪スクーター・ホンダ ジャイロキャノピー。写真は電動化された「ジャイロキャノピーe:(イー)」。バッテリーはモバイルパワーパックe:を採用

リキシャを電動化するための3つの課題とは?

インド北部アグラにある世界的な建造物「タージマハル」。1632年着工、1653年竣工と予測

現在の電動モビリティには、

  • 短い航続距離
  • 長い充電時間
  • バッテリーの高コスト

という3つの課題があるため、これらを解決するべく、ホンダはバッテリーを交換式&シェアリングする方向へシフト。

また、電動化の加速と再生可能エネルギーの活用拡大に貢献するため、ホンダが新開発した「モバイルパワーパックe:」を駆使。2022年前半よりリキシャ向けのバッテリーシェアリングサービス事業が開始される予定です。

写真左)電動のE-AUTOリキシャ(量産予定モデル) 写真右)バッテリー交換ステーション「Honda Mobile Power Pack Exchanger e:(ホンダ モバイルパワーパック エクスチェンジャー イー)」

今回の事業化にあたり、ホンダは2021年2月からインドで実証実験を行い、30台の電動リキシャで20万km以上の営業走行を実施。課題の洗い出しや事業性の検証などが行われてきました。

電動リキシャ向けのバッテリーシェアリングサービスは、街中に設置された最寄りのバッテリー交換ステーションで、電池残量の少なくなったモバイルパワーパックe:を満充電のものと交換できるサービス。リキシャのドライバーはこのサービスを利用することで、電池切れの心配や充電待ちで利用客を失うリスクを大幅に軽減できるのがポイントです。

サービス開始にあたり、ホンダはインドにバッテリーシェアリングサービス事業を目的とした現地法人を設立。街中にバッテリー交換ステーション「Honda Mobile Power Pack Exchanger e:(ホンダ モバイルパワーパック エクスチェンジャー イー)」を設置し、モバイルパワーパックe:の貸し出しを行います。

同サービスは、まずはインドの都市部で運用を開始。順次、地域を拡大する予定です。

日本でも近い将来、ホンダのバッテリー交換ステーションでバッテリーを交換する、ホンダ製のジャイロキャノピーやスーパーカブ、スクーターなどの姿が、当たり前になるかもしれませんね。

北秀昭
編集者/ライター

神戸~東京築地~横浜~兵庫姫路~大阪京橋育ち。瓦敷き職人助手、空手師範代助手、ダスキ〇のお掃除部隊等に従事しながら高校・大学を卒業後、旅行グルメの編プロを経て、車やバイクに特化した出版社に勤務。バイク専門サイト「4ミニ.net」運営。 https://4-mini.net/

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