POSTED BY Mayumi.W掲載日 NOV 27TH, 2020

「ハチ&ワーム」虫グルメフェスで新境地に!【初めて昆虫食 笑劇実食ルポ】

最近何かと話題の昆虫食。栄養価も高く、飼育に手間もかからないサステナブルなスーパーフードとして注目を集めています。そこで、自称体当たりルポライターの筆者(千葉県出身・昆虫食はイナゴだけ)が、気になる昆虫フードを試してみるシリーズ企画をスタート!2回目は、2020年11月26日(木)~2020年11月29(日)に東京駅にて開催の『虫グルメフェスVol.0』に突撃!そこに待ち受けていたのは・・・?

目次

東京駅地下構内にナゾのスペースが!

人生初のコオロギラーメンとの格闘を終えてホッとしていたある日、「日本初の昆虫食にまつわるフェスが開催されるけど興味あるでしょ?」と、編集部から一方的かつ事務的な次のミッションメールが・・・。

なんでも、東京駅構内のイベントスペース「スクエア ゼロ」にて、『虫グルメフェスVol.0』と題した、昆虫食のすばらしさを体験できるイベントが開催されるのだとか。コオロギラーメンの経験で一皮むけた筆者は、非常に自尊心をくすぐられる誘い文句にホイホイと喰らいついてしまったのでした。

昆虫料理研究家「内山昭一」さん

なぜか浮足立ってオープン前に会場に到着した筆者。まずはオープニングセレモニーが行われる予定と聞き、椅子が並べられたセレモニー会場の最前列を確保!

セレモニーに登壇したのは、昆虫食第一人者・昆虫料理研究家「内山昭一」さんでした。「昆虫を食べたことない人?」の問いにも経験済みの筆者は余裕の笑み。とはいえ、知らなかったような昆虫食の魅力や歴史・サスティナブルな理由などをわかりやすく講演してくれる姿に、うっかり「・・・神」と唸らされたのも事実です。

5種類のお店で品(虫)定めスタート!

内山さんのお話を聞くうちにすっかりお腹が空いてしまった筆者。公演終了と同時に出店エリアに直行です。全国的にも有名・レジェンドな昆虫食にまつわる5店舗が出店していて、各ブースで昆虫フードの即売会が行われていました。

こちらは、「はまる食品」のブースで販売されていたオオスズメバチのドライフーズ。砕いたポテトチップの上にデーンと横たわっています。

5cmほどありそうな巨体に笑顔がひきつる筆者。とはいえ、店員さん(小学生くらいの男の子)の無垢な瞳を裏切るわけにはいきません。「目をつぶれば大丈夫!」の励ましに、「うん、そうだね」と半ばヤケクソで口の中へ・・・。

ここで昆虫食を重ねているうちに気が付いたことがひとつ。あれだけ抵抗感があった昆虫も、口に入れた途端になぜか平気になる不思議。バリバリッという音を立てながら噛み砕いたスズメバチはスナック菓子と変わりありません。豆やナッツみたいな風味でおつまみにいいかも。なんて思えるようになった自分がちょっと誇りです。

次に出会ったのは、かなり上級者向けと思われるサゴワーム。ぱんぱんに詰まったジューシーな内容物がもう・・・。これにはかなりの間、お店の前で固まってしまいましたが、隣にいたおじさんがムシャムシャ食べたのをきっかけに、筆者も口へ! パリッとした薄い皮とそれに包まれたクリーミーな中身。醤油とバターが絡んでいて想像とは違っておいしいかも。

初めての昆虫と対峙したときは、頭をカラにするのがコツだということも悟りました。結局、店員ボーイに勧められるまま4匹も完食。

次に向かったお店は「TAKEO」さん。いろいろ物色していたら「試食しませんか?」と、小さなコオロギをいただきました。何のためらいもなく口に放り込む自分に成長を感じるひととき・・・。

またもや隣合わせになったさっきのおじさんも、「サゴワーム食べたあとだとなんでも大丈夫になっちゃうよね」とひと言。謎の一体感&仲間意識。これも昆虫食の醍醐味の一つかもしれません。

ここの店員さんも根っからの昆虫食ラバー。とはいえ、販売されていたタガメサイダーをしげしげと見つめながら「近い未来には昆虫食が常識になるかもしれませんね」と投げかけてみると、「それはそれでちょっと嫌かも」とのお答えも。

マイナーな推しバンドに売れて欲しいけど、みんなのものにはなって欲しくない。そんな乙女心も噛みしめつつこの日は会場を後にしました。

お土産は「スーパーワーム レモン風味」

昆虫食家として頂に登りつめよう(?)としている筆者。もちろん、虫グルメフェスでお土産を買うことも忘れていませんでした。そのなかのひとつが、こちらの虫キャンディー。浅草のアメ職人さんが一つひとつ丁寧に作ったという綺麗に透き通ったレモン色が特徴です。

「私の前で絶対に食べないで!」と、コオロギラーメンを前に叫んだ娘にも今回もちゃんと披露。「嫌って言ったのに何で見せるの?」「見たいかなーって」「まぁ・・・見たいかも」そんなやりとりも楽しみながら開封してみます。

うん、入っていますね。「琥珀みたいで素敵なルックス!」と、昆虫フードとの垣根がなくなりつつある自分にも驚きです。ほんのりレモン味ですごくおいしいアメ部分と、いつワームが出てくるかわからないドキドキ感のハーモニーをしばし楽しみます。

しばらく舐め進めると、水中から顔を出したかのようなワームがコンニチハ。思い切って端っこをかじってみると、アメの風味とはあまりマッチしない風味の濃い小魚感。ちょっと独特な味でした。

次は、アメと一緒に口の中に入れたらどうかな? と、アメごとワイルドにバリバリ。でもやっぱりワームとはマッチしていないかも?

断面、じっくり観察するとやっぱりグロいですね。とはいえ、なんだかんだ言いながらもアメ部分がとても好みの味だったのでそれほど苦なく完食できました。

昆虫食チャレンジ2回目にして一気に経験値を高めた筆者、次はどんな昆虫フードに出会うのでしょうか? 昆虫食に興味がある人も、やっぱり叙々苑が一番な人も、次回のルポをぜひお楽しみに!

>>>コオロギラーメンはエビ風味だった

>>>タガメサイダー&虫ふりかけで実験開始

>>>米とサーカスで張り込み調査

>>>イナゴの佃煮で原点回帰!?

>>>コオロギコーヒーでマダム気分

>>>昆虫自動販売機・張り込み調査リベンジ編

>>>憧れ店「TAKEO」に行ってみた

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Mayumi.W/ライター

夫一人、子ども一人、犬一匹と一緒に暮らしています。いつでも楽しいことを模索中。ストレスは歌って発散。大体いつも歌ってます。

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