POSTED BY Mayumi.W掲載日 DEC 14TH, 2020

「米とサーカス&昆虫自販機」で張り込み調査【初めて昆虫食 笑劇実食ルポ】

手に持ったタガメ

最近何かと話題の昆虫食。栄養価も高く、飼育に手間もかからず地球にも優しいサスティナブルなスーパーフードとして注目を集めています。そこで、自称体当たりルポライターの筆者(千葉県出身・昆虫食はイナゴ/コオロギ/ハチ/ワーム/カイコにパワーアップ)が、気になる昆虫フードを試してみるシリーズ企画をスタート!4回目は、街に出て昆虫自動販売機に密着捜査。のはずが、なぜか昆虫飲み会に?

目次

夕方の昆虫自動販売機前にて

昆虫自販機

コオロギラーメンのお取り寄せ虫グルメフェスへの参加などを経験して、すっかり昆虫食家としてのベテラン感を漂わせるようになった筆者。今回、さらなる修行の場として足を運んだのは、都内にある昆虫食オンリーの自動販売機です。

現場は高田馬場駅すぐの怪しい路地裏。ひっそりと佇む居酒屋「米とサーカス」の店頭に、噂の自動販売機『MOG BUG(モグバグ)』を発見しました。

昆虫自販機アップ

ポップな商品パッケージが並ぶカラフルな自動販売機。楽しい雰囲気がビシバシ伝わってきていますが、安心してください。コレ全部、昆虫です。

ということで、今回はこの自動販売機前で張り込んで、「どんな人が何を買っていくのか」を調査したいと思います!

昆虫食メリットポスター

よーく見ると、昆虫食のメリットがびっしり記されたポップが。「見た目より実は美味しいんです!」のキャッチフレーズに深く頷く自分が少し怖いかも。

折りたたみ椅子

さっそく、少し離れた場所で張り込み開始! 「目立たない場所だけど、本当に人が来るのか?」と少し不安になりつつ、愛用の折り畳み椅子を広げることに。

捜査開始から約20分、ひとりの青年が販売機の前で足を止めました。「いよいよその時がきた」と、手に汗を握る瞬間! ・・・が、お店の営業内容を確認しにきただけのようで、ランチ営業をやっていないことを知って残念そうに帰っていきました。

ちなみに、彼はまだ昆虫食の経験がないそうです。その後も2人の男性が販売機の前で足を止めましたが、説明を読んで去って行きました。

張り込み夜の部に突入

張り込み開始から3時間が経過しましたが、収穫はまったくなし。辺りはすっかり暗くなってきて、張り込みの定番・パン&牛乳(もとい昆虫)が恋しくなってきた丁度そのとき・・・。

明かりのついた店舗

ついにお店(米とサーカス)がオープン! せっかくなので、自販機が見える屋外席を陣取ってお酒を飲みながら張り込みを続けることに。

同店は、鹿や熊、猪などのジビエ料理の他に、ワニや昆虫も出しているなんでもありの居酒屋さんです。店員さんに自販機について聞いてみると、お店で飲んだ後、罰ゲームで買ったり、嫌な上司へのお土産に買っていく人も多いとのこと。なるほど〜。そういう使い方ね。

売れ筋は、チョコレートでコーティングされているチョコレートスーパーワームだそう。自販機をあらためて見てみると、確かにチョコレートスーパーワームは売り切れになっていました。

虫を漬け込んだお酒

と、お酒が進むうちに自動販売機の事はどうでもよくなってしまった筆者。店内をあらためて観察すると、いろんな昆虫が漬け込まれたお酒を発見。中央の瓶はなんとゴキブリ。

筆者は蜂入りのレモンサワーをオーダー。普通のお店だったらクレームものですが、ここならこれがスタンダード。

タガメはやっぱりラ・フランスの香り

蜂の子と木の子のバター炒め

ついでに酒の肴(昆虫)に、蜂の子木の子のバター炒めもオーダー。あれ?想像よりも大量の蜂、しかも成長度合いがいろいろ。ヤバイ、さすがにこれはハードルが高すぎるかも。そこで、卓上のブツと筆者の苦笑いを興味深そうに見ていた隣の女子2人にヘルプ!

聞けば、A子さん(20歳)とB子さん(21歳)のZ世代コンビ。この世代の間では、SNSで映えるという理由で昆虫食が大流行なのだとか。

蜂の子

誰がどれを食べるか3人でジャンケン! 負けたA子さんが一番大きい蜂の子を摘みます。3人でキャッキャッとひとしきり盛り上がったのち、いよいよ口へ。「あ、おいしい。クリーミー」と一言。隣で様子を見ていたおじさんたちにもお裾分けしてあげました。「成虫の羽根の食感が一番キモい」ということで全員一致。

もしかしたら、こんなやりとりこそが昆虫食の醍醐味でもあるのでは? これまでの筆者の孤独な戦いが思い返されます。

昆虫6種盛り

そうこうしているうちに、A子さん・B子さんのテーブルにも「6種の昆虫食べ比べセット」が到着! 店員さんによるメンバー(昆虫)紹介を複雑な気持ちで受け止めつつ、さっそく実食タイムに。

パリパリのスナックみたいなものや佃煮みたいなものは3人とも難なくクリア。店員さんによると、「ある程度のところで飲み込んでしまう」のが昆虫食のコツだとか。

羽を開いたタガメ

この中で一番難易度が高かったのはタガメ。羽を開いてハサミで解体して中身をほじくって食べるのだそう。

タガメを捌いているところ

A子さんとB子さんは事前に動画で予習済み。初めてとは思えない手つきで鮮やかに捌いてくれます。

タガメの中身

中身はこんな感じ。タガメサイダーそのままのラ・フランスの香り! でも、味はしょっぱい。なんとも複雑です。

ダイオウグソクムシもあるんです

ダイオウグソクムシ

さらに彼女たちは、こんなものもオーダーしていました。15cm近くはある深海の帝王「ダイオウグソクムシ」。マジですか・・・。

ダイオウグソクムシ断面

ハサミで3等分して「虫乾杯〜」の掛け声でいただきます。殻が硬い中身のないエビみたいでした。

ここで筆者、無念のタイムアップ。結局、この間も自販機で虫を購入した人はゼロ。2人に感謝を告げ帰路につきました。

今回は、図らずとも昆虫食で生まれる絆を体験した筆者なのでした。吊り橋効果も大なので、もしかしたら婚活とかにもいいのでは?とも。さて、次はどんな昆虫食に出会えるのか?お楽しみに!

■米とサーカス 高田馬場本店
東京都新宿区高田馬場2-19-8
緊急事態宣言に伴う東京都からの営業時間短縮要請を受け、1月8日(金)~2月7日(日)の期間営業時間が変更されています。
〈ランチタイム〉12:00~15:00 ※火曜ランチ定休
〈ディナータイム〉15:00~20:00
〈テイクアウト&デリバリー〉12:00~19:00
※最新情報は公式サイトにてご確認ください

>>>コオロギラーメンはエビ風味だった

>>>ウワサのフェスでハチ&ワームを喰らう!

>>>タガメサイダー&虫ふりかけで実験開始

>>>イナゴの佃煮で原点回帰!?

>>>コオロギコーヒーでマダム気分

>>>昆虫自動販売機・張り込み調査リベンジ編

>>>憧れ店「TAKEO」に行ってみた

[All photos by Mayumi.W]

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Mayumi.W/ライター

夫一人、子ども一人、犬一匹と一緒に暮らしています。いつでも楽しいことを模索中。ストレスは歌って発散。大体いつも歌ってます。

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