POSTED BY Mayumi.W掲載日 JAN 12TH, 2021

「昆虫食のTAKEO」憧れの実店舗で新発見も!?【初めて昆虫食笑劇実食ルポ】

最近何かと話題の昆虫食。栄養価も高く、飼育に手間もかからず地球にも優しいサスティナブルなスーパーフードとして注目を集めています。そこで、自称体当たりルポライターの筆者（千葉県出身・昆虫食はイナゴ／コオロギ／ハチ／ワーム／カイコ／タガメ／ダイオウグソクムシ／トノサマバッタにパワーアップ）が、気になる昆虫フードを試してみるシリーズ企画をスタート！今回は昆虫食を求めて浅草エリアへ。昆虫自動販売機の調査のつもりが・・・憧れの専門店「TAKEO」への潜入ルポに!?
※本稿は、2021年1月7日（木）日中に取材した内容をもとにしています

昆虫自動販売機を求めて東京・浅草に

米とサーカスの自動販売機張り込みの際、浅草にも昆虫自動販売機があるとの情報を入手した筆者。前回は秋葉原の昆虫自動販売機を調査しましたが、昆虫食家たるもの、「やはり浅草も行くしかないでしょ」ということで（虫の知らせがあったかどうかは別として）、ひとまず急行してみることにしました。

浅草に到着した筆者。キャップをかぶったもぐらのちか男くんに誘われ階段を降りていきます。

ちか男くんはあんなに親しみやすいキャラクターなのに、階段を降りた先はなんともディープな世界。それもそのはず、ここは日本最古の地下街「浅草地下街」です。新型コロナウイルス感染症の影響もあってか、シャッターが閉まったままの店も多く、まるで荒廃した世界のよう・・・。

これはこれで昆虫食にはお似合いかも？と思いつつ徘徊してみましたが、行けども行けどもお目当ての自動販売機が見つかりません。嫌な予感を抱きながら、営業しているお店のおじいさんに聞き込み調査。「あ〜、アレなくなっちゃったよ。日本にはまだ早かったよね」と。その達観ぶりに謎の敗北感を感じつつ、地下街を後にしました。

そうだTAKEO、行こう。

後ろ髪をひかれつつも昆虫自動販売機の捜索を断念した筆者。でも、転んでもタダでは起きません。この近くに昆虫食家の間で有名な、あの「TAKEO」があるじゃない！　JR東海のCMなら京都に向かうことになるのですが、ここは昆虫食家の端くれ。すぐさま銀座線で浅草から2駅先の稲荷町を目指しました。

稲荷町駅から5分ほど歩くと、憧れのTAKEOを発見しました。思っていたよりもこじんまりとしていて、うっかりしていると見落としてしまいそうな店構えです。

昆虫食を追いだして1カ月と少し。ここまで来られるようになるとは、なんとも感慨深いものです。なんて考えながら踏み入れると、想像を裏切るなんとも明るくおしゃれな店内。え!?ここって雑貨か何かのセレクトショップですか？

でも、棚を見るとタガメサイダーや虫ふりかけなど、馴染みの深い商品が並んでいるじゃありませんか！　そう、ここは、筆者も取材に行った「虫グルメフェスVol.0」にも出展していたお店。ということで、取材時にお話ししたお姉さんと感動の再会を果たしました（お姉さんは覚えてくれていなかったけど）。

お姉さんにすすめられるまま、ソース味の二本松コオロギや、コオロギが練り込まれパスタスナックを試食。「コオロギって食べやすいですよね〜」などと、すっかり玄人気取りのコメントをのたまう筆者（この二つは本当においしいです）。

新しい出会いが待つ愛好家向けのお店

昆虫談義に花を咲かせつつ、お姉さんが見せてくれたのは焼酎に漬けたタガメ。香りのよいタガメでお酒を作ったらどうなるのか実験しているとのこと。それと並行してタガメと同じ香りのするラフランスのお酒も漬けて、できあがったら飲み比べる予定だそう。おいしかったらお店で出すかも、とも。なんて楽しそうな計画。めちゃくちゃ結果が気になります！　コロナ禍が落ち着いたら絶対に飲みに来ようと心に誓った筆者なのでした。