POSTED BY ノーヴィス編集部掲載日 JUN 27TH, 2021

ワークマン「ポケットストーブ」をキャンプで検証レビュー【エスビットとの違いも徹底比較】

キャンプや登山などのアウトドアシーンで愛用者が多い「コンパクトストーブ」。メスティンやシェラカップなどでの調理用簡易コンロとして重宝している人も多いのではないでしょうか?携帯しやすく筆者も大定番のエスビット製を愛用している一人です。そんななか、「ワークマン」から2021年春夏製品として、コンパクトストーブが登場したのです。しかも、499円(税込)とワンコインの超お買い得価格。2,000円前後で販売されているエスビット製の約4分の1以下ですが、その実力は一体?ということで、さっそく試してみることにしましたよ。

目次

アウトドアの大定番「ポケットストーブ」とは?

ワークマンのポケットストーブと、エスビットのポケットストーブ スタンダード

主に固形燃料を使う、折り畳み式の簡易型コンロです。メスティンやシェラカップなどでお湯を沸かしたり簡単な調理したりする際に大活躍。軽量・手のひらサイズなので、荷物を極力減らしたいソロキャンプや登山などで愛用する人も多い、大定番アイテムです。

ドイツメーカー「エスビット社」のものが有名ですが、最近では他のアウトドアメーカーをはじめ100均一ショップなどからもリリースされるようになってきましたよね。

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ワークマンとエスビットを比べてみる

左:ワークマン 右:エスビット(スタンダード)

ということで、ワークマンで購入してきた「ポケットストーブ」がこちら(右はエスビットのスタンダード)。大人気アイテムなので各店で売り切れ続出ですが、足しげく店舗に通ううちに運よくゲットできたシロモノです。

パッケージサイズも右のエスビット製とほとんど同じですね。499円(税込)の低プライスが神々しくも見えてしまいました。

上:ワークマン 下:エスビット(スタンダード)

パッケージの側面はこんな感じ。「使用する物のサイズに応じて二段階調節可能」と、使用シーンがイメージしやすい説明書きが記されています。エスビットの方はというと、ドイツブランドらしく、海外各国の言語でスペックなどが記されていますね。

上:ワークマン 下:エスビット(スタンダード)

開封するとこんな感じ。ワークマンの方は傷防止のためか青色のフィルムが貼られているのが特徴ですね。剥がすのがちょっと面倒ではありますが、傷が付くよりはいいのかも!

上:ワークマン 下:エスビット(スタンダード)

はい。パッケージから完全に取り出した状態がこちら。

あ! ワークマンの方には取扱説明書が付属していますね。もちろん日本語。ポケットストーブを初めて使う人にはこれはうれしいかも~。

使用方法&デザインはほぼ同じ

左:エスビット(スタンダード) 右:ワークマン

ということで、まずはデザインを比べてみましょう。

表面のイラストを含めて基本的なデザインはほぼ同じ。どちらも、両サイドに蓋を起して内部に固形燃料を置く使用方法も同じで、乗せる物のサイズに合わせて蓋の開度を90度(12~20cmの物に対応)と、45度(8~12cmの物に対応)の2種類の角度で固定できるのも同一です。

2つとも亜鉛めっき鋼が使用されていますが、色合いの違いで判別できるかもしれませんね。

45度オープンにして使用するとこんな感じ

上:ワークマン 下:エスビット(スタンダード)

こちらは裏面。どちらも同じ形状・数のスリットが入れられています。これは空気を取り入れるための穴で、高い燃焼効率を確保するためのもの。

上:ワークマン 下:エスビット(スタンダード)

大きな違いといえるのがこちら。蓋のヒンジ部分に使用されているリベットの形状と色が違いますね。とはいえ、開け閉めなどの手ごたえなどに違いは感じられません。唯一、ワークマンの方は45度オープン時に少しガタつきがあるかな?程度。

というか、エスビットの方は未使用にもかかわらず傷らしきものが目立っていますね・・・。

サイズや重量を比べてみた

左:ワークマン 右:エスビット(スタンダード)

デザインや使用感がほぼ同じことが分かったので、次はサイズや重量を調べてみましょう。

パッケージに記載されているサイズは次の通り。

【ワークマン(収納時)】

  • 97mm幅
  • 20mm高さ
  • 75mm奥行

【エスビット(収納時)】

  • 98mm幅
  • 23mm高さ
  • 77mm奥行

最も差があるのが高さ。とはいえ写真のように並べてみないと気が付かないレベルですよね。幅や奥行は厚みの違い以上に差を感じられません。

毎度おなじみのキッチンから拝借スケールにのせてみましょう。

【ワークマン(写真)】

  • 102g

【エスビット】

  • 89g

10gほどの差があるので、装備の軽量化を徹底するウルトラライトなハイカーなどには大きな差に違いになるかも? とはいえ、オートキャンプがメインの筆者としてはまったく気にならないところです。

火の立ち方に違いがある?

最後に、実際に固形燃料に火をつけた際に違いが現れるのか比べてみましょう。

上:ワークマン 下:エスビット

そういえば、これが一番の違いかも。エスビットには専用の固形燃料が同梱されていますが、ワークマンにはそれはなし。とはいえ、499円(税込)なので、そんな贅沢は言っていられないところかもですよね。エスビットの固形燃料って結構ニオイがきついし。

上:ワークマン 下:エスビット

ということで、今回はどちらにも旅館の夕食でもおなじみの、汎用タイプの丸形固形燃料をセットしてみることにしました。火をつけてみると・・・?

この通り炎の立ち方はほぼ同じ。同条件でメスティンを使って水を加熱してみましたが、ほぼ同じタイミングで沸騰しましたよ。ワークマンの499円(税込)コンパクトストーブすごい!

定番品とほぼ同じポテンシャル!

今回は、ワークマンのポケットストーブを詳しく検証してみました。固形燃料が付属していないところが少し気になりましたが、499円(税込)という超リーズナブルな価格を鑑みるとぜんぜんアリ。汎用の燃料と一緒に2合炊きメスティンに余裕で収まるサイズなので、気になりませんよね。コンパクトストーブの入門用としては抜群のコストパフォーマンス!

また、45度オープン時のガタつきも使用には支障がありませんでした。個体差もあるかもしれないので、手に入れた際にはチェックしてみてくださいね~。

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