POSTED BY オオモト ユウ掲載日 FEB 19TH, 2022

入門用のセット竿で楽しむアイナメ狙いのブラクリ【魚別釣り方指南vol.2】

携行性に優れた竿と糸付きのリールがセットになり、主に釣り未経験者の入門用として販売されているコンパクトロッドセット。以前にその特徴やセッティング方法などを解説したが、今回は寒い時期に堤防周りで釣れるアイナメの釣り方を紹介していこう。ハリに掛かると激しく暴れるため、一度その引きを味わうと誰もがやみつきに。シンプルな仕掛けで誰でも簡単に楽しめ、それでいて奥が深い「ブラクリ」釣法は入門者にぴったりだ。

目次

>>>初心者におすすめ「簡単&コスパ高」な道具はこれ!【釣り入門講座vol.1】
>>>「コンパクトロッドセット」の特徴&機能を知ろう!【釣り入門講座vol.2】
>>>「コンパクトロッドセット」使用法と基本の結び「チチワ」【釣り入門講座vol.3】
>>>正しい「竿の持ち方」とトラブルを防ぐ「道具の扱い方」【釣り入門講座vol.4】

釣りに行く前に覚えておきたいアイナメの基本情報

細長い魚体の大半に茶斑が散りばめられ、つぶらな瞳も特徴的なアイナメ。その魚体と縄張りを持つ習性がアユに似ていることから「鮎並」と呼ばれたという説や、その滑らかな体表の様子から「鮎滑」とされた説など、名前の由来には諸説ある。

 北海道から九州までほぼ日本全国に生息するものの、暖流の影響が強い地域では少ない傾向にあり、魚影の濃さは東北や北海道が突出している。関東以南では産卵期を迎えて浅場に寄る秋〜翌春が釣期。東北以北では一年中釣れる。

 環虫類や甲殻類、小型魚類などを補食する雑食性で、最大50cm以上にまで育ち、大型は「ビール瓶」などと呼ばれることも。

アイナメを釣るならこんな場所!

アイナメは岩礁や海藻帯を住処とする「根魚(ねざかな)」の典型例。普段は物陰に身を潜め、エサを取る時や縄張りにほかの魚が入ってきた際に泳ぎ出る。専門に狙う人は磯場や岩礁帯から竿を出すが、堤防周りにもアイナメが好むポイントは多い。

堤防周りには基礎を築く際に大小の石やブロックが沈められており、その周りはアイナメにとって格好のねぐらとなる。また、海藻が茂っている場所も狙い目。仕掛けが引っかかってしまうリスクはあるものの、着いている魚も多い。

意外と見落としがちなのが堤防際。水面近くにはカキやイガイなどが付着して庇状になっている場所があり、その周囲にはアイナメ以外にも多くの魚が着いている。その周りでエサを躍らせれば、何かしらがアタックしてくるだろう。

また、堤防や岸壁がスリット状に抜けていたり、穴が空いていたりするようならその周囲も見逃せない。

これを揃えればあとは釣るだけ!必要な道具や仕掛け・エサ

竿とリールは「コンパクトロッドセット」でOK。リールに巻く道糸はナイロンの2.5〜4号であればそのまま使って問題ない。

仕掛けは「ブラクリ」と呼ばれる専用品を使用。これはオモリと糸付きのハリが一体化した伝統的なもので、障害物周りに潜む魚を狙う際に広く使われる。オモリの形状は商品によって異なるが、初めのうちは形状の違いを気にする必要はない。オモリの重さにも種類があるが、まずは3〜6号(およそ10〜18g)のなかからいくつか選べばOK。軽いオモリのほうが海中でゆっくりと沈んで魚にアピールできるが、初めのうちはやや重いものを使うほうが海底の様子が把握しやすいのでおすすめだ。

エサは入手しやすいアオイソメを使う。価格は1パック(50g程度)で500〜700円。太いものなら1匹を3分の1程度の長さにカットしたものを、細いものなら3〜4匹を同様に適宜カットしてハリに刺す。アイナメの大好物とされるイワイソメ(アカイソメ)という特エサもあるが、アオイソメの2〜3倍と高値なので入門者にはおすすめしない。

 ルアーでも釣れる魚なので、生きたイソメを模した人工エサを使ってもよい。

ほかに必要な装備としては玉網を挙げたい。障害物周りを探っていくと糸が傷つくことが多く、無理に魚を抜き上げようとするとプツンと切れてしまう恐れがあるからだ。20cm程度の小型なら問題はないが、30cmを超えるようなサイズは安全第一で取り込もう。

釣り方の一連と覚えておきたいこの釣りの注意点

初心者にとって最も簡単なのは、足下の堤壁ギリギリに仕掛けを落とす作戦。多くの人が攻めている激戦区だが、意外に穴場になっていることも多いからだ。まずは仕掛けを底まで落としていくのだが、その際に一気にドスン!と落とさず、何度か止めては待つのを繰り返しながら段階的に落としてみよう。底まで着いたらいったん余分な道糸を巻き取り、水面方向に下げた竿先を持ち上げるようにして仕掛けを引き上げる。頭上で竿先を一度止め、また落とし込む。これを繰り返しながら左右に探り歩く。

 魚がエサに食いつくと「ガガガッ!」「グングン!」という手応えが伝わるので、竿をあおって巻き上げる。躊躇していると岩陰や海藻帯に逃げ込まれるので、一気に水面まで浮かせてしまおう。

 ブラクリを投げて狙う際も釣り方は同じ。仕掛けを長く止めると根掛かりする可能性が高まるので、30秒程度を目安に仕掛けを動かそう。

堤防周りには船を係留するロープや漁具、また海中には漁業関係者がエサや魚を生かしている場合がある。そういった場所は仕掛けが引っかかる可能性が高いのでなるべく避けること。ロープに刺さったハリを放置した結果、漁業関係者がケガをして釣り禁止となった例は多いので注意したい。

オオモトユウ
編集者/ライター/フォトグラファー

スポーツウエアメーカー勤務、雑誌編集などを経てフリーライターに。好きなことを仕事に選び続けた結果、周囲からは「ラクをして生きている」と思われているのが悩み。四国、北海道については愛車で単独周遊済みなので、九州に照準を定めている。旅先での酒場巡りとノルウェー旅行の再開に思いを募らせる日々。

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